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[解説と設問を発表]ソーシャルメディアはどのように報道に影響を与えるか【IT社会の英語ニュースについて議論する】第25回 1/31(水)20時 @オンライン

グローバルな場で必要な「英語力」て何?「ITと社会」を英語で理解し、発信するための新英語ワークショップ。


2023年から始まったワークショップ[IT社会の英語ニュースについて議論する]第25回開催のお知らせです。今回は書籍 [VOAで聞き読み IT社会の英語ニュース入門]のなかの [Topic 12] 用心するべきネットの情報: ねつ造と「不適切なコンテンツ」という話題を取り上げます。今回、利用する教材は書籍には含まれていませんが、追加でVOAの記事[How Social Media Influences News Coverage](webで閲覧可)を利用します。このワークショップの解説と設問を発表します詳細は以下のセクションでご確認ください。

ワークショップ第25回「ソーシャル・メディアが報道に与える影響」のご案内

今回のワークショップは、VOAが報じた記事「ソーシャルメディアはどのように報道に影響を与えるか」について議論します。この記事は書籍には含まれていませんでしたが、非常に重要なテーマだと思ったので取り上げることにしました。

ソーシャル・メディアがあたりまえに存在する世の中になり、これまでの主流の報道のあり方に大きな変化が起こっています。これまでニュースの受け手だった読者や視聴者が「市民メディア」として、事故や災害の写真をTV局などの報道機関に送り、それがニュースで取り上げられることが一般的になって久しいですが、AIを使ったフェィク画像の登場とソーシャル・メディアの多様化により、戦争や大規模災害など速報性が求められる事象において、ソーシャル・メディアと報道機関の関係性が大きく変わりつつあります。

以前は、写真素材が主流だったソーシャル・メディアですが、動画中心のアプリの登場とそれらを編集する技術の一般化により、主流メディアのニュースと比べ遜色ない映像を大衆に提供できることになったことが、両社の関係性の変化の一因です。

また、万人がソーシャル・メディアを日常的に利用するようになり、一般市民がメディアに期待する役割が変化していることも原因の一つです。過去のいくつかの戦争報道では、記者が現地に赴き、取材することが「報道」でした。そのため、一般大衆が目にするのは通常、軍事戦闘の余波を伝える報道にならざるを得ませんでした。しかし、今日の世界では、何百万人もの人々が、画像やビデオを撮影し、素早くオンラインで公開できる携帯電話をどこにでも持ち歩いているのです。そのため、「速報性」を重視する傾向が強まり、一般市民が提供した映像や写真を収集して、報道することが「日常の光景」になったのです。

特に、イスラエルとハマスの間で進行中の紛争については、戦闘の激化が続き、ニュースのために、ソーシャルメディア上の動画や画像を利用する報道機関が増えています。このため、一部の報道機関は、虚偽または誤解を招く情報を特定するための取り組みを拡大しているそうです。

日本では、ほとんど議論がなされていないように見えますが、あなたはこの問題についてどう思いますか?VOAの記事はウェブで読めますので、初めての方も是非、ご参加ください。ワークショップの内容は以下のとおりです。

日時: 2024年 1月31日(水)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 参加者は10名程度まで(但し、見学者は含まない)
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円(オンラインのみ)~

教材は以下のHPでご確認ください。「ITと社会」の各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン/有料ニュースレター会員に送付します。

[教材]

How Social Media Influences News Coverage

チケット

チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。

ソーシャル・メディアが報道に与える影響【IT社会の英語ニュースについて議論する】第25回 1/31(水)20時 @オンライン

また銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。

解説

CBS News and Stationsの社長.Wendy McMahon 氏は、AP通信社のインタビューで、ソーシャル・メディアの一般化により、次のように、視聴者のニュースの見方が変わったと述べています。

many people watching news broadcasts today expect to be part of “a shared viewing experience.” This way, they can feel like they are learning what is going on right along with the reporters and news presenters【意訳】「今日、ニュース放送を見ている多くの人々は、"(ニュースの取材者・作り手と)共有される視聴体験 "の一部になることを期待している。そうすることで、リポーターやニュースプレゼンターと一緒に何が起こっているのかを学んでいるように感じることができる」

VOA

この変化を受けて、ソーシャル・メディアから素材を集め、ニュースにすることが、ますます一般化しました。しかし、これらの情報を主流のニュースメディアが「報道」するためには、その真偽、妥当性(視聴者に心理的ショックを与えるような極度に暴力的でないもの)などを検証する必要があります。このニーズに応えるため、既存の報道メディア内部と、またそれを支える様々な外部サービスが生まれてきています。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

このワークショップに関心のある方は以下のニュースレター@Substackに登録していただくと案内が届きます。

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