泥縄式バレンタイン
2/14はバレンタインデーです。
愛する人へ気持ちを伝える日
お世話になった人への感謝を示す日
製菓メーカーの陰謀の日
モテない男の処刑日
いろんな意図がない混ざった日ではありますが、イベントで経済や社会全体が活気づくのは単純に良いことだと思っています。
ただ・・・個人的には面倒な気持ちが先行しますけど。
なんというか、年賀状と同じで本人の気持ちよりも社会的な繋がりが優先されがちになる為だと思います。
本音では渡すのが面倒と思っている相手から受け取るのはこちらも同じく面倒ですし、受け取ったからには相手にお返しするホワイトデーもあるので更にお互い面倒事が2倍です。
勿論モブキャラの私はモテない側の人間ですが、それでもポジティブな流れで頂く機会であるのなら単純に嬉しいイベントではあるのです。
それが義理でも愛情でも感謝の気持ちでもマーキングだったとしても要は好意をベースとして送られるものですからね。
ですが、世の中そんなシンプルな話ばかりではございません。
社会にはいろんな人間がいます。
そして社会を構成する要素の一つである会社もまた世の中を凝縮した箱でもあります。
私が過去に在籍した会社にはまさしく人間のクズの様な偉いさんがいました。
私は数年間その人間に対しての盾というか、被害担当艦を受け持っていた時期があり、そのエピソードの数々はフェイクを散りばめない下書き段階においても既に嘘っぽく碌でもない内容ばかりです。
先日話した奥歯が割れた件もこの上司からのプレゼントの数々が原因の多くを占めていました(゚д゚)
今回のバレンタインの出来事もそのろくでもないエピソードの一つであり、偉いさんの事は以後クズ上司と命名して話を続けます。
本来であれば予めクズ上司の異常性を語っておかないと話がわかりにくいのですが、世間が賑わっている日にアレな話をするのは無粋だと思いますので漫画の端書のキャラ紹介的なものだけ用意します。
クズ上司はバレンタインデーが近づくといつも以上にソワソワします。
何故かというと男が試されるというか、モテる男としての答え合わせの日だからです。
まぁ試験は問題用紙よりも先に解答用紙が配られているのですけど(;´Д`)
これは当事者にしかわからない話なのですが、刺〇したい相手に「俺はバレンタインデーなんて興味ないんだよねーチラチラッ」とか目の前でやられると男である私ですら全身に鳥肌が立つ位ですから、当の女性陣からすれば生理的嫌悪感は凄まじいものだったと思います。
そんな訳ですから女性陣は親愛のチョコレートどころか毒物でも渡したい気持ちでいっぱいな訳です・・・いや、それすら通り越して彼氏や家族に渡す事すら諦めて2/14が消滅すればいいなという気持ちすら持っている様でした。
しかしながら渡さない訳にはいけません。何故なら渡さない場合陰湿な嫌がらせという形で当人達に危害が及ぶからです。
そこで説得を促す訳ですが・・・ツイートの通りいつしか私がクズ上司に届ける役目を承る流れになってしまいました・・・どうしてこうなった!?
クズ上司からみれば女の子達に尊敬と愛情の念がこもったチョコレートを手渡される日にむかつくおっさんが配達人として代わりに運んでくるわけです・・・いや、これ穏便に収めるなんて無理ゲーだよね?(無理ゲーでした)
まぁ最初の数年はそれはもうおっさん同士の掴み合いが起こるかと思う様な状況に陥ったわけですが、私がクズ上司を社会的に抹殺出来るだけの攻撃呪文(証拠)を得てからは国同士の外交を思わせる様な白々しい儀式になっていったのです。
今でも思い出します・・・心にもない賛辞の言葉と共に貢物(チョコレート)を出す自分の姿を。
歴史小説等で時の権力者に阿りつつも内心は何時袈裟斬りにしてやるかと伺うあの構図・・・バレンタインデーってこんなに地獄絵図でしたっけね?(TдT)
でもまぁ、女性陣の安全の為には仕方のない事なのです。
クズ上司の顔を見ずによくなってからそれなりの年月が経ちましたが今でもバレンタインデーを迎えるとPTSD的に当時の事が思い出されます。
そんなおいらの心を癒やしてくれるのはロールちゃんだけだ!(゚∀゚)
<尊敬できる上司達のお話>
<前のお話>
<どくのぬまちをあるくのにそんなそうびでだいじょうぶか>
私のマガジンの中で唯一笑えない話や真面目な話を纏めています。 まぁフィクションですし(゚∀゚) シカタナイ
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