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無駄が嫌いなあなたへ

「それは動きに”無駄”がないから。」

これは僕がインターンの最後のプレゼンで、どうしたら家庭用ペットロボットが普及しないのか について聞かれた時に、僕が答えたものだ。

ウケは良くなくあまり回答としてはよくないようだったが、その後の喫煙所でその質問を投げかけた方に「僕もそうだと思うよ。」と言われ救われた。

なぜ人は無駄を嫌い、非効率を厭うのだろう。

これが正義だとするのなら、服なんて最低限でいいし、コーヒーミルなんてもってのほかだ。何もかも最適化すればいい。

ただおそらくこういうと

「いや、そうは言っても〇〇だって〇〇の側面があって...」

と言うだろう。

じゃあ鼻からそれを追うな。もっと無駄を買え。非効率に生きていけ。

効率化が好きならずっとその、何も起きない効率のいい世界を生きろ。

何も偶然性の無い、全てが予測できる範囲の、世界で生きろ。

そのまま効率的に生きて、効率的に死ね。

お願いだからここまで見て、その場限りの寝たら忘れるような変な感情を持つな。

やっぱり無駄なものもいいな。

とか絶対に思うな。お前はそのままでいい。

そんな軽い感情でこっち側にくるな。

そのまま。

死ね。


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