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第9話「教育系修士が教師を目指さない理由」

こんにちは、ネキです^^
すっかり秋が深まってきました。金木製の香りが流行していますが、秋を感じさせる素敵な香りですよね。また、身なりに関して秋はおしゃれの幅がグンと上がるので、私は秋が大好きです。

ネキは、大学院生の中でも少し特殊な教育学系に所属しています。
「教員を目指さないの?」というお声もチラホラ頂きますが、私が現在志望する進路は教師ではありません。
なので、今回は前回までとは少し切り口を変えて、タイトル通り「教育系修士に所属する私が教師を目指さない理由」について記していこうと思います。


まず、ネキの学位や資格に関する基本情報はこちらになります。

  • 取得済みの学位は「学士(教育学)」

  • 取得済みの資格・免許は「小学校教諭一種免許状」

  • 現在取得中の学位は「修士(教育学)」

  • 現在取得中の資格・免許は「小学校教諭専修免許状」


そうなんです。
私は、大学の学部卒業時にいわゆる「教員免許」を取得したので、小学校の教師になろうと思えば採用試験を受けることができ、合格さえすれば教壇に立てるんです。
なんなら採用試験に不合格でも、「講師」という立場で合格した人と同じ給与をもらいながら教壇に立つことができます。

こうやって改めて考えてみると、のらりくらりとモラトリアムを生き、社会とは軽く隔絶された場所にいる大学院生なのに、「教師」という字面の社会人感が強いため、普段は感じない社会への帰属感がものすごいです(笑)

・・・話が脱線しましたが、
つまるところ「教師になれるのになっていない、ならない」ことを現在の私は選択しているわけです。

その理由としては大きく2つあります。
1.学校という1つの社会への適性がないかも。
2.教育の知識を学校現場以外で生かしたい(教育=学校というイメージを払しょくしたい)


1.学校という1つの社会への適性がないかも。

これに関しては、目次タイトルの通りです。
2年前の教育実習など教員になるための学びを経て、「一教員が声を上げたとて、子どもに還元されることがなさそう…。」と私は思ってしまいました。

学校という場は良くも悪くも組織体制が確立されており、かつ強固であることは皆さん想像がつくと思います。
働く中で、「これは子どもに必要では?」反対に「これは子どもには必要ないのでは?」と思いついたことがあったとしても、それを声に出し、実現され、子どもに還元されるまでに時間を有してしまうような気がしました。

「子どものために…!」という意思があったとしても、それが実現されないかもしれないことが多いと私はモヤモヤしてしまいそうで…。
そういった意味で、もっと裁量権を持って自由に働くことができる職場の方が私にはフィットするのではないかと考えました。

教師も裁量権を持てる職業で魅力的なのですが、就職活動を進める中で、より広い社会を対象に裁量権を持つことのできる職種があることも知りました。したがって、一旦は教員よりも民間で働いてみようかなという考えに至りました。

しかし、先に述べた通り教師になろうと思えばなれるので…「やっぱり教師が良いな!」と思ったときには教師の道を志そうと思っています。

2.教育の知識を学校現場以外で生かしたい

「なにも教育の知識は学校現場だけで発揮されるものではない」とお話される教授が多く、私はその考えに納得しています。
大人と大人の間にも教育は発生します。教育を受ける場は何も学校だけではないため、社員を対象に個に合った質の高い教育を施していく必要性を感じ、そういう立場に立てたら良いな~とぼんやり考えています。

というのも、私の友人(新卒1年目)の話になるのですが…。
入社当初から、友人にとってミスマッチな教育(罵詈雑言など)が上司によって施されていたらしく、友人は業務以外のことで思い悩むことが増え、結果4か月後には休職してしまいました。

この話を聞いて、環境に要因があると私は考えました。そして、上司だけに問題があるというわけでは無く、「この会社の教育はこういうものだ」という雰囲気や慣習が醸成されていることが問題なのではないかと考えました。
「人材定着」はどこの会社も目指していることだと思うのですが、友人の会社は明らかに人材の定着に失敗していますよね。これでは新人教育という1つの教育が意味をなしていないということになります。

そして、このような雰囲気や慣習を脱却することが出来るのは正しい教育の知識だと私は考えます。何を以て正しい教育と定めるかは慎重にいきたいのですが、正しい教育を定められる知識や経験を人より持ちうるのは、そうです!教員養成課程で学んできた人間だと思うのです。

教育について身に付けた知識、経験を学校以外の社会で発揮できることへの魅力を私は感じ、その可能性についても期待しているわけです。



以上の2つの理由から、現在の私は
教師への道<<<民間就職への道
というモードになっております^^
進路に関して様々な可能性、選択肢を持てていることは自分にとって大きな強みだと考えています。
というか、最近ようやくポジティブに捉え、このように発信することができるようになりました(笑)

((皆さんの進路決定などのお話への興味もあるので、ぜひコメントなどで共有頂きたいです。noteに書かれているようであれば覗きに伺います!!!))

最後に申し上げるとすると、昨今多くの人が口にする「教師はブラックだから…。」という理由で私は教師の道を選択しないわけではないです。
というのも、すべての仕事では何かしら大変なフェーズがあると思うからです。
ネキに関しては…
〇働くにあたり何に重きを置くか
〇何に重きを置くと自身や他者の更なる幸福追求に貢献できるか
ということを念頭に置いたところ、教師以外の道がマッチ/フィットしそう!と考えただけです^^;

今回もかなり文量が多いですね。
ここまで読み進めてくださり、ありがとうございます^^
文章、簡潔にまとめられるようになりたいです…勉強します!
それでは∼。

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