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ケリー 9

居酒屋で スナック純の答え合わせ(!?)をしていた2人・・・

俺 「ダイヤのピアスに代わって 今度は『ケリーバッグを使う』とか かな!??」

K村 「飲み屋さんで お客さん相手のバッグを使った小遣い稼ぎは だいぶ前から有ったみたいスね!!」

俺 「そうなの???」

K村 「田舎ではあまり聞かないと思いますが 東京・・、特に銀座ではよくある方法らしいスよ! 普通はヴィトンを使うみたいスけど・・・」

俺 「ヴィトンだと せいぜい数十万だけど ケリーだと桁が一桁上がるな!!」

K村 「それだけ 危険性も増しますけどね!!」

俺 「でもダイヤのピアスを買ってくれる客なら可能性は有るな!! ギャハハハハ・・・」

K村 「そりゃ そうですね!!」

俺 「あれっ!? バッグを使うなら 店が買い取った時点で中古品になっちまうよな!? 何回も行ったり来たりは無理だろう!??」

K村 「ヘヘヘヘヘ・・・ だから今度は質屋を使うんスよ!!」

俺 「そうか!! その手が有ったか???」

K村 「客に同じバッグを買わせ、そのたびに質屋で買い取ってもらえば 一つのバッグで何度も美味しいですよね!?? 質屋は程度のいい中古として売ればいいし・・・」

俺 「客は自分が買ってあげたバッグなのか他のオヤジが買ったものかは分からないもんな!!」

K村 「ええ・・・ そのためのスーさんじゃないんスか?? 」

俺 「プロがバッグを用意すれば 鬼に金棒ってか??」

(鬼に金棒なんて今は使う人はいないだろうが、この話は昭和末期のバブル時代の話である。)

K村 「そうスね!! それで この前 お店でバッグを見ながら打ち合わせしてたんじゃないスかね!??」

俺 「ふ~~ん・・・・ でも それ・・・ 質屋もグルじゃないと うまく行かなくね!?」

K村 「いえいえ・・・ もともと質屋は信用商売なんで その辺は大丈夫じゃないスかね!?? っていうか・・・ 変な話を聞いたんスけど・・・ ほら あの時 スーさんが最初にカウンターで話していた相手・・・」

俺 「ん・・・!? チーママ???」

K村 「あのチーママが・・・」

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