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179. 考える前に飛べ。ビジネスはゲーム。遊び方を知っていたら、世界最高のゲームである。〜トマス・ジョン・ワトソン〜

みなさんこんにちは。


今回は、コンピュータ関連企業IBMの創業者で、「世界一偉大なセールスマン」との愛称で呼ばれることもあるトマス・ジョン・ワトソンさんの格言について紹介していきます。


トマス・ジョン・ワトソンとは

1874年、ニューヨーク州キャンベルに農業を営む父の元に生まれ、
幼年期は厳格な道徳律を規範にした生活をしていました。

尊厳、他者への尊敬の念、自尊心、誠実な仕事、楽観主義、そして忠誠がワトソンの中に深く浸透しました。


最初の仕事はマーケットでの経理係で
18歳でニューヨーク州の北部一帯を馬と荷車を引いて回り、
ピアノとミシンという脈絡のない組み合わせの商品を農家に売り込みました。

農家には現金がないことも多く、あらゆる種類の品物を取引の材料にしました。

どんなものでも代金がわりに受け取り、
それをさらに転売したことがビジネスの訓練になりました。

品物の価値を教わると同時に、顧客に満足してもらえると、
品物を買ってくれるチャンスも増えるということを身をもって理解しました。


1898年、ナショナル・キャッシュ・レジスター社にセールス担当として入社しました。

最初は見込み客を訪問したものの上手くいかず、
マネージャーは落ち込んでいるワトソンと一緒に売り込みに歩き、
次々と制約しました。

その姿勢に感銘を受け、
後にIBMでマネージャーが部下と一緒に働いて、適切に指導しているか自ら確認するようになります。


初めていくつかの販売に成功すると急速に仕事の腕を上げていき、
1899年にマネージャーに、続いてゼネラルセールスマネージャーになり、
パターソンの右腕になります。

この時代にキャッチフレーズ「THINK(考えよ!)」を思いつき、
このモットーは気力に乏しいNCRの部隊を活気付けるために考えられ、
実際に効果を上げました。


パターソンと意見が食い違うことが多くなりMCRを解雇、
1914年にCTR社に移り、業績が悪かったため会社を立て直すために招かれますが、
従業員からクビを切りに来たのだと怒りの目を向けられましたが、
1人も解雇せず今いる従業員に仕事の能力を高めさせようと決断します。


これがIBMの終身雇用政策の原型になり、
大恐慌でも一貫して維持、
アメリカ労働者の4分の1が失業している中、IBMは生産を拡大します。

CTRを活気ある職場にするために熱気に溢れたスピーチや、コンサートやピクニックなどのイベント、
従業員と親子のような親密な関係を作り、
そこから「オープンドア」の方針が生まれ、
いつでも希望する時に個人的に会えるように仕事の予定を開けました。


IBMで従業員の幸せに繋がるような経営を目指しました。

〔参考文献〕
"トーマス・ワトソン・シニア[IBM社CEO]" . DIAMOND online . (2008-08-07) . 
https://diamond.jp/articles/-/4071?page=3 , (参照 2022-06-13) . 


考える前に飛べ。ビジネスはゲーム。遊び方を知っていたら、世界最高のゲームである。

当初はセールスマンとして入社しましたが、
最初は上手くいかず落ち込んでいました。

そんな中マネージャーに助けられ成約にこぎつけられます。

そんなマネージャーの姿勢に感銘を受けて人を適切に指導することの大事さに気づきます。

そして、任される仕事が大きくなる中で、
IBMを通して従業員の幸せに繋がるように努力をし、
結果それが世の中のためにもなっていきます。

考える前に飛べというのは、ビジネスの世界もどう攻略していくか、
さまざまなことを通して経験していくからこそ、
次に繋がるものが発見でき、
成功の秘訣が分かってくるからだと思います。

いち早くビジネスの世界に入り、
失敗や成功の経験を数多く知っていく中で、
どうやったら上手くいくのか、
なぜ上手くいかなかったのかを考え改善していくことで、
ビジネスでも成功しやすくなります。

そしてビジネスは世の中を動かしていくほどのもので、
新しい価値を提供するもので、
大きなお金を扱うことにもなります。

そして、ビジネスの成功は誰かに価値を提供し、
その価値として対価を得るというものです。

その価値と対価を知った時、
これ以上に誇らしく楽しい仕事はないのではないでしょうか。

そのような経験をしてきたからこそ、
世界最高のゲームとして例えているのではないでしょうか。


最後に

今回は、コンピュータ関連企業IBMの創業者で、「世界一偉大なセールスマン」との愛称で呼ばれることもあるトマス・ジョン・ワトソンさんの格言について紹介してきました。

ビジネスはゲームで、世界最高のゲーム、
世の中に価値を提供することで誰かに喜んでもらい、
その対価として収入を得る。

その収入は決して小さくないもので、
その対価を元に新たに大きな投資を行い、
さらに世の中に価値を提供する元にすることができる。

一度で全てが上手くいくとは限らないですが、
自分で価値を創造し、それを世の中に与えていき、
その対価を得て新たな価値を提供する仕事はどんな仕事より楽しいのではないでしょうか。


僕も仕事の中で色んな方達とどのような価値を世の中に提供するか考えていますが、
その采配と投資と回収をし、
さらに新たなもので世の中を豊かにしていくことができればより楽しいだろうなと思います。


自分のチャレンジする姿と成果で、
人は決めたところから人生を豊かにできるということを証すために、
常に世の中に新たな価値を提供できるような自分になっていきたいと思います。


それではまたどこかで。

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