ハッカ雨粒

平成元年生まれ。 酸いも甘いも、なんでも。 記録的文章やそうでない文章、ときどき写真や…

ハッカ雨粒

平成元年生まれ。 酸いも甘いも、なんでも。 記録的文章やそうでない文章、ときどき写真や絵。 漫画とアニメに生かされている。

マガジン

  • ぼくの平成31年戦争

    平成元年生まれの戦いの記録

最近の記事

婦人科を受診すること

わたしは去年の5月から低用量ピルを服用している。 原因は主に2つ。 ①年を重ねるにつれて、生理痛が酷くなってきていること ②顎まわりの肌荒れがひどいこと 1年服用し続けて、両方ともかなり改善された。 とてもありがたい。 と言っても①はつい数か月前まではピルを服用してもやや重い生理痛はあり、鎮痛剤を飲んでやりすごしていた。しかし、股関節回りのストレッチをすることで、ほとんど痛みを感じなくなった。 これはあくまでわたしの推測だけど、血行が良くなったからなのではないか?と思っ

    • 旗と筋力とライフルと~高校生篇②~

      1.大会以外も出番は色々大きなイベントは大会だったけど、それ以外にも地元の夏祭りのパレードに参加させてもらったり、文化祭・三送会・新歓で演技したりと、通年で披露する機会があった。 高2になるとその学年のメンバーを各イベントに振り分け、担当になったメンバー達で選曲・振付・指導まで行う。大会の振りやドリルは外部のコーチから指導が入ることがあったが、その他は100%生徒主導だった。 2.担当になったらちなみにわたしは新歓担当だった。(と思う…) 優秀ではあるが癖も強い人間しかい

      • 旗と筋力とライフルと~高校生篇①~

        1.カラーガード部、入るってよ時は経ち、高校へ進学。 中学の時に出場したバドミントンの地区大会でプレーを見て、憧れていた先輩がわざわざ1年の教室まで来て、バドミントン部へ勧誘してくれた。 しかし中学でバドミントン生活は疲れてしまっていたのでお断りする。 でもすごい嬉しかった。 そして他の部活はというと、非常に充実したラインナップだった。 アナウンス、合唱、マンドリン、弦楽その他諸々・・どれも魅力的だった。 正直、今でも「あの部活にしていれば・・・」と想いを馳せてしまうことも

        • 羽と胃痛と理不尽と~中学生篇~

          わたしは小学校からスキー、水泳、テニス、バスケ、バドミントンと色々かじってきたスポーツ少女だった。 中学はバドミントン部に入部した。 理由は覚えてない。 自分が最高学年になるまで、部活は常に理不尽と胃痛にまみれていた。 とにかく先輩達に、よくわからないけど、よくわからない理由で、よく怒られていた。 今振り返ってみても、あの頃が一番理不尽になぶられていた。 物理的になにかあったわけじゃないけど、精神的にかなりきてた。 それでも辞めなかったのは、「途中で辞める」という選択肢

        婦人科を受診すること

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        • ぼくの平成31年戦争
          3本

        記事

          4月の生活について

          今現在、多くの人が、日々疲弊したり、不安や孤独を感じたりしていることかと思います。本当に、おつかれさまです。 わたし自身は、独身1人暮らし、仕事は在宅勤務。 幸いにも、仕事をなくすことなく、人と話すことや外出することが極端に減ったこと以外は、ほぼ通常と変わらぬ生活を送っています。 これは本当に幸せなことです。 この生活の陰には、多くの方々の力に支えられています。 ● コロナ禍において、人との直接的な関わりが減り、それが孤立や孤独につながっているとの文章を見たりします。

          4月の生活について

          空白という土壌

          部屋にあるもの 机・椅子・ベッド・ちょっとした小さい棚・客人用の折り畳机・加湿器。 何も置いてない床、何も貼られてない壁。 薄暗い部屋を湿らすような、ベランダをうつ雨音。 夜の底に鈍く響く冷蔵庫の稼働音。 人間が発する言葉は遠くて、 空白が多い生活をしている。 すこし前までは、空白がこわかった。 常になにかで埋めていないと、よくないことを考えたり、思い出したくない記憶がよみがえったりした。それが恐ろしくてたまらなかった。 今は埋めれば埋めるほど、自分の内側が干からびて

          空白という土壌

          あの青について

          今は遥か遠い青について 今もその胸に秘める青について 今はまだ知らない青について あの青について 語るべき言葉を持ちえないとしても おしえてほしい、きかせてほしい、ねがってほしい あなたのあの青について

          あの青について

          そっと暴かれるほど、どきっとする。

          大学時代、学部はちがうけど、はぐれ者の友達の友達として知り合った友人がいる。2年に1度会うか会わないかくらいの距離感。 社会人になって数年のある日の休日、お昼を一緒に食べようと話が纏まり、彼女が気になっていたというカレー屋さんで待ち合わせた。 なんとなくお互いの近況を話した。 すこし緊張しながらも、丁寧に言葉を紡いだ。 なんの話題をしていたかは忘れたけど、彼女はわたしのことを 「変わらず、繊細なんだね」と言った。 それに対してわたしは 「ううん、年々鈍感になっていくよ」

          そっと暴かれるほど、どきっとする。

          この恋は、余談。

          幼稚園、小学校、中学校と同じ男の子がいた。 中学2年でまた同じクラスになり、名前の五十音が近いこともあって、席も近くで新学期を迎えた。 それから何度も席替えをしたが、何の因果か度々隣の席同士になった。 理科の実験室の席は通年で固定なので、いつも彼が目の前にいた。 わたしがふと顔をあげると、彼と目が合う。 視線が噛み合うことは、日に幾度となくあった。 わたしは時々、彼がこちらを見ている気配を察知しながらも、知らんふりしたりしていた。たまに、どうしていいか、わからなくなった。

          この恋は、余談。

          楽しみがわたしを眠らせてくれない

          どんな飲み物がすきですか? わたしはコーヒー・紅茶・緑茶・ハーブティー、そしてお酒と常に各種取り揃えられている環境で育ったので、何を飲むかは何を食べるかと同等にいやそれ以上の楽しみでした。食後に甘いものとその日の気分の飲みものを選ぶこと、味わうこと。それが至福の時間だったと言えます。 時は経ち、一人暮らし。わたしは水の美味しさに目覚めました。 正確には実家でのウォーターサーバー導入をきっかけにして「え、水おいしい」と、その存在を見直しました。 それまでは水なんて無味だし体を

          楽しみがわたしを眠らせてくれない

          花纏ステップ

          ぼくらは、光の粒の集合体 目が眩むほどの燃焼 さらにその先へ

          花纏ステップ

          先生、だれもいません

          2019年、新たな1年がはじまりました。いかがおすごしでしょうか。 年明け、年度初めと何かと区切りで目標設定をする傾向が世の中ありますが、これが苦手で。なんでかというと、それが達成できなかった時にすごいがっかりしてしまう自分がいるからなんですよね。不甲斐なさを味わいたくない。でも、今日は何かを始めるにはいい日らしいので、一万粒万倍日?だったかな?ざっくりと今年やりたいことを宣誓しておきます。 ①よく食べ、よく眠り、ありがとうを素直に伝える 身近な人には特に照れがあって

          先生、だれもいません

          ミッドナイト隣人24時

          音楽がなくても、わたしは生きていける。 でも、隣人の音がないと生きている心地がしない気がする。 隣人はだいたいわたしより帰宅が遅くて、1人のときはつまらなそうに鍵をまわすけど、彼女(のような何か)と帰ってくるときは、ここは世界にきみたちしかいない楽園なんじゃないかってほど浮かれた音をたてて帰ってくる。 わたしは夜の底、しんとした四角い壁に囲まれて、二次元のものたちを愛している。 隣人は、彼女(仮)と、互いの肉と肉とをすりあわせて、三次元に愛をぶつけている。 ぼくたち

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          ミッドナイト隣人24時

          バファリンにやさしくされたことなんてない

          とにかくおなかが痛い。 おなかの痛みと肌荒れとともに生きてきた人生だと言っても過言ではない。とにかく痛む。内臓のどこかしらが、だいたいいつも痛い。 初潮をむかえたのは10歳のころ、あれから約20年毎月5日ほどは決まっておなかが痛い。何年経っても、何度経験しても、痛いし苦しいし辛い。毎回新鮮な気持ちで「勘弁してくれ」と大いなるなにかに訴え続けている。 痛いし、眠いし、血は出るし、ちょっとこの状態で「痛みに負けるな☆」とか言っている場合ではない。ここで負けずして、いつ負ける

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          バファリンにやさしくされたことなんてない

          秋も完熟のち、空風

          いつもなら、仕事帰りの電車で椅子に座ってしまえばいつの間にか眠りに落ちてしまうのですが、今日はなぜかずっと目がさめてました。目がさめてるときってもう、最近だと無意識でスマートフォンをいじって情報の海へ身を投じてしまうのですが、今日は久しぶりにそれもせずただただ目を閉じて、とりとめもないことを考えていました。すると気づいたんですが、思考がすべること、すべること。なんていうのでしょう。脳味噌の皺がのびきってつるつるになって、その表面を思考にも文章にもなりきれない言葉の残骸が、

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          雨の隘路で綾取りできるかな

          関東もついに梅雨入りしました。 ここ数年までは正直、梅雨の季節がすきじゃありませんでした。 しかし、仕事で体調を崩して休職することになったあの夏前のわたしを、誰よりも受け入れてくれていたのは、雨と紫陽花でした。そこから、わたしはこの季節がすき、というか、安心するようになりました。 傘を差すという行為は、どこか排他的です。 自分自身か、できても、自分とだれかあともう一人しか守れません。その世界の狭さが、わたしにとっては心地よかったのです。 わたしがすきなひと、大事なひ

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