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コーチングの重点は、ソクラテスから変わらないのね(ガストロンジャー(歌:エレファントカシマシ)にもつながる)

私がコーチングを学び出して、まずインパクトがあったのは「わかる」と思っている「自分」についてもう一度注目してあげることでした。

自分のことをわかった気になって、勝手に終わらせている

相手に関わる前に、自分で自分に関わるのです。

そして、自分が存在していることは、この世に生きていく上で当たり前のことなので、自分自身のことが当たり前すぎてわかった気になっているようです。

自分のことを実は自分自身が一番知らないということ

だから自分のことをもっと知ろうとして、自分の心の動きに敏感になる

こういったことが新鮮だったのですが、太古の昔からこういったことは言及されていました。

そもそも哲学の始まり古代ギリシャの時代から・・・

哲学は、古代ギリシャが始まりと言われています。古代ギリシャの神殿にはすでに「汝自身を知れ」という格言が彫り込んであったようです。

もう紀元前から、この自分自身をわかった気にならず探究していく、ということが言われていたようです。

そして、哲学の重要人物のソクラテスが、すでに「無知の知」ということを言っています。知らないことを知ったかぶりしているよりも、知らないことを知っているということが優れているという考えです。

優れているかどうかは難しいと思いますが、言えることとして、知ったかぶりをした時に、その探究は終わります。そして、その探究をやめる時に、興味関心もなくなるのです。

自分を知った気持ちになることは、それ以上の自分への興味関心がなくなることにつながります。それは他者のことも知った気持ちになり、興味関心を失わせます。

ガストロンジャー(歌:エレファントカシマシ)より

エレファントカシマシのガストロンジャーは、かなり癖の強い曲だと思います。でも宮本浩次氏の考えが詰まっているようにも思いますので、興味があれば検索して一聴してみて欲しいです。

ちょっとズレるところもあるのですが、その歌の一節で、

「お前縄文時代か変わらねえんだよ、お前それ」

時が経っても人は人。本質は変わらないんでしょうね。でも世の中が変わっていき進歩もして移り変わっていくことも事実です。実は歌詞にもこんな続きがあります、

「ただなあ破壊されんだよ駄目な物は全部」

そう、太古の昔から表現を変えながらも続く「問い(自分とは何か)」というのは人間にとって重要で、琴線に触れ続けているものなのでしょうね。




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