見出し画像

日本生まれ日本育ちの私が、IELTS7.5を取れた3つの理由

こんにちは。ジーナです。

こんなペンネームですが、お母さんもお父さんも日本人。日本生まれ日本育ち、家族に英語を話す人もいません。

日本の大学に進学・卒業後、特に英語を使わない日本の企業に就職しました。

そんな私が、リーディングとリスニングでIELTS7.5を 取得するにあたって必要だったと感じること【3つ】をご紹介します。


⓪まずは自己紹介


私の英語との関わりを時系列でお伝えします。

5歳:
週1で英会話スクールに通っていました。英会話スクールといっても、知人のおばさんのマンションで放課後、他の学校の子達も混じって一緒に英語でアクティビティをするもの。私の英語との出会いは、ここが始まりです。

17歳:
10年強通った英会話スクールを辞め、同じタイミングでカナダへ2週間ほどの短期留学をします。初めての海外生活は大変刺激的な経験でした。

19歳:
日本の大学へ入学し、2年生〜3年生にかけての1年間、アメリカへ留学しました。語学留学ではなく、現地の大学生と一緒に単位をとるコースです。

22歳:
大学卒業後、都内の会社に就職。

25歳:
海外大学院への進学を決意。仕事をしながらテストや出願の準備をし、デンマークにあるコペンハーゲン大学への進学を決めました。

ざっとここまでが私の経歴です。
デンマーク留学にあたってIELTSを受験し、7.5を取得することができました(IELTS7.5は、TOEIC換算で970〜990点程度)。
ここからは、私が考える英語マスターへの近道をシェアしたいと思います。


①留学する

一つ目からありきたりすぎてガッカリされた方もいらっしゃるかもしれません。

留学は初期費用こそかかりますが、人生80年(いまや100年?)と考えると、やはり最もコスパよく英語マスターに近づける方法だと思います。

ここで言う「コスパ」とは、かけた費用に対してその後リターンとして手元に返ってくる価値が大きい、という意味になります。

英語が話せると、それだけで様々な選択肢がオープンになります。
・仕事のオファーが来やすい
・給与アップにつながりやすい
・働く国や地域を選べる
・勉強する国や地域を選べる
・調べものをするときのリソースが膨大
・世界中のニュースをキャッチアップできる
など。

日本で通うスクールや、教材にももちろん価値があると思います。しかし、最も短期的かつ効率的に英語力をUPするためには、やはり留学が最短ルートのように思います。

※留学についてはもっともっとお話しできることがありますが、ここではかなり簡略化しています。


②継続的にインプットする

日本の企業に就職した私は、英語を話したり書いたりする機会が全くと言っていいほどありません。

IELTSを受けるずっと前から、英語をできるだけ忘れないようにするために私が心がけていたのが、映画やドラマを字幕なしで観ること。

もちろん最初から字幕なしでは内容を理解できず、内容を理解できないと楽しめないので長続きしません!

もっとも大切なのは、"継続できるかどうか"。自分が楽しんでできるインプットの方法を見つけることが大切です。

私は、アメリカのTVドラマ"F.R.I.E.N.D.S"を、5回通しで観ました(フレンズは1話45分の25エピソード×10シーズンあるので、実に833時間フレンズを見ていたことになります笑)。日本語字幕ありで2回ほど見た後、3回目からは英語字幕、4回目の途中あたりから字幕なしでもジョークに笑えるようになります。

インプットは、ドラマに限らずとも自分が楽しめるものであることが一番大切。
・音楽
・Ted Talk
・Pod Cast
・ニュース記事
・読書
・ネイティブスピーカーと話す、話を聞く
など、選択肢は様々です。

IELTSのリスニングには様々な国のネイティブスピーカーが登場するので
英語の訛りにも慣れておく必要があります。テスト直前は、仕事へ行く前のメイク時間にTed Talkを聴き、さまざまな発音に耳を慣れさせていました。


③思考力を磨く

Last but not least, 思考力。一見英語力に関係ないように見えるスキルですが、私がとても大切にしているスキルでもあります。

外国語を使うとき、言葉の難しさが壁になり、いつもより思考ペースが落ちやすくなってしまいます。

私自身、つたない英語を話していて、自分が赤ちゃんのように思えて悲しくなることも…皆さんはどうでしょうか?

私がIELTSで7.5を取れた背景には、この思考力が大きなポイントになっていたように感じています。外国語を話しても思考ペースが落ちないよう、日本語でも自身の思考力を鍛えておく、ということです。

「思考力」をもう少し具体化すると、
・本を読んで自分の中のインサイトを増やす
・ニュースや社会問題に対して考え、自分の意見を持つ
・文章を読みながら同時に考えるスキルを身につける
・ロジカルシンキングを身につける

などが当てはまります。これらは全て、日本語でやっても問題ありません。

私はアメリカ留学を終えて帰国した大学三年生の夏、人生における私の英語力が今がピークに違いないと思い(その後デンマークへ大学院留学することになるとはつゆにも思いませんでした)、TOEICを受験しました。結果は、890点。

当時はこのスコアに満足したものの、英語を全く使わない社会人生活を2年経験したのちに私が取得したスコアは、TOEIC換算980点。

このスコアの違いは、私が社会人として2年間、知らず知らずのうちに鍛えてきた思考力にあると思っています。

・結論ファーストで話す
・箇条書きで考えをまとめる
・ロジカルシンキングで課題解決するスキルを身につける
・自分の考えを上司にわかりやすく話す

などのビジネススキルが、実際にリーディングやリスニングの
問題を解くときに非常に役立ちます。思考力が身についていると、無意識のうちにリーディング課題を読みながら記事の要点をまとめたり、リスニング課題を聴きながら質問を先にチェックしたりなど、「テストが賢くこなせるようになる」からです。

この思考力は、必ずしも日常会話で必要とされるわけではないと思います。しかし英語の試験で高得点を狙うためには、必ずと言っていいほど必要とされているスキルなのではないかと思います。

▼思考力を高めるために、何ができる?
・本をたくさん読む
・速読できるようになる
・本を読んだら、感想を限られた文字数でアウトプットする
 ※回し者でもなんでもありませんが、「読書メーター」というアプリが好きです。
・ニュースを読んで自分の考えを持つ
・問題解決スキルを身につける

社会人でこの記事を読んでくださっている方は、今学校で英語を勉強している学生よりも、思考力において習慣がすでに身についている方も多いのではないかと思います。

外国語は早く学んだ方がいいと世間的には良く言いますし、実際いくつかの領域(発音など)においてはその理論が正しくもあります(ちなみに、大学での専攻は言語学でした)。

しかし、年齢を重ねてからの方が習得が早いことが証明されている言語領域の研究もあります。それは、効率的に語彙を吸収したり、インプットをアウトプットに変えていくスキルが発達している点に理由があります。

英語攻略本にはあまり書かれていない、「思考力」をご紹介しました。私も思考力をもっと身につけて、さらなる上達を目指したいと思います。


④最後に

いかがだったでしょうか。
IELTS7.5を取得するために私がやっていたことはもう少し細かく分類もできますが、大きく3つに分けてみました。

さまざまな勉強スタイルがあると思いますので、ぜひみなさんの記事やご意見を読みながらもっとブラッシュアップしてみたいです。

ぜひ一緒に英語を自分のものにして、もっともっと広い世界を見に行きましょう♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?