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文章は書けないものだから心配するな②
前回の続きだ。「文章は書けないものだから心配するな」は、実際自分に起こったことだった。求められているかどうかわからないが(フランスで行方不明になったK君はよく前置きでこう言ったものだ)、説明することにしよう。
この2年半の間、きっちり9時には机の前に座って文章を書こうとするのだが、数行書いては先に進めなくなることを繰り返していた。自ら昼食を作りそして自ら食べ、またパソコンの前に座るのだが、一
文章なんて書けないものだから
辺境日記
3月某日
最近発見した作家に、菅啓次郎がいる。同じ年代で明治大学の教授らしい。もうそろそろ最終講義をする年齢だろう。
エッセイ以外に詩集を数冊出版しているが、大学教授で詩人というのは、盗人でボランティアをやってるのと同じような胡散臭さを感じる。
彼がそうだというわけではないが、何人か大学教授で詩人という人が思い浮かんでくる。いや、アメリカの大学にだってその類の詩人はいるのだ
ツルイの小屋だより②
▪️某月某日
言い忘れていたが、ツルイの小屋は私設図書館の他に、今流行りの「ひとり出版社」も運営している。出版社名は厳奈那堂(ごんななどう)出版という。館主は流行りものにめっぽう弱いのだ。
既刊書籍は、写真集3冊、アートブック1冊、そして展示会図録2冊。図録は小屋ギャラリーで行なった個展をもとにしたものだ。写真集3冊は書籍コードも取得し取次を通じて書店流通もしている、というか「していた」。
オススメの「地方本」
「地方の時代」の理論書となるか?
『ポスト資本主義ー科学・人間・社会の未来』広井良典著
最近は「新しい資本主義」(某国首相の思いつきのキャッチフレーズ)で、俄かに資本主義が脚光を浴びることになった、ということは全くなく、古い資本主義がなんなのかも曖昧なまま新しい年を迎えようとしている。そこで資本主義をザックリ知りたいと思い本を探しても、なかなか良い本がない。いきなり『資本論』を読むわけにもいか
移住の前に、村を知ろうー
◾︎村の財政状況
①「財政力指数」でみる
企業の姿を正しく見るためには、経営状態についての客観的な数値の分析が欠かせません。会社四季報などに載っている数値、あれね。ROA(総資本利益率)やROE(自己資本利益率)、EPS(一株当たり当期利益率)といった数字弱い人には頭がキリキリする財務指標ってやつで会社の健全性や成長性を推し量れるありがたい指標だ。普通の人にはあまり関係ないが、就職する人や
鶴居村の移住関連記事が掲載されました
「移住地として鶴居村」という視点で、今回北海道新聞に3回のシリーズで掲載されていてます。タイトルは「ツル舞う村 ゆったり暮らし」。
コロナ禍のもとですから、密ではないことがつまり過疎であることが、こんなに訴求力があるんですよ、という視点で書かれています。移住をこれから考えている人にとっては必読ですよ。