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緩んだ心に喝を入れる言葉2

優しさと厳しさは表裏一体。
『悩めるあなたに届けたい言葉』とは反対に、
こちらは厳しい言葉、喝を入れる言葉を書いています。
・辛口テイストの方が良い!
・厳しい言葉で身を引き締めたい!
という方のみご覧ください。

子どものことでよく聞く話…

「うちの子は自分のことがちゃんとできない」
「約束を守らない」
「言われたことをすぐに忘れてしまう」
「○○しなさいと言った時、適当に返事するだけでなかなか動かない」
「言われるまで行動しようとしない」
などなど…

子どものできないことを言っていますが、
実はそれ、親もできていないことが多いんですよ。

傍で聞いている側からすると、
”それ、人のこと言えないでしょう”
と言いたくなるようなことばかりです。

「うちの子、時間を守れないし、時間にルーズだし、ほんとに困る」
と言っている親も時間を守れていなかったり、時間にルーズだったりすることが多いです。
子どもが時間やらルールを守れないことに対して怒るわりに、自分も同じことをしています。

正直な話、カウンセリングの場でも、時間を守れない人なんてざらにいます。
我が子は時間管理ができない、あれもこれもできないという話を、終わりの時間が来ても時間を無視して話し続ける。

「うちの子は切り替えができないんです」
と言いながら、自分も切り替えができず、
『お時間が来てしまいましたので、また次回...』と促されていても
「あと一つだけ良いですか?」と話し始めることも。

時間やら状況の切り替えができていないのは大人も一緒ですね。
次の人が控えているということまでなかなか気が回らない。

そういった様子もふまえて、私のような職業柄の人は心理状態や言動の意味を分析し、一つのクライエント理解のヒントとして受け取ります。
なのである意味、許容範囲ではありますが、
カウンセリング以外の場、世間一般では許容されるようなことではありませんね。

子どもには人に迷惑をかけないでほしいと言いながら、
自分もわりと人に迷惑をかけるようなことをしています。

何気ない言動が人を困らせることって結構あります。
子どもにかぎらず、大人も一緒です。

子どもができないこと=親も、大人もできていないこと。
子どもの言動を改善させたいなら、まずは自分の言動を振り返ってみることです。

・子どもがスマホを観始めたらなかなかやめようとしない。
 →親も一度スマホを観始めたらなかなかやめないでしょう?

・頼んだことをすぐにしてくれない。
 →あなたも仕事で何か頼まれた時、その場ですぐに対応できていますか?
  返事だけして、取り掛かるまでに時間がかかっていませんか?

・言われたことをすぐに忘れている
 →大人も結構忘れていることありませんか?
  子どもが言ったこと、自分が言ったこと、はっきりと全部覚えていると言えますか?

子どものためにいろいろとしてあげることは良いことですし、本気で頑張ったことに正解も不正解もありませんが、
自分もできていないことを無視して子どもに「できていない!」と責めるのはよろしくないことです。
子どもに反感を持たれ、もっと言うことをきいてもらえません。

子どもの困った言動を変えたいなら
まずはあなたの困った言動を見直すことです。
子育てのヒントはあなたの振舞いの中に多くあります。

親も、先生も、子どもに関わる大人は皆、
まずは自分の言動が
”人のこと言えないだろう”
と周りに思われることのないように振舞うことを心掛けるべし。

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