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プレッシャーと付き合える者は成果も信頼も得られる

人には、プレッシャーに強い人と、そうでない人がいます。

プレッシャーへの耐性がなく、
「プレッシャーに押し潰されそう」
「プレッシャーと緊張でうまく動けない」
「責任を持つのはプレッシャー」
と、強い不安と緊張・重圧に耐えられず、
思うように力を発揮できないことや、ここぞという場面でダウンしてしまう人がいます。

一方で、プレッシャーに強い人はそれらの不安や緊張をそれほど感じず、重圧にも耐えられる人です。
大なり小なり緊張感や圧を感じることがあっても、それほど気にしません。
むしろそれくらいの方が身が引き締まってちょうど良い、という人もいます。
責任を持つことを苦にせず、むしろ、責任あることを任されて嬉しいと思えたり、自分を高めるチャンスとして捉えたりします。
彼らはプレッシャーを糧に頑張ること、自分に有用なものとして取り入れることができます。
プレッシャーをプレッシャーとも思っていない人もいます。

プレッシャーが平気な人と、そうでない人の違いは何でしょうか。

それはこれまでの経験と、そこから積み上げてきた自信の差なのでしょう。

プレッシャーに圧倒されやすい人は、自分に自信を持ちにくく、「自分なんて…」と思う人が多い。
これは何となく皆さん想像がつくかと思います。

うまくいった体験、人から認められた体験、嬉しかった体験、人の役に立った体験、それらが豊かな人は、喜びを感じられた分だけ自信となっていきます。
頑張ることがどんどん嬉しくなっていくのです。
これも皆さん想像がつくことかと思います。

ただ、必ずしも成功体験が豊富な人ばかりがプレッシャーに強いのではありません。

それほど成功体験がなく、うまくいかないことの方が多かった人でも、プレッシャーに強い人はいます。

何をやってもいつもほどほどの結果。
それほど目立ったこともなく、すごく褒められたこともない。
むしろ怒られたこと・失敗したことはそれなりに多い…
そういう、経験的にはぼちぼちの人でも
・悔しいから、すぐに成果は得られずともとにかく頑張るぞ、と思える人
・人からの評価や褒め言葉は得られなくても、自分が納得できる結果が出せればそれで良いと思える人
・人の言うことなんて気にしない人
・好きなことだから楽しんで挑戦できる人
・厳しく周りから言われ過ぎて、”厳しいのは普通”と思えるようになった人
・今まで苦労してきた分、これくらいのことではもう動揺しないと思える人
などなど…

周りの反応より自分の在り様に注目が向いている人
苦労をばねにしている人
もっとしんどい経験をしたからもはや何とも思わないという人がプレッシャーに強いです。
というより、タフなのです。

そういう人は少々のことではダウンせず、苦い体験から学んだ物事の乗り切り方、受け流し方を身に付けているので、プレッシャーと上手にお付き合いができます。
タフさで乗り切ってきた自分に自信を持つことができる人達なのです。

プレッシャーに圧倒されやすい人は、プレッシャーとのお付き合いが恐い人です。

失敗したらどうしよう…
周りからどんな目で見られるだろう…
と、他者評価に敏感です。

プレッシャーに感じる出来事や課題・仕事・状況そのものに不安を感じる以前に、自分が想像した最悪な他者評価に耐えられずダウンしてしまっているのです。
プレッシャーの恐怖は、自分のネガティブな想像から喚起されているのです。

それらをどうでもいいと思えるようになった人は、プレッシャーに対してタフに付き合っていきます。
結局人間は、人の目や、人からどう思われるのかをいつも気にして恐いと思ってしまう生き物なのです。

そこの恐さを振り切った時にタフさを得られますし、
周りの人はそのタフさに安心感を持って、仕事を任せたり、信頼したりできます。
大きな仕事が舞い込んでくる人は心身共にタフな人が多いです。

案外、人は他人のしていること、言ったこと、失敗など、それほどて気にしていませんし、あまり覚えていません。

自分が思っているほど、周りはあなたの失敗に注目していません。
他者も自分のことで精一杯です。
あなたの行動一つひとつを目に焼き付けて、逐一評価しません。

他者からすれば風のように過ぎ去っていく出来事ばかりなのです。

そう思って周りの反応や評価をあれこれ想像せず、
自分にできる範囲で、
時には思い切って行動すれば良いのです。

人の評価に左右された自分でいるより、
自分が満足する自分を追い求めれば良いのです。
そういう人が自分を高め、幸せになります。

その姿が”余裕やタフさを持ったしっかりした人”として周りの目に映り、
あなたに仕事や役割を任せたいと思うようになるのです。

それで仕事が増えるのがいやだ、任されるのがまた負担になるではないか、と思うのであれば、そこで止まるしかありません。
ぼちぼちの生活、ぼちぼちの仕事とポジション、ぼちぼちの稼ぎ。
それで良いならかまいませんが
人間誰しも生きるためのお金、遊ぶためのお金、家族や将来のためのお金など…稼ぎは必要なはず。

ぼちぼちの稼ぎに不安を感じるのであれば
成功や出世、稼ぎを得たいと思うのであれば、まずはタフさを磨きましょう。




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