![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89872788/rectangle_large_type_2_65d7f0acda4e1688e1757c8ff042675f.jpg?width=800)
捨てながら生み出す散歩中の短歌
仕事の合間だと散歩をするにもそんなに長い時間がとれない。
それでも家の中にずっといるよりもいいだろう。
歩いているだけで、脳に溜まった不必要であろう思考が少なからず捨てられている感じがする。ポイ捨てしているつもりはないけれど。
同時に新しい思考を生み出し続けているのだから、脳という器官の無尽蔵とも思えるスタミナにときどき辟易しつつ脱帽する。
---
コンビニの駐車場には人と犬それから猫と空き缶集う
定年の話に花が咲いている散るまではまだかかりそう井戸端会議
小鳥鳴く声はたしかに聞こえるが姿見えずに枝のみ揺れる
カサカサと乾いた音を鳴らす葉の舞の練習ぼんやり眺め
ぼくたちの物語には語り部は必要なくてただ生きるだけ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?