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鶴居村移住&テレワーク推進協議会

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北海道阿寒郡鶴居村。人口約2500人の村ですが自然に溢れとっても豊かな魅力あふれる村なんです。2020年6月より村民として暮らし始めたので、鶴居村の様子や、これから鶴居村を拠点に… もっと読む
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記事一覧

「コミュニティツーリズム」というキーワード #CLS道東 2024極寒編

今回で第4回目となるCLS(コミュニティリーダーズサミット)道東! 釧路という街にCLS目掛けて日本各地から人が集まり、参加するたびに刺激をたっぷりいただくイベントです! 今回も半日かけて、おもしろい話をしっかりインプットさせていただきました!内容とYoutubeでのアーカイブは以下に貼っておきます。 その中でも、自分は今回 「コミュニティツーリズム」にピーンと来ました! そもそも、自分がこの度はCLSというイベントに触れるキッカケになったのは、CLS高知という本家

AIの世界で日本は破滅していた

辺境だより① 1月某日  能登半島地震で幕開けした2024年。地震が起きると津波や住民の安否と同じく関心が集まるのが原子力発電所(原発)の被害状況なのだが、これって冷静に考えるととても理不尽で馬鹿げたことだ。天災被害への対応だけでも大変なのに、人災でしかない原発事故に怯えなくてはいけないのってなにからなにまで狂っている。東日本大震災の後にも、日本列島では震度6以上の地震が30回近く起きている。その都度、近くの原発の放射能漏れを恐れなくてはいけない現実を受け入れろなんて、頭の

「会いたい人」×「バズワード」=「行ってみよう」#CLS道東メモ

第1回#CLS道東は100名超えイベントにコミュニティーリーダーズサミットin高知のスピンオプ企画としてスタートした今回のCLS道東。 結果的にリアル参加70名超え、ライブ配信視聴30名超えで、総数100名超えのイベントになりました!※企画開始から4ヶ月でこの動員力すごい 本編の様子はYoutubeにアーカイブがあったので貼っておきます。参加できなかった人は要所だけでも見るとオモシロイはず。 またTwitterで「#CLS道東」を検索すると多くの参加者のリアルタイムで

人材を探すよりも、自分でやるしかないこと

久しぶりのnote更新! 「普段から頭で考えていることの文字起こしは頭の整理としてかなり有効だなぁ〜笑」 朝活!ということで、朝サウナでバッチリととのってから 9時からZOOMで対談スタート。 対談した相手は、沢田さんという地域おこし協力隊の任期終了後に、個人事業主として無肥料・無農薬でのダリア生産者になっているという経緯の持ち主。(詳細は以下の記事を) 今回、沢田さんがpickしていた記事がこちら こちらの記事を読んだ時に、結局は自分がやるしかないんだ!と刺激を受

小さな村で暮らす

 小さな村で暮らす愉しみの一つは、「センス・オブ・ワンダー」の感性がゆっくりとよみがえってくることにある。  「センス・オブ・ワンダー」とは自然の神秘さや不思議さに目を見はり驚嘆する感性を指す。こう定義したのは、自然保護運動のバイブルと呼ばれる『沈黙の春』の作者レイチェル・カーソンだった。子どもの頃はだれでもが等しくもっている感性だが、大人になるにしたがって次第に消えていってしまう。四方をコンクリートで囲まれた都会の生活では、周りに荒々しい自然が少ないため「驚嘆する感性」が芽

ツルイの小屋だより②

▪️某月某日  言い忘れていたが、ツルイの小屋は私設図書館の他に、今流行りの「ひとり出版社」も運営している。出版社名は厳奈那堂(ごんななどう)出版という。館主は流行りものにめっぽう弱いのだ。  既刊書籍は、写真集3冊、アートブック1冊、そして展示会図録2冊。図録は小屋ギャラリーで行なった個展をもとにしたものだ。写真集3冊は書籍コードも取得し取次を通じて書店流通もしている、というか「していた」。出版にそこそこ詳しい人ならわかると思うが、ほとんどの新刊書は1年も経てば店頭から

ツルイの小屋だより①

 ▪️某月某日   森と湿原の地に住んでいる。表向きには私設図書館を運営していることになっているが、開館休業状態で日々司書として、来るあてのない客を待ちながら机に向かい取りとめもない妄想を膨らませている。つまり表向きは暇な私設図書館司書だが、裏でも同じ暇な司書なのである。  人口2500人の村でそもそも私設図書館の需要などほとんどないことは初めから薄々分かっていた。村の図書館ですらそれほど使われていないのに、わざわざどこの馬の骨が運営しているかわからない私設図書館に誰が足を運

オススメの「地方本」

「地方の時代」の理論書となるか? 『ポスト資本主義ー科学・人間・社会の未来』広井良典著  最近は「新しい資本主義」(某国首相の思いつきのキャッチフレーズ)で、俄かに資本主義が脚光を浴びることになった、ということは全くなく、古い資本主義がなんなのかも曖昧なまま新しい年を迎えようとしている。そこで資本主義をザックリ知りたいと思い本を探しても、なかなか良い本がない。いきなり『資本論』を読むわけにもいかないよね。そこでこんな本はどうだろう? 広井良典著『ポスト資本主義ー科学・人間・

移住の前に、村を知ろうー

◾︎村の財政状況​ ①「財政力指数」でみる  企業の姿を正しく見るためには、経営状態についての客観的な数値の分析が欠かせません。会社四季報などに載っている数値、あれね。ROA(総資本利益率)やROE(自己資本利益率)、EPS(一株当たり当期利益率)といった数字弱い人には頭がキリキリする財務指標ってやつで会社の健全性や成長性を推し量れるありがたい指標だ。普通の人にはあまり関係ないが、就職する人やお金を貸す銀行の人、そして株買って小銭稼ぐぞウッシッシ、っていう投資家さんなどに

CLS(コミュニティリーダーズサミット)高知のライトニングトークに

先日、CLS(コミュニティリーダーズサミット)高知というイベントに鶴居村からリモートで登壇させていただきました。 鶴居村にワーケーションをしに来た、実行員会のお一人である小島英揮さんと交流したご縁での、ライトニングトークということで 鶴居移住&テレワーク推進協議会として 「コミュニティでホストをする事で広がる人口2500人の村の新しい誘致のカタチ」 ということでお話させていただきました。 今回、イベントの中でも随所でサウナが話題になっていることもあり、個人的に非常に喋

鶴居村の移住関連記事が掲載されました

「移住地として鶴居村」という視点で、今回北海道新聞に3回のシリーズで掲載されていてます。タイトルは「ツル舞う村 ゆったり暮らし」。 コロナ禍のもとですから、密ではないことがつまり過疎であることが、こんなに訴求力があるんですよ、という視点で書かれています。移住をこれから考えている人にとっては必読ですよ。

オススメの辺境エッセイ

 題名は「ここは、おしまいの地」。帯には「文化も娯楽もない場所に生まれて」。著者はネットから出てきた私小説風エッセイストのこだま氏だ(たぶん道南で暮らしているのだろう)。前作のタイトルはエグくてここに記載できない(内容は切実なのですが)。  辺境で暮らす同時代の人々の思いは、なかなか伝わりにくい。平安時代に蝦夷に住む人々の生活や心情が宮廷人には理解するすべがなかったと同じことで、メディアが発達した令和の今日でも、やはり田舎の現実は届いてはいない。関心がないから? それもある

鶴居村ワーケーションのススメ

約1年、東京からほぼ毎月のように鶴居村に来てワーケーションをされていた(半分住んでるんじゃなないかというほど)、ネクストモードの里見さんの記事がとてもおもしろく参考になるので紹介します。 ワーケーションについてのノウハウはこの里見さんの記事を読んでいただければよく分かるかと思いますが、鶴居村で実際にワーケーションをしたいとなった場合の選択肢を紹介します。 鶴居村のワーケーションガイドブックデジタル版 ↑ 鶴居村の観光協会が中心となって制作しているこちらのパンフレットにも各

DOOTOOスタイル①

 鶴居が位置する道東エリアは、夏は涼しく冬は極寒の独特な気候と日本離れした自然環境を有する地域として知られています。  日本離れした自然といいましたが、それには理由があります。今から4万年ほど前に始まる後期旧石器時代には、北海道はアジア大陸と繋がり、半島を形成していました。「古北海道半島」です。サハリンや千島半島、北アジアと類似した気候で、針葉樹林が植生のほとんどを占めていました。よく北海道は大陸的と言われることがありますが、そもそも大陸の一部だったのです! このアジア大陸