バイアスって多すぎるから、自分がはまりやすいバイアスが何かを特定しておいて、意思決定の時に思い出すのがよい。
しゅんしゅしゅんです。
自分は優柔不断だと思いますか?
「サバイバル決断力」を書いた印南一路さんはセミナーや授業を通して多くの人にこの問いを投げかけているが、およそ7割が自分は優柔不断だと答えるらしい。僕はどうだろう?優柔不断ではないのだが、そもそも選択において安定志向というか。リスクをとらない変化の少ない案を選ぶ節がある。
意思決定において優柔不断かどうか、どんな選択肢を選択しがちかは人によって特徴が出るものだと思う。
印南さんは同書において、さまざまな心理的バイアスが意思決定を狂わせるから気を付けようとも述べている。
・選択肢が多すぎて絞り込めない
・長い目で見てどうなるか考えられない
・過去の成功体験に依存しすぎている
・選択肢の評価を誤る
・リスクを過大評価/過少評価する
・冷静さを失っている
・他人の考えに流されている
・認識を無意識に操作されている
このように意思決定が歪むケースはたくさんあると。そこには多くの心理的バイアスが潜んでいる。「確証バイアス」とか「コントロール幻想」とか「ハロー効果」とか「同調圧力」とか「自己奉仕バイアス」とか「コントラスト効果」とか。
ここで一つ一つの意味はおいておいて、僕が思うのは「バイアスありすぎじゃね」ということ。
心理学を学んだり、行動経済学を学んだりする時に、バイアスって死ぬほどいろんな種類が出てくる。だから全部覚えるのって無理だと思うんですよね。
でも、もう一つ思うのは「人によって陥りやすいバイアスとそうじゃないバイアスってあるよな」ってこと。個別のバイアスに対して、これはないだろうとか、これはあるなあとかがあると思うんですよね。
となってくると個別のバイアスを自分が陥りやすいものか否かに仕分ける作業が大切。そのうえで陥りがちなバイアスだけに集中して、罠にかからないようにする。
ちなみに僕はまず同調圧力ですね。角がたつのは嫌いなので。周りに嫌われたくないという面もあるけど、同調した方が楽だからという面が強い。思い入れのないテーマだったりすると、流れに逆らうのは生産性が低い。嫌われること自体より、嫌われてでも反対する対価を感じない。
加えて、同調した案が正しいことを証明する都合のよい情報ばかりを収集する確証バイアスに陥る。
この同調圧力からの確証バイアスに僕は陥りがち。
思い入れのある企画だともっとひどくて、一度たてた仮説がなかなか放棄できない。仮説に都合のよい情報ばかりを取得して良いように解釈する。出来レースのような分析をしてしまう。確証バイアスはほんとに怖いですね。
余談ですが、同調圧力って、一種の組織の強い価値規範だとも言える。この価値が外を向いている時は強い文化みたいな感じで言われるのだろうが、価値が外を向いてなくて自組織に向いていたら同調圧力なんて悪く言われるんでしょうね。
では。
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