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こどもたちとの日々ぐるり

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子どもの観察が趣味。日々子どもたちに育てられている母の発見や、ときどき反省文。
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2021年1月の記事一覧

4歳娘が主演女優になった日

4歳娘が主演女優になった日

幕が開いた。
娘が、舞台の真ん中に、ひとり胸を張って立っていた。
すこし緊張した表情だったが、音楽に合わせて小さく顔を動かしてカウントをとり、大きく息を吸った。

***

週末は、保育園の「ミュージカルコンサート」だった。
今年度は、遠足も、運動会も、お泊まり学習も無くなって、それでも、唯一先生たちが開催を死守してくれたのが、このイベントだ。

娘は、これが4回目のコンサート。
1歳クラスでは、

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子どもから見た「顔」にご注意!

子どもから見た「顔」にご注意!

Instagramを開いてて、たまに画面を触ってしまい思わず自分の顔が映ることがある。

ババババケモノー!!

と大概のけぞるような顔である。スマホ見てるときの角度をリアルに反映してるわけだが、二重顎だし、口角下がってるし、上から目線だし。なんなら眉間に皺よってるときも。

子どもから見た親の顔小さな子どもは、大抵親の顔を下からみることが多い。

自分の顔って普段鏡で見てる時は「作ってる」ので、

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4歳娘とのしりとり

4歳娘とのしりとり

昨日まで2回にわたり重たい話を書いたので今日はライトに。オチもなく思いつくまま書いてみることにする。

娘はしりとりが得意。電話でおじいちゃん(私の父)としりとりを始め、20分以上。おじいちゃんが降参する。とにかく、レスが早くそして最近は戦略的でもある。

しりとり(娘)

りんご(祖父)

ごちそうさま

ますく

くさいものにはふた

(?それありなの?笑)たぬき

きをつけて

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”カーテンコール”にご注意

”カーテンコール”にご注意

こどもたちが手をつなぐ後ろ姿を見て気づいたことがある。自然な姿勢で楽そうだな〜と。

子どもと手をつなぐと、どうしても、大人の高さになる。歩く道のりずっとカーテンコール状態。

自分のことを棚に上げるが、大急ぎで子どもを引っ張っていく親御さん、大抵そうなってる。片手だけど。

何かっていうと、手をつないでバンザイ、これです↓

(※舞台 メアリーポピンズより拝借)

わたしは自分の身長が高い(約1

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「だってあなたは産んでない」

「だってあなたは産んでない」

育休中、たまに読書会をやっていた。課題図書は色々で、もちろん「子育て」をテーマにした本も読んだ。

「見守り」のススメある時、フリーランスの保育士さん二人が書いた本に

こどもがなにか出来ない!となった時に
すぐに手を出さない
どーんと構えて見守るべし

というくだりがあった。
ここは母たちの中で大きく意見が分かれたポイントだ。

わたしは、うんうんそうだ!と超・賛成派。
一方反対派の意見はこんな

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朝のピクニック

朝のピクニック

息子が2歳半を過ぎ、思い出したことがある。
まもなく5歳になるむすめが、同じくらいの頃のお話。

初めて「行きたくないの」と泣いた日食べることが大好きで
毎食はりきっておかわりするのに、
朝ごはんを全く食べ進まず
箸を置いてシクシクし始めて
おなかいたいの?と聞けばブンブン。

「保育園に行きたくないの」

行きなさい!も、行かなくていいよ!もまだ言えない。
なんで行きたくないのか、聞いてみなくて

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「1対n」と「1対1×n」

「1対n」と「1対1×n」

この間の休日、2歳半むすことふたりで散歩。
いつもなら父ちゃんと行く皮膚科に「おかあさんとがいい」と同伴ご指名だったり、コピーのためにコンビニまで行こうとしたら「いっしょにいく」とついてきたり。

普段お姉に色々先導されたり煽動されたりしている2歳弟だけれど、大人みたいに会話のキャッチボールが成り立ち、謎のストライキや甘えも繰り出さず。「個」を静かに主張する感じが、新鮮だった。あれ、こんなことでき

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聴くことは、尊び重んじること

聴くことは、尊び重んじること

「もう辞めさせていただきます」
週1回こどもたちのお迎えを頼んでいたファミリーサポートの方からお断りを受けた。
しかも、たったの2ヶ月で2回、別の方から。

我が子が手に負えない問題児だったのか?

というと、そんなことはない。もう1年くらい前のことだけど、ちゃんと振り返っておきたくて。

誰かに依存することで自立する子どもとの暮らしは、大人だけで生きていくよりも多くの意思決定の場面がある。自分の

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