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病気、老いと寄り添うこと

盲目であることは、悲しいことです。
けれど、目が見えるのに見ようとしないのは、もっと悲しいことです。

ヘレン・ケラー

病気や老いも悪いことばかりではない。

私は今近くの公園でランニングを始めています。
少し前まですぐに足が攣ってしまって走ることができず、
走ることすらできない自分に打ちのめされていたのですが、
整形外科で腰を伸ばしてもらってからは、
なんとなく走ることができる様になりました。

でも、
足を痛めない様にゆっくりゆっくり走っています。
少しでも足に違和感を覚えたら止まります。
後ろから人にどんどん抜かれていく、
時にはご年配の方にも抜かれていきます。

でも、
気にしない、気にしない。
自分はリハビリも込めて走っているので無理する必要はない。
今日一日、足を痛めずに走れたら、
それだけで前進です。
以前は競争の原理の中で人に勝つことに意義を見出していました。
そして人との比較の中で、
コンプレックスを膨らませていきました。
今考えると若い頃の自分は人よりも健康体で足もそこそこ早く、
何もコンプレックスを感じる必要はなかったのだと思います。
もちろん若い世代で一時は競争の世界に身を置くことはそれは必要だと思います。
ただ比較、相対の世界ではない、
絶対の世界があるのだと気づけたのは老いや病気のおかげです。

これからもまた、
病気や老いは私にいろいろ大切なことを教えて、
与えてくれることと思います。
病気や老いと寄り添って生きること、
そこには感謝があるはずです。

20代の頃の狼?の様な心だった僕より、
少し成長してんのかなと思います。

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