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ケリー 8

初めて「スナック純」に行ってから ほぼ1か月が過ぎた週末・・・

俺は 後輩のK村と居酒屋で飲んでいた。

俺 「で・・・ 頼んでた件、分かったのか???」

K村 「ハイ! だいたいは・・・」

俺 「ピアスの件は 分かってるから バッグの件だけでいいよ!! ブヒャヒャヒャヒャ・・・」

K村 「先輩・・・ デヘヘヘヘヘヘ・・・」

俺 「まあ お前もアケミママにおだてられて 協力してただけだろうけどな!!」

K村 「2人のスケベ親父には悪いことをしました。」

俺 「でも 親父達は 半分 自業自得だからな! ギャハハハハハ・・・」

ダイヤのピアスの話は K村が噛んでいたのだった。

俺 「じゃ ケリーバッグの件だけど・・・」

K村 「それなんですけど・・・  あのスーさんと呼ばれていた客ですが、やっぱり 私の記憶通りで、東京のバッグ問屋の社長でした」

俺 「東京の・・・???」

K村 「ハイ! 高級バッグ専門らしくて 並行ものを中心に扱ってるらしいです。 知り合いに聞いたら すぐに分かりました。あの親父・・・、最近 こちらに来ることが多くて、いろんなヤツに目撃されてました。ガハハハハハ・・・」

俺 「ふ~~ん・・・、こちらに来る用事が出来たんだな??」

K村 「そうでしょうね!! ケリーが欲しい客とかですね・・・・」

俺 「それさ~ もしかして・・・ アケミママが・・・」

K村 「先輩もそう思いますか???」

俺 「うん・・・ だって お前 ピアスは2人に売っただけなんだろ??? 彼女も そのあとは誰も連れて来なかったんだろ???」

K村 「ハイ・・・」

俺 「じゃ 次の金儲けの手段を考えたと思うのが自然だよな!!」

K村 「スーさんとアケミママは 東京にいた時からの知り合いでしょうから・・・ もともと繋がりは有ったんでしょうね!!」

俺 「そうだろうね!! ダイヤの話も いろんなところで噂になっていたということは これ以上は無理だと気が付いたんだろうし・・・」

K村 「ダイヤに代わる換金性のいいものは??? ってか!?? ギャハハハハ・・」

次々と話が膨らんでいく2人・・・

しかしこの話・・・ 

俺達の想像を遥かに超えていたのであった。

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