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詠む読む~4月第5週&5月第1週&第2週まとめ

自他共に認めるワーカホリック、止まったら死んじゃう病の人なので、どこにも行かないゴールデンウィークもどこかに行かずにはいられず、バタバタ、バタバタ・・・。
そんな訳で、X(旧Twitter)への投稿もできたりできなかったりで、こちらのまとめもサボっていました。記憶にあるところだけ、コメント入れていきたいと思います。

0428 空青し薔薇一輪の抜きん出て

0429 原色を連ね躑躅の見頃かな

つつじ祭りの神代植物公園へ行き、友人たちと気の置けない飲み会をしてきました。

0430 金蘭や森の暗きを際立たせ

前日に神代植物公園で見た金蘭。希少植物ですが、あるところにはわんさか咲いているものです。

0501 野も吾も豊かにしたる春の雨

0502 暮の春少女マンガの恋に泣く

0503 雉鳩や暮ゆく春を鳴き交わし

句友と我孫子散策をしてきましたが、それとは関係なく、平和憲法のことを思って詠んだ句です。

0504 葦若葉水面の光揺らめきぬ

立夏。前日目にした手賀沼の景。連休中、唯一の出勤日でした。

0505 背伸びして頭撫でるやこどもの日

0506 更衣すれば明日着るものもなく

最近、断捨離にハマっています。

0507 憧れを秘めて咲きたる忍冬

忍冬の花が好きです。

0508 月無き夜肩寄せ合うて巣立鳥

毎月5日締切の結社のメール句会、5月の兼題は「巣立鳥」でした。兼題は苦手なので、投句の前後にそのお題のことをたくさん考えてしまいます。

翌日は何も詠まなかった模様・・・。

0510 ユニクロがユニクロとなる更衣

0511 王様のロバの耳らし忍冬

久しぶりに前の職場をはしごしてきました。いろいろ勉強になったり、懐かしい顔を見られて楽しく過ごしたはずなのですが・・・なぜか、この句は吾ながらへんてこ。どうしてこんな句を詠んだのか、全く思い出せません・・・。

0512 孑孑や小さき大仏樹下にをり

結社の吟行句会で、鎌倉へ行って来ました。高浜虚子先生と立子先生の父子の眠る寿福寺へ。前回訪ねた時には、なぜだかどうしても見つけられなかった森田愛子さんのお墓にも手を合わせることができました。
吟行は(? も? 笑)苦手で、安定的に主宰の選外。信頼の置ける大先輩が特選に1句、やはり信頼の置ける句友が並選に1句取ってくれたので、参加して良かったなあと思える会になりました。

蜜豆や甘さ控へぬ古都の店

Sさん特選。

覗き見し天女の衣虎耳草

Yさん並選。

【母の日句会】

①部活終へ鬼の居ぬ間に髪洗ふ

②母の日やカーネーシヨン折る二揃へ

1週サボった「日曜句会」は、記念日開催で「母の日句会」でした。

0513 蜜豆の豆だけ残る底暗し

0514 産み付けた後は素知らぬ落し文

前の週末に、前の職場で久しぶりに落し文を見ました。

この日は、堀田季何先生のカルチャー教室でした。お題が「~けり」だったので、

樟若葉空は真青になりにけり

なんて句を出してしまいましたが、

蜜豆の豆には沁みぬ甘さかな

に最高点をいただき、感無量。今年は、全く好きではない蜜豆の句を、なぜだか山ほど詠んでいます。好きじゃないので、食べることもせずに詠んでいるので、ある意味妄想俳句と呼べるかもしれませんね。

0515 パーマ屋の外は卯の花腐しかな

「パーマ屋」は死語かなと思いつつ・・・。

0516 青挿やダム湖の底は父の里

謎のお菓子「青挿」、誰か再現してくれないかな(て、自分? で?)。

0517 半月の落ちてきさうやビルの街

0518 カルミアや乙女ら開く白日傘

輪っかのドレスのような小花の群れ咲くカルミアが好きです。「石楠花」は季語ですが、「カルミア(アメリカシャクナゲ)」は傍題でもないようで、残念。