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梅雨入~6月第4週まとめ

孫のように可愛くてしかたがない吾が子も、いよいよ18歳、成人。嬉しいよりも、思いがず2年早く大人になってしまって、寂しくて仕様がない母です。

【日曜句会】

①父の日やひとり昼酒呑む至福

②父真似て星のラベルのビール呑み

父の日。なぜお酒の句ばかり詠んでしまったのか・・・。

0616 紫陽花やロードレースの風に揺れ

富里市のスイカロードレースの応援に行って来ました。暑かった・・・。

0617 今日だけは片白草の白となり

片白草ことハンゲショウのことを詠みたくて詠んだだけの句。あの白には驚かされます。

0618 さくらんぼ五百粒ほど腹に入れ

この句を作りながら、『風の谷のナウシカ』でペジテのアスベルがチコの実を食べて、「味はともかく、長靴いっぱい食べたいね」と顔をしかめる場面ばかり思い出していました。

この日は堀田季何先生のカルチャー教室だったのですが、

風薫る五十路を叱る師のありて

という句を出したら、「俳句の世界では、五十代はまだまだ若手。先生に叱られるのはふつうのこと」と言われて、びっくりしつつも、嗚呼、そうか、と納得。

0619 再会の後はゆつくり走馬灯

走馬灯は好きな季語です。

0620 鴉の子親より上手き羽繕ひ

吾が子、可愛いすぎ、と思ってしまう親馬鹿なので、たびたび「七つの子」の歌詞を思い出してしまいます。

0621 もう一献あと一献と暮れて夏至

夏至のこの日、関東もようやく梅雨入りしたようです。ここから大嫌いな夏が始まるかと思うと、本当にげんなりしてしまうのですが、嫌いな季節も句に詠めば、なんだか楽しく過ごせてしまうから不思議です。

0622 薄荷刈けふ成人となりし子と

「けふ」ではないのですが、大人になったとは言え、子どもは子ども。まだまだ一緒にいろいろな経験、体験をしていきたいと思っています。

この日は結社の吟行句会で、松戸の戸定歴史公園へ。なんだか久しぶりに主宰と句友に逢ったり、はじめましての若い才能に目を見張ったり、古き良き(贅沢な)建物でゆったりと句を作ったり、とても満ち足りた時間を過ごしました。吟行苦手なのですが、なんとか主宰の入選1句をいただき、ほっとしました。