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HISASHIさん世界観が満載シングル、今だからGLAY「[DEATHTOPIA]」を考えてみた。

8月3日は、2016年にGLAYが54枚目のシングル「[DEATHTOPIA]」を発売した日です!

はじまりのうたこ(まりうた)です。
「アクセス」や「スキ」ありがとうございます!

私のnoteでは毎回大好きなGLAYやラジオについて語っています。
今回は「[DEATHTOPIA]」がテーマです。

<最初に読みたい、私とnoteの軌跡>

【「[DEATHTOPIA]」とは?】

6年前にGLAYが発売した54枚目のシングル「[DEATHTOPIA]」は、シングルでは珍しい全8曲入り。新レーベル「LSG」から発売する第一弾シングル。

新曲はHISASHIさん作詞作曲のシングル。1曲目も2曲目もテレビアニメ「クロムクロ」の第1期と第2期オープニングテーマのタイアップがついている。
ほか6曲はライブ音源(HISASHIさん関連)
初回のDVDにはまた別のライブ映像やMVメイキング等が収録されている。

<CD収録楽曲>
M1. デストピア
テレビアニメ「クロムクロ」第1クールオープニングテーマ
M2. 超音速デスティニー
テレビアニメ「クロムクロ」第2クールオープニングテーマ
M3. JUSTICE [from] GUILTY(GLAY Special Live 2013 in HAKODATE GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.1)
M4. 微熱Ⓐgirlサマー(GLAY Special Live at HAKODATE ARENA GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.2)
M5. 黒く塗れ!(GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt)
M6. everKrack(GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016 “Supernova”)
M7. coyote,colored darkness(ROCK’N’ROLL SWINDLE at NIPPONBUDOKAN)
M8. WORLD’S END(GLAY ARENA TOUR 2007 “LOVE IS BEAUTIFUL”)

https://www.glay.co.jp/news/list/4/72/


【「クロムクロ」とは?】

富山県の立山周辺(黒部ダムなど)が舞台のロボットアニメーション。

主役の青馬剣之介時貞(おうまけんのすけときさだ)の声を、阿座上洋平さんが担当。
阿座上さんは以前の記事で書いた日向坂46の番組「ひなあい」こと「日向坂で会いましょう」ナレーターでお馴染み(このアニメが初主演作品だそう)

アニメ公式HPのイントロダクションを読むと、

【ダム建設時に偶然発見された謎の遺物、アーティファクトの研究を行うために設立された国際連合黒部研究所。世界各国の頭脳が集う研究所所員の子女が通う立山国際高校には、研究所の娘、白羽由希奈も通っていた。
時は2016年、夏。ひとりのサムライが、ふたたび目を覚ます。】

http://kuromukuro.com/intro.html

ここだけだと分かりにくいが、タイトルの「クロムクル」はロボットの名前のよう(黒と赤が際立つ二足歩行のロボット)
アニメ公式HPの「メカニック」の説明を読むと、

【全高19.5m。(角を含めた場合21.9m)60年前のダム建設時に発見された人型の遺物。3m四方の立方体「ザ・キューブ」とともに「アーティファクト」と呼ばれ、黒部研究所にて解析作業が続けられている。】

http://kuromukuro.com/mecha_001.html

私は黒部ダムに行ったことがあるので、その場所が舞台というのは興味がある。きっとこの作品が好きな方々が聖地巡礼して、地域の活性化にも繋がると思うと凄い。
気になる方はぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろう。


【1曲目「デストピア」】

GLAYではTHEマイナー楽曲に入る(知らない人が多い?)
だけど、かなりライブ映えする曲。なんといってもTERUさんがギターを持って歌う姿は貴重。

「デストピア」=「ユートピア(理想郷)の反対」を指す。個人的には最初、曲の世界観はSF映画の元祖といわれる1926年の白黒無声映画「メトロポリス」を連想した。

HISASHIさんの公式コメントによると、

【制作に入る前に「クロムクロ」の監督の岡村天斎さんと打ち合わせをし、物語のアウトラインをお聞きしました。曲のBPMと印象的なフレーズが徐々に頭に浮かび方向性は瞬間的に決まりましたね、ダークなギターリフに叙情的なメロディが絡む得意な方向性です。
詩は「時を超えても変わらない普遍的な想い」という前向きなメッセージを希望に乗せて書きました。ただ夢を語るだけではなく時勢を達観し行動に移す強さを表現しました。
あと今回初の試みでギター・ボーカルから始まる曲に決めていました。アコースティックギターを持つ姿は様々な場所で観てきましたがエレキ・ギターを持って歌うTERUを観るのは初めての筈。レコーディングもGLAYに新たなグルーヴが生まれるギター・プレイを披露しているので是非聴いて下さい。】

https://info.glay.co.jp/special_deathtopia/

前半の歌詞はアニメ作品を意識したような歌詞だと推測する。だけど「時を超えても変わらない普遍的な想い」や「行動に移す強さ」など、メッセージには日常でも起こるかもしれないことに置き換えられる。

全体的なワードのチョイスがHISASHIさんらしい比喩的歌詞が想像力を高める。またアニメを観ていない場合でも気になるフレーズがサビ。

【愛は時を超え夢は遥か彼方へ声は届くどこまでも
わずかな希望でも信じる力は誰よりも深く刻まれた絆
愛は時を超えて】

GLAY「デストピア」歌詞抜粋

「わずかな希望でも信じる力は誰よりも」という歌詞が、具体的に叶えることが難しい望みも信じたいという気持ちに共感できる。
2番の歌詞はさらに身近にも起こりそうなワードに。

【既読のメモリー残る過去ログに踊り疲れ
書きかけのメール壊れて消えた理想の未来】

【生きる意味を問えこの世に降りた戦士達 儚く脆く眩い
今を迷えラビリンス一筋の光の元へ夜が明けるその前に
愛は時を超えて】

GLAY「デストピア」歌詞抜粋

GLAY14枚目のアルバム「SUMMER DELICS」にも収録されている(下記サイトで視聴可能)もちろん、各種サブスクや以前の記事で書いた「GLAYアプリ」でも聴くことができる。


【2曲目「超音速デスティニー」】

タイトルの表現が好き。だけど「デストピア」よりも闇を感じる。

「クロムクロ」2期の曲とあって、物語も佳境の頃だろうか。歌詞からも垣間見れる、冒頭からHISASHIさんの言葉の世界観が前面に。

【張り付いたマスクが嘲笑う体裁の籠に揺られ
人の眼を欺く度に道化師は色めき街は濡れる】
【固く閉ざされた願いは慟哭にも似たサイレンス
叫ぶ声の咆哮は歴史と次元が歪む時の声】

GLAY「超音速デスティニー」歌詞抜粋

私が特に気になる歌詞は、

【泡沫の如き日々 下を噛み切る美辞麗句
絡み合う無限のスパイラル爪は狂気 鼓動を逆撫でるコンダクター】

GLAY「超音速デスティニー」歌詞抜粋

こういう言葉の組み合わせが秀逸の歌詞は流石。
「超音速デスティニー」の世界観を感じたい方は、ぜひ全体を通して聴いてみてはいかがだろうか。

GLAY14枚目のアルバム「SUMMER DELICS」にも収録されている(下記サイトで視聴可能)もちろん、各種サブスクや「GLAYアプリ」でも聴くことができる。


【2曲で1つのMV】

この楽曲のMVは「2曲で1つの映像作品」という珍しい構成になっている(前半が「デストピア」で後半が「超音速デスティニー」

一見怖い印象のMV。GLAY公式HPに解説が載っていた。このご時世に読むとドキッっとするような単語も。

【DEATHTOPIA]のミュージックビデオのコンセプトは「黒」。
全編モノクロで描かれたミュージックビデオで、「黒」の狂気が人から人へどんどん感染していき、夜の都会を舞台に曲の進行に連れて人から人へとどんどん「黒」の人々が繁殖していく様子を疾走感あふれる荒々しい映像で表現された内容に。「デストピア」と「超音速デスティニー」の2曲で1つのストーリーを織りなす作品となっており、その世界観は必見の内容である。】

https://www.glay.co.jp/news/detail/3727

GLAYでメンバーがメインではない(役者さんが登場する)MVは賛否ある。これは個人的には怖い部類だがメッセージ性は強い。勇気のある方は是非。

ここまで、ありがとうございました!
それでは、またここであいましょう。

第95話【HISASHIさん世界観が満載シングル、今だからGLAY「[DEATHTOPIA]」を考えてみた。】

<おまけ>
私がnoteを始めた理由でもあるので、今年の4月29日からGLAYとラジオ(市町村単位のコミュニティFMも含む)について書いています。
もしお時間ありましたら。

noteを始めたもう1つの大切な理由。

全国に約340局ある「コミュニティラジオ」の大切さについて、他にも色々と書きました(きっと災害時などに役立つはずなので、普段から「あなた」の地域のコミュニティFMを)

ラジオを聴く人が増えているってホント?

10代にも「ラジオ沼」が。

GLAYがエンディングテーマ曲「クロムノワール」を書き下ろした「WBS」で「防災ラジオ」特集が。

<「note公式マガジン」に掲載されました>