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残暑〜8月第3週&第4週&第5週

働いたり、休んだり、サボったり、また動き回ったり・・・Xへの投稿をまとめられない8月後半でした。

0811 天高し雲隠する岩手山

義父の法事で、1日だけの帰省。彼岸にいる尊敬する方が60代で登攣したという岩手山、わたしも死ぬまでに登りたいものです。

【振休句会】

①杖として祖父の腕取る墓参かな

杖はわたしのつもりでしたが、祖父を杖として酷使しているようにも読めてしまいますね。反省。

②絵燈籠墨一色の花野あり

花野玖なので、季語「花野」の句を、いつか立派に詠めるようになりたいと思っています。

0812 盆花やがさつと古紙に包まれて

0813 夜食買ふ列に句材のあれこれと

0814 還暦の孫を撫でたる生身魂

0815 人伝に聞く戦争や青瓢

終戦記念日。恒久平和を祈念しています。

0816 初嵐雨戸の家を遠巻きに

0817 未読メール秋の嵐の過ぎし後

【日曜句会】

①黒き手に白き頬寄せ秋に入る

「立秋」ではなくて、「秋に入る」を使いたくて詠んだ句。

②かたかたと寒蟬鳴くや草庵

0818 秋の雲過ぎ去りし日々留めをり

0819 花野には幾多の命暮らしをり

俳句の日なので、「は」「い」「く」の折り句に挑戦。中七は、本当は、「数多の」と詠みたいところでした。

0820 満月の映る眼鏡の中の君

満月。
堀田希何先生のカルチャー教室でした。いろいろと難しくなってきています。今月から正式入会の方が、初心者だというのにとても上手くて、さらに楽しい講座になりました。

0821 トー横を秋の嵐とすれ違ふ

0822 風に乗り沖へ正しき鰯雲

0823 やうやうと不夜城明けて鵙の贄

0824 秋日傘開きてすぐに閉じらるる

【日曜句会】

①ささげ飯うす紫に炊き上がり

②墓参して猫と行き交ふ団子坂

0825 秋遊や上り下りの忙しなく

久しぶりに家族と出かけました。残暑厳しい折でしたが、よく歩きました。

0826鷹鳥を祭るバナナはお菓子ですか

季語「鷹鳥を祭る」を使いたくて。

0827 友として付かず離れず秋の星

宮澤賢治さんの誕生日に因んで。

この日は結社のzoom句会で、前回の反省を踏まえてスマートフォンから参加してみました。顔出しはできたのですが、まだ少し調整が必要そうです。とても楽しい句座なので、次の四半期も参加を続けることにしました。

0828 ペンだこのだんだん馴染む夜長かな

久しぶりに朗読教室に参加できたのですが、勉強不足を痛感。

0829 秋ともし足ぬけできぬ雨宿り

帰ってきた笛地静恵さん(@Ymcx6rhzvjEZgwq)から思いがけない評をいただきました。実は、Xに毎日の句を上げるのを止めようかと思っていたのですが、自分の全く意図せぬところで誰かに伝わることがあるのなら、としばらく投稿を続けてみることにしました。

0830 きりぎりす大人のいない店で呑む

久しぶりに観劇。観劇の後はどうしても一杯やりたくなる、しょうもない大人です。
こちらにも、帰ってきた笛地静恵さん(@Ymcx6rhzvjEZgwq)から評をいただきました。おかげさまで、多くの方に鑑賞いただけたようで、とても嬉しかったです。

0831 対岸に雨雲控へ八月尽

台風10号には翻弄されました。結社の句会は無事に開催され、主宰の希望で急きょ2句座目として席題句会を体験しました。お題は「柘榴」と「とろろ汁」。大苦戦でしたが、とても楽しかったです。