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年末で実家に帰りたくなっている貴方へ
地元の友達はなぜか幼く見える。
それは慣れない土地に一人で住んでいないから。
それは周りに昔からの友達が多いから。
それは落ち込んだ時に愚痴を言い合える腹を割った人がいるから。
そんな環境を捨てた自分に嫌気が差すから。
ただそれでも僕は。それでも僕は。
秋の朝の寒さに打ちひしがれている貴方へ
寒い日に息を吐くと白く見えるのは
吐く息と外気の温度差のせい。
見栄を張った時に自分を情けなく感じるのは
その見栄と本来の自分の大きさの差が言葉になって見えるせい。
そしてそれを自分の口から言ってしまった自分を殺したくなるせい。
自分が不安に感じているのは
何もやったことがないからまだ自分の大きさすらわからないせい。
自分が何にも頑張れないのは
自分の本来の大きさを知ってがっかりす
こんな時間まで起きてしまったあなたへ
実は
夜の方が作業は捗る。
実は
このマンションにはこの時間に足早に出かけていく人がいる。
実は
目に見えるところに大々的に表示されている20代のうちにしておいた方がいいことなんて、何の客観性もない。
実は
”本当に”20代のうちにした方がいいことは世の中には出回っていない。
実は
そんなもの誰にも教える訳が無い。
人は自分以外が成功するための手助けなんてしたくない。
なんで
秋の寒さに凍えているあなたへ
「咳をしてもひとり」
と語る尾崎放哉。
と
「世界中の誰とでも繋がれる世界」で「恋人」もいない、
「その代わりになる没頭できる趣味」もない、
「自分には何でもなれる」と思っていて
「その一歩が怖くて、怖くて、踏み出せない」とも思っている、
「天邪鬼」で、
「自分の好きなことすらも言えない」
「嫌いなことでしか自分を語れない」
「卑しくて」
「無様なあなた。」
それでも
「
今「エモい」で困惑しているあなたへ
「エモい言葉」
で書き連ねた文章が人気の●さん。
何度か彼の冊子を手に取りみては見るものの、あまり腑に落ちない。おそらく僕の読解力の無さが原因なのだが。
エモの語源はemotionalつまり感情的なのような意味であるそうだ。
これを多用していたのはつい去年や一昨年のことであろうか。
当時の僕はあまり深く考えずに、その言葉を使用していたような気がする。
今一度その流行が過ぎゆく今日この頃
今鏡を見て落ち込んでいるあなたへ
人生は容姿が全て
僕は割とこう思っている。
就活においても顔採用はあるし、身長が高い人、二重の人の方が生涯獲得賃金が多いそうだ。
ただ、悲観的になる必要はない。
ここで言っている容姿とは、外見のことだ。
外見なんていくらでも変えることができる。
ダイエット、整形がそうだ。お金を積んで人生を変える。いいことだ。
ただ、僕が嫌いなことは自分の容姿が優れていないことを自覚しながらも、それを
今好きな子に話しかけようか居酒屋のトイレで迷っているあなたへ
「神様は絶対面白がっている。でも面白がってくれてよかった。この人だけが一人でドアを開けてオレの知らない物語が始まってしまうよりずっとずっとよかった」
神様がもし存在し、一人一人の運命を決めているのだとしたらどれだけ楽だろう。何をしてもしなくてもそれは神様が決めた筋書き通りのことで、行き着くところにしかいけない。自分以外が決めた決断の先にあるもので、何が面白いモノがあるのか。
なら、もういっそ自
無駄が嫌いなあなたへ
「それは動きに”無駄”がないから。」
これは僕がインターンの最後のプレゼンで、どうしたら家庭用ペットロボットが普及しないのか について聞かれた時に、僕が答えたものだ。
ウケは良くなくあまり回答としてはよくないようだったが、その後の喫煙所でその質問を投げかけた方に「僕もそうだと思うよ。」と言われ救われた。
なぜ人は無駄を嫌い、非効率を厭うのだろう。
これが正義だとするのなら、服なんて最低限で
今上着を羽織ろうか迷っているあなたへ
「人生とは雨が止むのを待つのではなく、雨の中で踊る方法を知ることだ」
とどこかの誰かが言っていた。
聞くたびに思うのが
「いや、踊りたいしそうしなきゃいけないのはわかるけど。長靴とかレインコートないと無理じゃない?」
おそらく僕は無意識下で「濡れたらいけない」と思っている。
これはおそらく子供の頃、母に 濡れたら風邪をひいてしまう と口すっぱく教わったからだろう。ただこの年になるとそんな
今トイレを出るタイミングを見失ったあなたへ
「あぁ。今日も殺されないでよかった。」
人は誰しも汚くて儚くて埃のように小さな夢を、誰にも見られないように
大事に、大事に抱えて生きている。
まるで自分が抱き抱えているその夢が、皆が欲しがっているものだと思ってしまうから。
一つのパイを取り合っていると錯覚してしまうから。
しかしヒトである以上それを隠し続ける訳にはいかない。どこかのタイミングでそれを、無機質な声で、淀んだ手で、強引に剥が
今電車で暇しているあなたへ
人生とは選択の連続だ。
とどこかの誰かが言っていた。
正解を選ぶんじゃない。選んだ道を正解にするんだ。
とどこかの誰かが言っていた。
選択の連続。
ふざけるな。
選択する場面だったなんて只の後出しジャンケンに過ぎないし、
そんなの後悔して振り返ってみてから気づくものでしかない。
いちいち選択を迫るな。この洗濯機の中のような世界で必死に踊っている
僕らの姿が見えるか。足掻き、絡まり