居酒屋で スナック純の答え合わせ(!?)をしていた2人・・・ 俺 「ダイヤのピアスに代わって 今度は『ケリーバッグを使う』とか かな!??」 K村 「飲み屋さんで お客さん相手のバッグを使った小遣い稼ぎは だいぶ前から有ったみたいスね!!」 俺 「そうなの???」 K村 「田舎ではあまり聞かないと思いますが 東京・・、特に銀座ではよくある方法らしいスよ! 普通はヴィトンを使うみたいスけど・・・」 俺 「ヴィトンだと せいぜい数十万だけど ケリーだと桁が一桁上がるな!
初めて「スナック純」に行ってから ほぼ1か月が過ぎた週末・・・ 俺は 後輩のK村と居酒屋で飲んでいた。 俺 「で・・・ 頼んでた件、分かったのか???」 K村 「ハイ! だいたいは・・・」 俺 「ピアスの件は 分かってるから バッグの件だけでいいよ!! ブヒャヒャヒャヒャ・・・」 K村 「先輩・・・ デヘヘヘヘヘヘ・・・」 俺 「まあ お前もアケミママにおだてられて 協力してただけだろうけどな!!」 K村 「2人のスケベ親父には悪いことをしました。」 俺 「で
サーファーがバンガローを借りて1泊の飲み会をやった。 真夏の土曜日の晩だった。 サーファーの悪名は広がり もうこの地元で、場所を提供してくれる店や宿泊施設はなかった。 あまりにもひどい結末が多かったからだ。 しかし、まだバンガロー施設までは手が回っていなかった。 いつもの仲良しサーフチーム員の飲み会である。 このときはスペシャルゲストとして、酒乱のヤス君が、芸達者な友達(!?)を連れて来るという話だった。 酒が大好きで、飲むといろいろ面白い(!?)ヤツらしい。
サーファーがまた忘年会をした。 今度は国民宿舎だ。 海から少し離れているので、サーファーの悪い噂も無かったらしく、めずらしくすんなりと予約が出来た。 大広間で宴会がはじまった。 人数は20人ぐらい。 いつもの仲良しチーム員達だ。 みんなワクワクしている。今日は何が起きるのだろう、と・・・。 今夜も酔っ払って、適当に物を壊している。 酔っ払いサーファーの目の前にあったんだから仕方がない。 いつものことだ。 ときどき、高校生のアルバイトの少年達が、お酒や料理を運ん
1億8000万人の異種格闘技ファンの皆様、お待たせしました。 本日はドリームマッチ、サーファー代表、真木蔵人vsボクサー代表、片岡鶴太郎の 仮想 異種格闘技戦を後楽園ホールよりお伝えいたします。 (なお この話は今から20年ぐらい前に書いたものです。時代的に違和感が有るのはご容赦願います) 実況は、元サーファーのケン。解説は、田舎のサーファー界伝説の男カリ・スマクンです。 ケン 「大変なことになりました。どちらもタレントである二人が、リング上で対決することを誰が予想し
奥のカウンターで チーママらしき女性とヒソヒソ話をしていたスーさん・・・ その様子を チラチラと横目で窺っていたアケミママだった。 しばらくして スーさんが こちらを見ながらチーママに何か呟いたようだった。 チーママも 同じようにこちらを見ながら頷いた。 それを待っていたかのように アケミママが「ちょっと席を外しますね!! すぐ戻って来るからゆっくりしてて下さいね!!」と言って席を立った。 「馴染みのお客さんに呼ばれたのかしら・・・」 K村の脇のマリちゃんがつぶや
カウンター奥の席に腰かけたスーさんと呼ばれるオヤジ・・・ すかさずチーママらしき女性とヒソヒソ話を始めたのであった。 アケミママは 彼の姿を目で追い 緊張の表情を一瞬見せたが すぐに元の話に戻った。 ママ 「私 宝石が好きで・・・ 中でもダイヤが一番好きだわ!! フフフフ・・・」 俺 「そうですか!? そういえば俺も 宝石が嫌いだと言う女性には会ったことは無いですね!! ギャハハハハハ・・・」 ママ 「この怪しい輝きに惹かれてしまうのよね!! 女って いつでも輝いて
ママの昔の話を避ける空気を感じ 当たり障りのない話題に変えた俺・・・ 「アハハハ オホホ!!」と うわべのだけの話が続いた。 そのバカ話をしている間中も、俺はずっと彼女のピアスが気になっていたのである。 両耳につけられたダイヤモンドのピアス・・・ どうみても片方で1カラット以上は有る。 ダウンライトの灯りにキラキラ輝き その眩しさからも かなり高価なダイヤに思えた。 (例の疑惑の件もあるし 探りを入れてみようかな!?) 俺 「さっきから気になってるんですけど そ
後輩のK村の隣にマリちゃん、俺の脇にはアケミママという形でボックス席に座った4人・・・ 少し厚目の化粧のためか 派手な真っ赤なドレスがよく似合っていた。 彼女から漂ってくる匂いにウットリしながら 「噂通りの綺麗なママですね!!」とお世辞を言ってみた。 ママ 「あら ヤダ 誰がそんなこと言ってるんでしょ!!」 俺 「みんな言ってますよ!! こんな田舎にはもったいないって!! ブヒョヒョヒョヒョヒョ・・・」 すると その会話を聞いていたK村が 口を挟んだ。 K村 「マ
ある昼下がり・・ 俺はヒマを持て余し、仕事中にもかかわらず 事務所のパソコンで風俗情報を見ていた。 すると某店長が フラリとやって来た。 実は 俺の周りは店長だらけなのである。 みんな サラリーマンの出世競争などというものには無縁な 安易に自営業を選んだヤツばかりなのであった。 楽をして小金を儲ける事に長けた人種である。 頭がいいのかといえば その逆で ひと言で言うと「ナマケモノ」という言葉がピッタリのヤツラである。 どういう訳か そういう店長達は みんなサーフ
スナック純・・・ その店は細い路地を入ったところにあった。 昭和30年代は この町も戦後の日本と時期を同じくして最盛期を迎えていたのである。 そしてその頃 日本のあちこちには路面電車が走っていた。 しかし その後の不況で次々と廃線になり その線路跡が 我が地元では一方通行の路地になっていたのであった。 俺 「こんなゴミゴミしたところに有るんだ!?」 K村 「ええ・・ 場所は悪いですが店と女の子はまあまあですよ!! 営業方針にちょっと問題が有るだけで・・・ ギャハハ
デパートの宝飾品売り場で働いていたK村・・・ そんな彼と 久しぶりに飲み屋さんで顔を合わせた俺だった。 「先輩! ピアスって片耳ずつ作れるって知ってましたか??」 K村の問いかけに 一瞬 何を言ってるのか分からなかった俺・・・ 当時(30年ほど前)は 今のように 片耳ピアスなどしてる人は見当たらず、当然 ピアスもセットで売られていた。 K村 「ピアスって 片耳ずつオーダー出来るんですよ!! っていうか 高級品だけですけどね!!」 俺 「ふ~~ん・・・ 分かった。
20年ほど前、ド田舎のサーファー2人組が仲間の結婚式に東京へ行ったときの話・・・ (実話です!!) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ AM10時30分の<b>特急フレッシュひたち</b>に乗るため 嫁さんに送って貰った俺・・・ (後輩のサーファーとは駅で待ち合わせだった) 発車時刻の20分前には駅に着き 周りを見渡す俺だった。 「何事にも 余裕を持って行動しろ!!」 (死んだ爺様の遺言である) (後輩の分の切符も俺が買って しっかり握りしめていた) 近くに高校
時は昭和のどん詰まりのバブル時代・・・ 世の中は かつてない好景気に沸いていた。 町工場のバカ息子だった俺は 世の同業者と同じように 毎日飲み歩いていたのであった。 その日 2軒目の馴染みの店に顔を出すと 高校、大学ともに後輩のK村が仲間と飲んでいた。 (こいつ なかなかのイケメン君で派手好き・・・ 仕事は デパートの宝石売り場の責任者をしていた。当時の景気を肌で感じていた職業であろう) K村 「あっ!? 先輩 久しぶりです。 何軒目ですか?? ブヒョヒョヒョ・・・」 俺
かなり前の話だが・・・ 冥王星が 仲間はずれにされたらしい・・ 学者達が集まって 太陽系の第9惑星だった冥王星を惑星から除外した。 アメリカ人が発見した唯一の惑星ということで、アメリカはプライドをかけて 冥王星を惑星として残そうとしたらしいが、他の国々に反対され惑星から降格した。 アメリカという国は よほど嫌われているらしい・・ たぶん 日本はアメリカの味方をしたのだろうが、日本も元々嫌われているので 誰も話を聞いてくれなかったのかもしれない。 俺的に考えれば 今回の騒
週一サーファー 海への出勤の日。 AM10時半、曇り、サイズは腰くらい、たまにセットで肩・・ 相変らずのヤクザなダンパ波。 いつもの夏は もっと厚めの波が綺麗にブレイクしているのだが、今年のホームポイントは 地形が変わってしまっているようだ。 台風がひとつかふたつ来て、ポイントの地形を変えてくれるのを希望する。 これではロングは手も足も出ない。 立った瞬間に 前後とも垂直な壁になっている。 あとは巻かれるのみ・・ 乗る→巻かれる 乗る→巻かれる の繰り返し!! そんなマ