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[解説付]ヨルシカの名曲ランキング12[邦楽史]

  ヨルシカは複数の大ヒットを放っていたボカロPであるロック作曲家n-buna(読みnabuna)と女性ボーカリストのsuis(読みsui)の2人組ロックバンドで、楽曲制作はn-bunaが行なっており、「ただ君に晴れ」の爆発的ヒット以降、数々の楽曲やアルバム「盗作」などを大ヒットさせ、日本のロックミュージシャンのトップの一組となっていて、その歌詞は他の音楽と比べても圧倒的に詩的であるとされる。
 また、バンド演奏に参加しているメンバーにはMY FIRST STORYの元ドラムのドラマー、シンガーソングライターとしてヒットした元ボカロPのベーシスト キタニタツヤ、21世紀の多くの邦楽アーティストの演奏に参加してきたキーボーディスト平畑徹也などがいる。


1位 ただ君に晴れ (2018年5月) 305ポイント


 ビルボードジャパンのチャートでは最高22位程度ではあるが、2019年と2020年の年間ランキングの上位にランクインしたヨルシカ最初の大ヒット曲であると言え、ストリーミング回数は2億回を突破、YoutubeではMVが2.1億回、ニコニコでは本家のみで800万回ほど再生されていて、曲自体は思い出の中の自分と現在の自分の二つの視点から別れた誰かや思い出の夏を非常に詩的な表現を用いて表現したロック楽曲である。

再生:4.3億回以上

2位 だから僕は音楽を辞めた (2019年4月) 250ポイント


 音楽を止めた青年(*エイミー)が旅をしながらある人(*エルマ)に向けて作ったというコンセプトアルバム「だから僕は音楽を辞めた」の表題曲・エンディング曲でシングルではないが、ストリーミング回数は1億回を突破、YoutubeではMVが1.7億回、天月のカバーが500万回、DazbeeのカバーやHoney Worksのカバーが300万回、ニコニコでは400万回以上、全ての合計では3億回以上再生されており、

再生:3億回以上

3位 春泥棒 (2021年1月) 175ポイント


 大成建設のCMソングにも起用された楽曲で、ビルボードジャパンで週間23位、ダウンロードチャートでは7位を記録、ストリーミングが1億回を突破、YoutubeではMVが9200万回、ライブ映像が2100万回、静止画が1100万回など、ニコニコでは400万回以上、さらにダウンロードも10万以上を売り上げており、曲自体は恋を春に例えてその死別を描いたものであると思われる。

購入:10万以上 再生:2.3億回以上

4位 花に亡霊 (2020年4月) 170ポイント


 アニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」の主題歌として制作された楽曲でMVもその映像であり、ビルボードジャパンで週間6位を記録、ストリーミングでは1億回再生を突破し、ダウンロードでは10万以上を売り上げ、YouTubeではMVが1.2億回、その他、百鬼あやめ400万回など多くのカバーが存在し、曲自体は最大のヒット曲 ただ君に晴れと似て夏と別れを文学的に描いたものである。

購入:10万以上 再生:2.4億回以上

5位 夜明けと蛍 (2014年11月) 155ポイント(145p+大人気持続p)


 ヨルシカ結成前のn-bunaによって作られた初音ミク楽曲で、YouTubeでは初音ミクバージョンが2100万回、セルフカバーが3700万回、あれくんのカバーが1300万回と800万回、莉犬、天月700万回、ピアノ400、そらる、柑橘300、Ado200など多数のカバーが存在し、ニコニコではウォルピスカーターのカバーが800万、本家が700万、その他の合計で2000万回以上、Spotifyでは700万、全てを合計すると1.5億回ほど再生されており、曲自体は非常に儚い曲調であるが歌詞は前に踏み出す主人公を描いたようなものと思われる。

再生:1.5億回

6位 ウミユリ海底譚 (2014年2月) 150ポイント(140p+大人気持続p)


 初音ミクを使用したヨルシカ結成前のn -bunaの楽曲で、YouTubeでは本家が2600万回、Eveのカバーが600万回、猫又おかゆのカバーが1600万回、ピアノ400・300、ニコニコでは数少ない1000万回再生動画の一つとなっており、合計では2000万回再生を超え、Spotifyでは1100万回再生程度、合計では1億回近く再生されていて、曲自体は自殺を描いたものであるという解釈が多いがそれに反発するコメントも存在する。

再生:1億回

7位 言って。 (2017年6月) 145ポイント


 ミニアルバム「夏草が邪魔をする」に収録された楽曲の一つでシングル曲ではないが単独でヒットし、ストリーミング回数は5000万回を突破、YoutubeのMVは1.5億回、ニコニコでは600万回ほど再生され、曲自体は非常にポップな曲調にも関わらず既に存在しない誰かを詩的に歌ったもので、タイトルには"逝"と"言"の二つの意味があるとも思われている。

再生:2.1億回以上

8位 ヒッチコック (2018年5月) 110ポイント


 ミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」の収録曲で表題曲でもない収録曲の一つであったが、ストリーミング回数が5000万回再生を突破、YoutubeではMVが8000万回、ニコニコでは500万回ほど再生されるなどヒットとなり、曲自体はポップな曲調と少女の人生相談というストーリーを用いて暗い内容を歌ったものである。

再生:1.4億回以上

9位 雨とカプチーノ (2019年8月) 80ポイント


 前作「だから僕は音楽を辞めた」の主人公(*エイミー)が歌を送った人物(*エルマ)が彼の手紙を受け取るというコンセプトアルバム「エルマ」の収録曲の一つで、シングルではないがストリーミングでは5000万回再生を突破、YoutubeではMVが5700万回、戌亥とこのカバーが400万回などとなっていて、歌詞は思い出が消えてゆく切なさやハッキリしない心情を雨とカプチーノに喩えたものと思われる。

再生:1.2億回以上

10位 藍二乗 (2018年12月) 70ポイント


 音楽をやめた青年を描いたアルバム「だから僕は音楽を辞めた」の発表以前に発表されたそのテーマの楽曲で、ストリーミング回数は5000万回再生を突破、YouTubeではMVが4200万回、静止画が600万回などとなっており、タイトルは虚数の“i“の二乗=-1とかかっていて、歌詞は音楽を止める青年の葛藤を描いたものである。

再生:1億回以上

11位 思想犯 (2020年6月) 70ポイント


 アルバム「盗作」の先行発売作品で、ストリーミングが5000万回再生を突破、YouTubeではMVが4000万回などとなっており、曲自体は世界で最も著名な小説の一つでディストピアSFのジャンルとなる「1984年」や文学者 尾崎放哉の晩年などを参考に作成された楽曲であると公言されいる。

再生:1億回以上

12位 透明エレジー (2013年2月) 55ポイント(35p+人気持続p)


 n-buna時代の楽曲で、ニコニコでは本家のみで500万回、YouTubeでは1400万回、nameless 300万回など、Spotifyでは500万回以上、合計では3000万回程度再生されている。

再生:3000万回


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