昔から、“しっかりしている子” という代名詞をありがたく頂戴してきた。 “真面目” “大人っぽい” “放っておいても大丈夫” 確かに、そうだ。自分でもそう思う。…
カメラの目が、こわい。 その目に捉えられると、まるで、銃で顔を狙われているような感覚になる。 「はい、そこに立ってくれますかね。」 艶をたたえた黒色をしていて、…
夕霧
2024年2月8日 21:32
昔から、“しっかりしている子” という代名詞をありがたく頂戴してきた。“真面目” “大人っぽい” “放っておいても大丈夫”確かに、そうだ。自分でもそう思う。前から不思議に思っていたことがある。”我を失う”という感覚が、全く分からないのだ。どうしたら、自我を忘れて、誰かに夢中になったり、何かに時間を超えて没入したりできるのだろう。いつも、私の内側には2人の自分がいる。1
2024年2月3日 14:46
カメラの目が、こわい。その目に捉えられると、まるで、銃で顔を狙われているような感覚になる。「はい、そこに立ってくれますかね。」艶をたたえた黒色をしていて、時折、紫や緑の光を反射する分厚いレンズ。飛び切り特別な、愛らしい表情をしてくれ、という無言の圧を送ってくるカメラマン。その要求を了解済みで、今かいまかと私の笑顔を待ち構える周囲の人たち。その時、その場にいるみんなからの期待