8/6にアーダーン首相がビデオメッセージで核兵器の根絶を訴え!全文書き起こしたので英語を勉強しよう!
原爆投下から75年を迎えた今年の8/6、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が、Twitterに投稿したビデオメッセージで、核兵器根絶を訴えました。
これがまた非常にすばらしいメッセージで、広島県民でない私でも感激してウルっとしてしまいました😭
そこで本記事では、アーダーン首相のメッセージ全文を英語で書き起こし、日本語訳もつけてみましたので、ぜひ皆さまの英語の学習にお役立ていただきながら、核兵器根絶について考える契機にしていただけたらと思います。
8/22や8/23には英検の2次試験を受ける方もいらっしゃると思います。それほど難解な表現はないので、頑張れば小中学生でも理解できると思います。
え?写真の季節感が間違ってる?
嫌だなあ、南半球のニュージーランドは今、冬真っただ中ですよ!😝
☆リスニングしたい方はこちら
動画のツイートを貼っておきますので、リスニングしたい方はこちらをどうぞ。2分11秒です。
字幕が表示されますので、見たくない方は目をつむって聴くもよし、字幕を活用してシャドウィングするもよし。
☆リーディングはこちら(全文書き起こし)
Kia ora koutou katoa. (注:これはマオリ語の挨拶です)
As the world continues to face the challenge of responding to COVID-19,the 75th anniversary of the atomic bombings in Hiroshima and Nagasaki remind us of the devastating impacts of world events.
In August 1945,the world saw for the first time what nuclear weapons could do. The consequences were catastrophic,involving unimaginable suffering for those who managed to survive the initial impact and radiation exposure.Since then we have also seen the disastrous and impact of nuclear testing,including in the Pacific. Each of the more than 13,000 nuclear weapons in existence today possesses an even greater destructive force than that seen in Hiroshima and Nagasaki.
The use of just one bomb would be devastating and nobody believes a nuclear conflict would end there. Millions would certainly die,and the damage to our environment would be irrevocable. Experts have warned that no state,grope of states or international organisation is able to prepare for or deal with the effects of nuclear war. So if we cannot prepare,we must prevent.
As UN Secretary-General Guterres has said,the international community must reinvigorate its work on nuclear disarmament to quote "save humanity". It is not a job that we can leave to others or to future generations. He waka eke noa(※) - we are all in this together.
This is why New Zealand - with a majority of the United Nations membership - recently adopted the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons. I urge all others to join with us and ratifying this landmark Treaty as a necessary step towards the total elimination of nuclear weapons,and pursuit of global negotiations involving all nuclear weapons possessors to achieve nuclear zero.
Only that can be a worthy legacy for those who have suffered the use of nuclear weapons in Hiroshima and Nagasaki,and their tasting in the Pacific and beyond.
(※)「He waka eke noa(ヘ・ワカ・エケ・ノア)」の部分はマオリ語で、その意味は「私たちは同じ船(ワカ)に乗った仲間です」
☆日本語訳 (byアヤ)
…いやー、何度聴いても泣けますなあ😭
え?日本語訳を教えてほしい?
しょうがないなー、特別だよ😝
(以下、アヤ先生が作成した日本語訳)
世界が新型コロナウイルスに対応するという困難に直面し続ける中、広島と長崎への原爆投下から75年を迎えました。世界で起きたできごとの破滅的な影響が思い出されます。
1945年8月、世界は、「核兵器が何をもたらすのか」を初めて目の当たりにしました。最悪の結果を生み、爆撃の衝撃で亡くなっただけではなく、その後も長く続く放射線による後遺症で、人々に想像もできない苦しみや被害をもたらしました。それ以降も、太平洋などでの核実験による悲惨な影響を目にしてきています。現存する13000個以上の核弾頭の一つ一つが、広島や長崎で目の当たりにしたものよりも強大な破壊力を持っています。
たった一つの爆弾が、破滅を意味します。そして、核戦争がそこで終わるとは誰も信じてはいません。数百万人の命を一瞬にして奪い、環境に取り返しがつかないダメージを与えます。専門家は、「いかなる国家や国家の集団、国際的な組織も、核戦争の影響に備えたり、対処したりすることはできない」と警告しています。備えることができないのなら、食い止めるしかないのです。
国連のグテーレス事務総長が「人間性を守れ」と言うように、国際的なコミュニティは、核の非武装化に向けた取り組みを再度活性化させなければなりません。他人や将来世代に押しつけてよい問題ではありません。
ですからニュージーランドは、大多数の国連加盟国とともに、核兵器禁止条約を採択したのです。私は、核兵器根絶に向けて必要不可欠な段階(ステップ)として、そしてすべての核保有国が核兵器ゼロを達成することを含めた地球規模の交渉を求めて、他国も私たちに加わり、この歴史上顕著なできごとである核兵器禁止条約を批准することを要請します。
このことが唯一、広島と長崎への原爆投下や、太平洋などでの核実験によって苦しめられた人たちに対する価値ある遺産(レガシー)となるのです。
(ここまで)
☆ニュージーランドのコロナ感染対策
ニュージーランドといえば、コロナ感染対策に特に成功している国のひとつだと、高く評価されていることでも知られています。
ニュージーランドは3月25日にロックダウン(都市封鎖)を開始。最も厳しい「レベル4」の警戒水準に入ったため、ほとんどの事業所は休業し、学校は休校となり、住民は自宅で待機する事態となっていました。
しかし対策が奏功し、4月下旬には「レベル3」、5月半ばには「レベル2」と段階的に緩和。そして6月9日午前0時(日本時間8日21時)には、感染者が国内でゼロになったことを受けて、国内制限が全面解除となりました。現在もなお、感染者を低く抑えている優秀国です。
6月8日の閣議後に記者会見したアーダーン首相は、「国内に新型ウイルスの感染者がいなくなったと報告を受けたとき少し踊ってしまった」と語っています。優秀なだけでなくかわいくてオチャメさんな面もお持ちのようです。
(感染ゼロを喜ぶ笑顔のアーダーン首相)
「前より安全で確かな状態にいるものの、まだCOVID-19以前の生活に簡単に戻れるわけではない。皆の健康を守るためにこれまで決然と集中して取り組んできたが、今後は経済再建に同じように取り組む」
「やるべき仕事が終わったわけではないものの、これは紛れもない節目です。ですのでただひたすら、この言葉で結びます。ニュージーランド、ありがとう」
とアーダーン首相。すばらしいリーダーですね!
世界には同じ島国でありながら、半年間何もしないばかりか税金を遣って感染症パンデミックが懸念されているときにわざわざ国民に旅行を推進したり、憲法に違反してまで国会を開かずトップが逃げ回ったり、記者会見の名の下にプロンプターを朗読したり記者に実力行使をはたらいて質問を抑え込んだりする国があると聞きますから、ニュージーランドの優秀さが際立っています。
そもそも若い女性が首相になれる時点で国として優秀ですね。アーダーン首相はニュージーランドで歴代3人めの女性首相だそうです。
☆まとめ
今日は、すばらしいアーダーン首相のスピーチを素材にして英語を勉強しようというお話しでした。
これ、本来は被爆国たる私たちが発信すべきメッセージですよ。
日本はアメリカに忖度して核兵器禁止条約を批准していませんし、「核兵器をなくそう」と堂々とは主張していません。情けないですね。
ニュージーランドにできて、日本だけにできないなんてことあるもんか。
では、また!
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