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外国人に難しい日本語7

「外国人に難しい日本語」という名で定期的に発信している、このシリーズ。

今回は前回に引き続き、慣用表現や漢字の読み方、日本人から分かるけど、少し難しい日本語を集めてきました。

♦️前回の記事はコチラ⬇️♦️

慣用句や日本人がよく話す言葉でも、外国人には伝わらない言葉は多数ある。今回は、そんな中でも「腹」を紹介する。

腹がよじれる

「お腹がよじれるってこと?」
「すごい笑ったら腹がよじれる?」
「お腹がねじれる?」と感じてしまう、この言葉。

意味:おかしくて腹が痛くなるほど笑ったさまのたとえ

例文:「あいつが言っていることは、腹がよじれるほど、おかしな話だ」

腹落ちする

「腹が落ちる?は?」と思ってしまう、この言葉。意味を知れば面白いが、このまんまの表現だと伝わりにくい。

意味:納得すること、なるほど〜と思うこと

例文:彼女の話を聞いて非常に腹落ちした。

普段、よく使う言葉「足」。
実は、英語とは違った意味で使われることが多い足。

足のサイズ

「足のサイズ」と欧米圏の人が聞くと「あー足の長さね」と勘違いしてしまうため、「Feet=足のサイズ」と伝えるようにすると便利。

足の長さ

英語では足の長さを「leg」と言うが、これも勘違いしてしまう。

実は、これらの「足のサイズ」と「足の長さ」。気付いた方もいるかもしれないが、どちらも「足」を指すため、この考えは、なかなか難しく、紛らわしい。

音:こうせい

公正
後世
更生 
恒星
校正
構成

文字としては、「こうせい」だが、イントネーションが若干違ったりするものの、ほぼ同じ音なのが日本語の難しさ。

この場合は文脈で判断するほかない。

人:読み方

漢字がそもそも難しいのは有名だが、そのなかの一つ『人』は難しい。

人   ひと
恋人  こいびと
一人  ひとり
人口  じんこう
海人  あま
素人  しろうと

『人』は『ひと』以外に多数の読み方がある。漢字を学ぶ外国人からすれば、『いや覚えること多いって』と感じてしまう。

7時7分

7という読み方は、『しち』と読む時もあれば『なな』と読む時もあって読み方が変わる。

似たような事例で言えば、9時9分も同じ。9という読み方は『きゅう』と読む時もあれば『く』と読む時もあり、その違いを知らなければ、『は?』となってしまうのも理解できる。

つまらないもの

日本では、友達の家や親戚の家に行った時、『すみません…あの、コレ、つまらないものですが…』と一言を添えてプレゼントやモノを渡す。

実は、この『つまらないもの』という言葉は外国人には滅茶滅茶難しい。

なぜなら、文字通りに受け止められるからだ。

『つまらないもの』だと思ってモノを渡すなんて、なんて失礼な奴なんだ!と誤解される。

本来の意味は、「ほんの気持ちばかりの品です。お口に合えば良いのですが…」という相手のことを考えた感情表現や価値観ではあるが、なかなか外国人には伝わりにくい。

今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。

今後とも宜しくお願いします。

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