◎明日から使える!小学校の先生として大切だった10のこと〜職場の人間関係◎
「子どもが欲しいなら、夏休み中に、ねっ♡」
臨月を3月末に合わせ、
美しく新学期から産休をいただく。
これは、先生あるある。
《その4》
教員以外の職員の方との交流
給食調理員さん
もしかしたら、給食室がない学校もあるかもしれませんが。
給食は、
赤・黄・緑の栄養満点のスーパーランチです。
それだけでなく、
夏野菜のカレー、季節の果物、ちまきなどの行事食など、季節を味わえる献立になっています。
届いた野菜を見せていただいたことがあったんですが、思った以上に美しいものばかりでした。
毎日朝から子どもたちや職員のために、
調理をして下さっている給食調理員さん。
私は放課後、
よく調理員さんのお部屋へ行きました。
お茶を飲んで、お話です。
調理員さんたちは、子どもたちとの関わりは少ないように見えますが、給食を通じて、子どもたちのことをよく見ています。
残飯を見て、学級の様子を把握しています。
子どもたちが給食を取りに来るときと、返しに来るときの少しの時間ですが、
「いただきます!」
「美味しかったです、ごちそうさま!」
「いつも美味しい給食ありがとうございます。」
笑顔の子どもたちと、
笑顔で迎える調理員さん。
活きる食育です。
学校の大切な存在です。
管理作業員さん
学校の入り口のすぐ側には、
決まって管理作業員室があります。
朝から校門の周りを掃除したり、
校舎裏の学習園の手入れをしたり、
運動場を歩いていると思ったら、
2階の窓からひょっこり姿を現したり、
正に、神出鬼没。
結構強面でガタイの良い男性の方が多いのですが、子どもたちの前で見せる優しい笑顔。
子どもたちは大好きです。
「ボールが屋根に乗ってしまいましたー!」
「ドアが外れましたー!」
「一輪車がパンクしましたー!」
休み時間や、放課後などの教室外での子どもたちの姿を、1番把握してくれているのは、管理作業員さんたちかもしれません。
事ある毎に、みんな管理作業員室へ集う。
そして私も、
事ない時にも、ついつい開けてしまう管理作業員室の扉。
冬、管理作業員室は小さく、
ストーブの上で沸騰するヤカンの蒸気で部屋はいつも暖かい。
ストーブの前に座り、あったかいお茶を淹れてくれる。
他愛もない会話が続く。
もしかしたら、
「先生を休憩」できる、1番ホッとできる場所だったのかもしれません。
事務主事さん
教員の皆さんが、1番お世話になっている方だと言っても過言ではありません。
転任や新人1年目のときは、事務手続き等で助けていただきますね。
授業に必要な文房具類や教具を、常に揃えて下さっていて、事務室へはわくわくしながら行っていました。
当たり前のように思いますが、チョークやテープカッター、ファイルや画用紙、カラーペン。先生のパフォーマンスを向上して下さっているのは、紛れもなく、事務主事さんです。
いつも忙しくお仕事をされているので、
話しかけ辛く感じるかもしれませんが、隙を狙いましょう。
学校内では、「先生」とは全く違うポジションなので、お話をすると、違った目線で学校全体を見ることができます。
事務作業や処理の苦手意識を克服できずにいた私には、尊敬と感謝の氣持ちしかありませんでした。
多面的に学校を見る
子どもたちにとっての学校環境とは、
学校という空間と、校長や教頭、養護教諭、教諭といった「先生」と呼ばれる人たちだけではありません。
給食調理員さん、管理作業員さん、事務主事さんも大切な役割を担っています。
もっと言えば、
保護者の方々、地域住民の方々もです。
「先生」としてだけでなく、
子どもたちを取り囲む大人の一人として、
学校を見てみて下さい。
きっと、進化に必要な新しい発見があるはずです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?