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バーが舞台の謎解き小説

週末は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2006年11月29日に投稿したブログより。

何故かバーが舞台になると、客かもしくは店員が謎を解くという小説が出来上がるようです。

逢坂剛のデズデモーナの不貞もそうだし、鯨統一郎のトンデモ小説、邪馬台国はどこですか?もバーが舞台の謎解き。

本作もそのご多聞に漏れず、バーの主人による安楽椅子探偵的な謎解き要素を含んでいる。

連作短編なので、読み進めるにつれて、常連客の様子が見えてくるというのも、バーとの相性の良い手法です。

淡々と進む中、謎は謎のままと、余韻を残すような作品もあるので、結構大人っぽい小説だな、というのが素直な感想。

ただ、急いで読んだこともあってか、途中途中表現や描写が頭にスンナリと入ってこなかったので、珍しく何度か読み返すことがあった。これは作家との相性の問題なのでしょうか。

他にもこの人のシリーズを読んでいるので、まあ今後は新たなものには手を出さず、そちらに専念しておこうかな。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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