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大阪からやってきた新卒社員が令和の二宮金次郎を目指す話

はじめまして!新卒1年目の阪本寛樹です。

生まれてからずっと過ごしてきた大阪を離れ、今年の4月から小田原に移住してHamee株式会社で日々奮闘する毎日です。

Hameeで奮闘する傍ら、小田原の地の利を活かしたライフスタイルの実現を目指して。いや、二宮金次郎を目指して毎日楽しく過ごしています。

そう、小田原の偉人、二宮金次郎です。

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▲写真右が二宮金次郎、左が筆者

世間一般では、薪を背負って本を読む銅像のイメージが強いですが、それは幼い頃の話で、農政家として大成するころには182cmもあったそうです。

報徳仕法』に代表される、社会が抱える課題の解決を数々成し遂げた凄い人なので、功績に興味がある人は調べてみてください。
もし機会があった際は、ぜひ尊徳記念館(@小田原市栢山)に足を運んで、目で見て感じてほしいです。

ここで素朴な疑問を抱いた方がいるかもしれません。
「なんでそんなに二宮金次郎に関して詳しいの?」と。

ここまで二宮金次郎を掘り下げた理由としては、二宮金次郎の思想が、私の信念にドンピシャに当てはまっていたからです。この点に関しては、後ほど少し触れたいと思います。

そんなこんなで、入社して数か月が経ち、振り返りと決意表明の意味を込めてnoteを書いてみようと思います。

このnoteを通じて、大阪から引っ越してきたばかりの慣れない僕が、自分の人生観をありのまま小田原にぶつけてみた結果、

”小田原の魅力を味わい尽くそうとしている”

そんなアグレッシブな様子をお届けできればと思います。

入社前に大きく人生観を揺さぶられた北海道での経験

Hameeに入社を決めて、少し期間が経った昨年の秋ごろに、縁あって2カ月ほど北海道の知床あたりで、住み込み農業をしていました。

畑でごぼうをひたすら掘り続けて選別する毎日でしたが、北海道の広大な土地で体験した農業は、今までの自分の人生観をガラッと変える刺激的な体験でした。

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そんな刺激的な環境で日々過ごしていましたが、来年から社会人。就職先こそ決まったものの、将来どうしようかと不安になっている自分がいました。

ごぼうとにらめっこしながら、自分の将来について考えに考えました……。

自分がやりたいことは、
『自分らしいユニークな人生を歩みたい』
『自然と共にある暮らしをしながら、がっつり働いていきたい』

でも実現イメージが湧かないなと、諦めかけました……が!よくよく考えると「そうでもないかも」と思い始めました。

なぜなら、自分が入社するHameeは海や山のある自然豊かな小田原に本社がある……Hameeなら自分がやりたいことを実現できそう。しかも、二宮金次郎の生まれ故郷で歴史が根付いている。これは小田原の地の利を活かした面白い人生が歩めそう!

一瞬にして、『ユニークな人生が送れる』フラグが立ちました。

「Hameeでがっつり働きながら、小田原を中心に地方の取り組みにも積極的に参加しよう!」そう心に誓い、ワクワクしながらHameeに入社しました。

農を通じて感じた小田原の奥深さ

入社をして早々、小田原の魅力を目の当たりにすることになります。

発端は、小田原ワインプロジェクトへの参加です。Hamee創業者の樋口さんにお願いをし、招待いただきました。
このプロジェクトは、耕作放棄地を切り拓き、苗木を植えてワインを作ろう!という夢のあるプロジェクトです。

そんなプロジェクトのワイン勉強会に初めて参加させていただき、現地に足を踏み入れると……

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小田原の海・山をはじめとする大自然が目の前に広がっていました。

「ポテンシャルしかない……地中海にも負けないロケーションだ」と、小田原の可能性を感じ、ますます心が躍りました。

またこのプロジェクトに賛同して集まる方々は、小田原をより良くするために有志で集まったボランティアで構成されています。

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『3年後の収穫を夢見て、地域一体となって取り組む』そんな姿をみて「なんて素敵な夢のあるプロジェクトなんだ」と心を打たれました。

この体験から、地域の方々に刺激をいただき、「自分でもこだわりを持ってなにか作り出してみたい」と思うようになりました。

そして、パッとひらめきました。
「そうだ、貸し農園を借りて野菜を作ろう。」

そう思い経って、すぐに二宮金次郎の生誕地”栢山”にある貸し農園に電話し、新卒1年目の若造が畑を借りることに成功しました(笑)二宮金次郎を追い求める生活の幕開けです。

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そこで再度、小田原の魅力を目の当たりにすることになります。とにかく小田原の人は暖かくて優しいんです。

大阪からやってきた見ず知らずの若者が「畑を借りたい!」と管理人に熱弁した結果、応援してくれるだけでなく、農作物を作る下準備の全行程を付きっきりで教えてくれました。

その姿は、農業版ライザップといっても過言ではないくらい、苗の買い出しから・土づくりから定植まで全てをご教示いただきました。本当にありがたい限りです。

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また、農園でお会いした人たちは、若者が野菜作りをしていることに物珍しさを感じながらも、「困ったら何でも聞いてや。頑張って野菜作り続けてやあ」といった激励のお声がけをしてくださいます。なんて暖かくて優しい人たちだらけなんだ……。

地域の方々から学ぶ尊徳フィロソフィー

こうして小田原の方々と触れ合う中で、地域の方々から学ぶことが尊徳(金次郎)の教えと多々重なるなぁと感じるようになりました。

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◆至誠 
うそいつわりのない真心のこと。尊徳の生き方すべてをつらぬいている精神。
◆勤労
自分や地域の向上のために自分にできる仕事にはげむこと。 
◆分度
自分の置かれた状況や立場をにふさわしい生活をおくること。
◆推譲
分度によって多々れた力やお金を自分の将来や社会に譲ること。

二宮金次郎のように地域を超えて社会の為になることを成し遂げたい。金次郎を初めて知った時、そんな思いを抱きました。

二宮金次郎が唱える有名な言葉に、「積小為大」(意:小さな事を積み重ねて大きな事を成す)があります。

野菜1つを作るにしても数多くの工程を踏み、毎日水やりや草むしりをしてコツコツ成長と向き合っていかなければなりません。

移住して間もない私は、人生の大先輩である地域の方々からご指導を賜り「積小為大」の精神を学んでいる。この小田原での日常は、そんな貴重な経験ができると感じています。

理想の人生を実現できるHameeという組織

今までプライベートでお会いした小田原の方々の温かみに触れてきましたが、Hameeの先輩方も同様かそれ以上に、我々新卒のために力を貸してくださる暖かい方ばかりです。
また、本人の意思を尊重し後押ししてくれる風土がHameeにはあります。

「Hameeという軸に加えて、小田原の地の利を活かした面白いことをやっていきたいんです!」そんな話を社内で新規事業を成功させている大先輩のふるさと創生事業部マネージャー山川さんにぶつけました。

新卒の思いを汲み取ってくださり、小田原の第一線で活躍されている方々が集う意見交流会や、小田原を盛り上げるためのプランを参加者で議論し合う「ハラコン」などにもお誘いいただきました。

こうした交流会などを通して、小田原在住の様々な経歴を持つ方々とお会いし、日々刺激をいただきまくっています。

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また交流会で繋がったご縁で、田植え作業をお手伝いしたり、小田原地域の課題解決に取り組むプロジェクトにも参加する予定なので、やりたい事ができていてとてもワクワクしています。

大先輩のご支援もあり、入社して間もない新人が小田原の地の利を活かしたユニークな人生を歩み始めています。

ここまでの話をまとめると、総じて、Hamee・小田原は自分にとって、挑戦すればするほど面白くなる最高の環境です。

主体的に自分から何でも挑戦してみたい人にとっては、魅力的な環境だと思います。

今回の話から、地方都市のユニークなライフスタイルや、Hamee・小田原の人の温かさが少しでも伝われば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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