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週刊小売業界ニュース|2023/10/16週
2023/10/16週(10/14-10/20)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
ユニクロ、初の古着ポップアップで原宿のリサイクル愛好家を集める
ユニクロが原宿に初の中古衣料品ポップアップストアをオープン。ユニクロ製品を中心に、状態の良い古着や染め直し・リメイク加工を施したアイテムを販売。循環型社会を目指す取り組みの一環。
ユニクロが古着のポップアップストアを開設したそうです。一昔前では考えられない動きなのではないでしょうか。
かつては、大量消費社会にとって古着の販売というのはアパレル市場の回転を遅くするものとして敬遠されていたと考えます。そのアパレル市場におけるカジュアルウェアの代表とも言えるユニクロが、このようなショップを開設したということは昨今の持続可能な社会に対する強い関心の高さが窺えます。
以前ご紹介したパタゴニアのような競合の古着市場での取り組みが支持を集めていることや、経営指標として古着は利益率が落ちることなどを踏まえ、どのように高まる古着市場への関心と向き合うかユニクロの舵取りに注目が高まります。
【EC売上ランキング2023年版】1位アマゾン、2位ヨドバシ、3位ZOZO、4位ヤマダHD、5位ビックカメラ、6位ユニクロ
2022年度のネット販売実施企業上位300社の合計売上高は7兆7888億円となり、前年調査の7兆144億円と比べて11.0%増加した。コロナ禍の巣ごもり消費に沸いた前年度からは少し落ち着きが見られている。首位は前回に引き続き、アマゾンジャパンとなり、2位以下を大きく引き離した。
記事では、日本におけるECサイトの販売総額が紹介されています。
Amazonが桁一つ上回る形で首位を独走していますが、皆さんはランキングに掲載されるその他のECサイトを利用したことはありますでしょうか。
ECでの購買をする際、顧客の行動は「いつも見るサイトの周回」と「Google検索」、「SNSの紹介」にて留まるケースが最近はとても多いと推察されます。
たまには様々なサイトを閲覧してみて、より理想に近いものを見つけることで、楽しみを増やしてみるのもいいのかもしれません。
また、これだけAmazon1強の状況を見るに、日本のみならず各国にてGAFAに対して厳しい措置が取られていることは確かにうなづけます。
アメリカの消費者は散財を続ける
米国小売売上高は2023年9月に前月比0.7%増加し、インフレにもかかわらず消費者が引き続き支出していることを示した。これは、米国経済にとって好材料であり、景気後退の懸念を和らげる可能性がある。
昨今のインフレは日本のみならず、アメリカでも起きている事象です。
今のインフレ率と米国での金利上昇を考えると、経済的には不景気の動きとデフレの動きが出ることが一般的です。
しかし、コロナ禍が本格的に明けた事もあり、近年の流れに反発するように消費者は値上げをしているにもかかわらず消費を続けています。
その結果、消費需要の高まりからさらに値上げが起きるという事態となっています。
消費者の消費力にも限界がありますから、どこかで無理が出てかつてない不景気になる事も考えられます。
ここ数年の景気動向については細かく注視をすること、さらに景気全体のみならず顧客行動に沿った分野ごとの繁閑を注視することが大事かと考えます。
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