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【オルタナティブ学童】エンパシーを高めよう!

こんにちは!
2025年4月から今までの学童の常識を覆すオルタナティブ学童クラブを立ち上げようと思っている藤森です。

私の18年間の保育園・児童館・学童クラブ勤務で培った児童健全育成理論、
そして目指している理想の学童クラブについて綴っていこうと思います。

起業までの道程もストーリー形式で綴っていくつもりです!

最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!


 工藤勇一さんとボーク重子さんの対談です。

昨日出たばかり!
「主体性と当事者意識」「自己決定」について語ってくださいました。

パイオニア同士の対談+プロが作成した記事ですから私の記事よりだいぶ説得力があります。
ぜひ読んでみてください! ↓

私も自己決定についての記事を過去に書いています。 ↓

これから「非認知能力」に対する注目度はさらに上がっていくでしょう。

工藤勇一さんは「非認知スキル」と言っています。
私も「非認知スキル」に言い方変えようかな…。


エンパシーを高めよう!

昨日が主体性についての記事だったので今日はもう一つのスキルである
エンパシーについて書きたいと思います。

エンパシーとは
他者の状況や感情を認識し、理解する能力のことです。
他者の視点から物事を見ることができる能力であるとも言えます。

能力なので
思いやりの心 などという心の教育ではなく
きちんとしたトレーニングで伸ばすことができます。

この言葉を知ったのは実は今年に入ってからなのですが
私は過去の様々な実経験のおかげもあり
おそらくこのスキルはかなり高いと思っています。

理由は2つ

①子ども時代に様々な文化・芸術に興味を持っていたこと

②保育士という職業でプロになるために身に付けたテクニックのおかげ

です。

あと
長くなるのでここではあまり触れませんが
実際に社会の中で役に立つエンパシーとは
快の感情より不快の感情を認識し理解する能力です。

なぜなら
辛い 悲しい 苦しい 悔しい 情けない
苛立つ 頭にくる 悩む 恐れる 悔やむ
 など
人間の感情は不快な感情の方が種類が多く
その不快な感情を解消したり和らげたりする支援者に信頼感を感じることが多いからです。

なので
小さいころにそれなりにつらい経験をすることは大切で
それを克服してするためのレジリエンスを伸ばすことが
エンパシーを高める上では結構重要だと思います。

今日は
もっとポジティブなエンパシーの高め方の紹介です。


①子ども時代に様々な文化・芸術に興味を持っていたこと

私は
小学校高学年になったころから
学校の図書館で読める本だけでなく
漫画・ 小説・ 音楽・ ファッション・ アートなど
様々な文化・芸術に興味を持ち
学校の勉強そっちのけでハマっていました。

作品自体も好きなのですが
それ以上に作者の意図を読み取るのが好きで
映画を観ては、その感想を親友と朝まで語り明かす毎日を送っていました。

好奇心を伸ばしてあげることはエンパシーの向上につながります。


②保育士という職業でプロになるために身に付けたテクニックのおかげ

保育士や教員という職業は
エンパシーを高めるうえでは最も適した職業じゃないかなと思います。

学校はわかりませんが
保育園・学童には児童票(児童台帳)という書類があります。
かなりの量の個人情報が載っている書類です。

私はこの児童票をしっかりと読み込んだあとに
一般的な家族モデルの原型に
記載された情報を上書きし修正していくことで
よりその家族に近いイメージに整えるという作業を行ってきました。

石の塊から人間の像を削り出す彫刻家のような作業
みたいなものだと思ってもらえれば大丈夫です。

 例えば
 父・母・ 祖父・祖母・長子(女)・中間子(男)・末子(男)
という家族モデルの場合

まず各自の役割の特徴がありますのでそれを原型とします。
トリセツはたくさん出ていますので
お好きなものを選んで読めば良いんじゃないかなと思います。
あくまで原型なのでそこまでこだわりません。
※買う人が基本親なので子どものトリセツが多いですが
 それが成長したのが親なので、親の兄弟関係情報もあれば尚良しです。

そこに上記モデルの場合は
・3世代同居している家族の一般的なモデル
・長女→長男→次男という兄弟形の一般的なモデル
・年齢差は? 年子? 1歳差? 2歳差? 3歳以上?
・出身は幼稚園? それとも保育園?
・両親の年齢は? 2人の年齢差は?
・両親の職業は? 
という感じで
原型にザックリと大きな加工を加えた後で
実際にお預かりしているお子さんとその家族との関わりを通して
日常の様子の観察記録や対話などの記録(ログ)をもとに
よりリアルな修正を加え
ることで解像度を高めていきます。

 こうやって
15年間ほど家族モデル事例集を作る作業を積み重ねてきたおかげで

たとえ初対面であっても
児童票をみるだけで大分精度の高い対応ができるようになりました。
勝手な思い込みを防ぐためにも情報を取りに行くことは大切です。

と まあ…
この記事でどこまで伝わるかはわかりませんが
私はこのようにしてエンパシーを高めてきました。

オルタナティブ学童では
子どもたちとの対話の中で上手く伝えていければ良いなと思います。


最後に

エンパシーという言葉を広めた ブレイディみかこさんの著書
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」にも出てきますが
エンパシー能力を磨くということは
多様性を理解するために 自分の無知を認めることであり
相手のことを理解するために その人の靴を履いてみることなのです。

結局いつも同じ結論に落ち着くのですが
非認知能力を伸ばしたいなら
非認知能力の高い人と付き合うのが一番簡単で効果的です。

なので最近の私は
とにかく非認知能力の高そうな人と会って話をするようにしています。

その中の一人である
日野公三さんさんが先日の教育シンポジウムでこう言っていました。

異端は 認められれば 先端になる 

まだまだマイノリティな私たちですが

子どもたちの放課後を変えていくために
自治体の下請け学童ではなく
株式会社立の民間学童として先端になってやろうと思います!

そして
これから次男のバスケの試合の応援に行ってきます!


オルタナティブ学童&こどもの居場所事業は
家庭や学校、塾や習いごととはちょっと違う「人間力を身に付ける場所」

2025年4月開所予定!

オルタナティブ学童「ピカイチ(仮)」
「託児」がメインだった今までの学童に、非認知能力を伸ばす多彩な取組みを導入し、これからの時代を生き抜く子ども達をのびのびと、健やかに、逞しく育てます!

子どもの居場所「こどものスタバ(仮)」
非認知能力を伸ばす 伴走型支援ができる 優秀なスタッフたちが運営する「こどもの自立をサポートするハイスペックな遊び場&イベントスペース」です。

この人たちなんだか面白そう…と思った方!
私もそんな人たちとつながりたいなぁ~と思った方!
私にも何かできるかも…と思った方!
是非ともつながりを作っていきましょう!

コメントお待ちしております!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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