春の心は~4月第2週&第3週まとめ
相変わらず忙しい年度始め。現場大好きっ子なので、ひさしぶりにあちこち伺えて、精神的には安定しているような気がします。
【日曜句会】
①せかせかと生きて百年燕の巣
忙しない燕の動きを見て。
②満天星の花開く緑を白に変へ
満天星躑躅が好きなので、うまく詠めるようになりたいものです。
0407 廃屋の門だけ朽ちず竹の秋
実際に見た景を俳句にするのは、とても、とても難しいです。
0408 亀鳴くやビル群望む箱根山
謎の季語「亀鳴く」を練習中です。
0409 其角忌やだんだら縞の帯締めて
前日が宝井其角さんの命日でした。忠臣蔵ファンなので、このように詠みましたが、だんだら模様とだんだら縞はぜんぜん違うのですよね・・・。
0410 声もなく行き交ふ桜蘂降りて
季語「桜蘂降る」の練習。
0411 夫と子と葎若葉をかき分けて
季語「葎若葉」の練習。
0412 だらしなく咲きて明るしチユーリツプ
チューリップという花があまり好きではないので、その好きではないところに着目してみました。
0413 尾根伝ひ天南星の花青し
テンナンショウとか、マムシグサとか、ウラシマソウとか、大好きです。多摩地区の担当を離れてから、容易に見られなくなってしまったのが残念。
0414 桃の花君と歩幅を合はせつゝ
桃、李、楊梅、花桃、いろいろあって混乱します。
【日曜句会】
①踏青や揃ひのチーフ靡かせて
前日が後藤新平さんの命日でした。
②啄木忌世間知らずを母として
前日が石川啄木さんの命日でした。
0415 夜桜や音立て開けるカツプ酒
季語「夜桜」のイメージと違う感じにしたいなあ、と思って詠んだ習作。カップ酒、けっこう好きです。
0416 春愁おかわり珈琲飲み干せず
数年ぶりに大好きな喫茶店を訪ねることができました。
0417 赤松の梢に迫る鰯雲
実際に見た景を俳句にするのは、とても、とても難しいです(リプライズ)。
0418 寝坊して春の筍取り損ね
前日に某所の駅前に売っていた筍を思い出しつつ。
0419 微笑みて君と行く子に穀雨かな
前日が(から)「穀雨」でした。詠みたい景があったのですが、十七音が短すぎて、うまく詠めませんでした。嗚呼。
0420 亀鳴くや母と似せたる夫の味
週末は夫が甲斐々々しく台所仕事をしてくれています。