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子ども社長の経営するお店に野菜を出荷してきました!~NPO法人SLC nobitek 【Mini Toshima 起業体験イベント】~

座・ガモールファームへようこそ!

今回は、イベント参加のレポートです!

池袋にある元小学校校舎の「みらい館大明」で行われた、小学4年生以上対象の起業体験イベント【Mini Toshima 起業体験イベント】に参加してきました!

これは、NPO法人SLC nobitekが行ったイベントで、「こどもたちが設立した仮想の会社の商品やサービスを利用者に提供する」というものです。

座・ガモールファームとしては、4日間あるうちの3・4日目(8/9, 10)の参加で、大学で育てた野菜を子ども社長の経営する会社で取り扱ってもらいました。

今回は、参加者として、近くから見学させていただいた目線でレポートしていきます!

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(大学のじゃがいもが店頭に並んでいる様子)

NPO法人SLC nobitekのInstagram、Facebookはこちら↓↓

イベントの詳細はこちら↓↓


イベント概要

このイベントは、子どもが経営を学んで起業を体験し、仮想の会社でサービスや商品を提供するというものです。参加者は小学生から中学生の11名、会社は全6社でした。

しかし、これが「経営」であって、単なる「お店屋さんごっこ」と違うのは以下の3つのポイントにあります。

①地域通貨Tek(テック)を使った実践講座!

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このイベントでは、キャリア教育を目的に作られた子ども専用の地域通貨「Tek(テック)」を使って商品の仕入れやサービスの開発、販売までを体験します。
このTekのすごいのが、稼いだTekが、イベント当日以外にも他の講座の受講やお店で使うことが出来るというところ!私が聞いたところだと、他にも映画制作の講座があったり、お菓子を売っているお店で使えたり...と、楽しそうなものがありました。

Tekについて、詳しくはこちら↓↓

②働いてお給料を貰おう!
事前準備の2日間(7日・8日)は、nobitekの子どもスタッフとしてお仕事をし、1日につき、1,000Tekのお給料をわたしていたそうです。

これに関しては残念ながら、参加日が9日・10日だったため、見ることができませんでした...。

③出資してもらう体験も!
各会社に、起業準備のお金(最大10,000Tek)が出資されます。各会社は、事業計画書をしっかり作り、コーチにプレゼン、コーチはプレゼン内容を基に、出資する金額を決定します。
出資してもらったTekを使って、仕入れや看板作り等の開店準備を行います。
さらに、開業準備のお金は、最終日に返済します。
※返せなくても何もありません!返済できるよう頑張ろう!という意気込みで、大変で、難しいけど頑張ろう!
返済して残ったお金は、会社のみんなで分配します!

ここは本当に本格的ですよね!私も起業はもちろん、経営のことはさっぱりだったので子どもと一緒に新鮮な気持ちで勉強させていただきました(笑)

子どもたちの起業した会社が起業準備金を無事返せたかどうかは、この記事の最後に発表したいと思います!果たして全6企業中どれくらいが返済できたのでしょうか...

参考
特定非営利活動法人SLC | 夏休み企画!ーMini Toshima 起業体験イベントー

社長たち(参加者)の様子

このイベントでは、小学4年生から中学2年生の11名が参加していました。それぞれ、1人で起業したり、友達と起業したり、と思い思いに魅力的な会社を設立していました。

ここでは、どのように参加していたかを紹介したいと思います!

①開店準備

まずは、午後の開店に向けて仕入れをします。自分の会社で何が必要か、備品も含めて起業準備金からお金を出していきます。

帳簿を見ながら、出金と残金を確認しながら仕入れます。

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私たちの育てたじゃがいもを仕入れてくれているところ。じゃがいもはメイクイーンという煮崩れしにくい種類で、原価10個100Tekで仕入れてもらいました!ありがとう!

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看板は全て自分達で制作します。個性が出てどれも素敵でした♡
大正大学で育てた日本産じゃがいもをおすすめポイントに書いてくれた「わくわく商店」は付加価値の付け方をわかってますね(笑)

②開店

場所は体育館!机と椅子を並べて自分たちでお店をセッティング!そこに、特製の看板を付けてお店の完成!!

あとはお客さんを待つのみです!

どんなものを販売しているかというと...

お菓子や飲み物、文房具やお面に、射的、スーパーボールすくいなどがありました。それぞれのお店によって値段が違ったり、射的は当たらなくても1個はもらえるなど、工夫が光るお店たちでした。

せっかくなので、ひとつひとつのお店を見ていきましょう!

①13マート

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文具中心に、すべて2つで100Tekという安さが売りの企業。1日のみの出店で見事に利益を出しきったのは中学生という余裕でしょうか...。私も足りなくなっていた鉛筆を買い足させていただきました。

②のびた商店

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おすすめは手書きのお面。ドラえもんやポケモン、スポンジボブなどの店員一押しのキャラクターがそろっています。私は、店員も1番気に入っている出来というカービィを買いました!

③わくわく商店

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おすすめは大正大学で育てたじゃがいも!ほかにも文房具やお茶などを売っています。2日目には、鉛筆・消しゴム・ノートをセット販売していました。商売の工夫がすごいですね!

④あおい商店

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射的とスーパーボールすくいのお店。スーパーボールすくいで取れるスーパーボールは店員が1つ1つ選んだというこだわり付きです。子ども同士でもついつい楽しくて何回もやってしまう人もいました。

⑤写真がとれる休けいじょ

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ここでは記念にチェキが撮れます。お客さんの中には家族で記念写真を撮っている人もいました。私も社長さんと今日の思い出に1枚撮らせていただきました(写真は最後に)。大切にします。

⑥RANran店

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射的。これが当てるのが難しい...!大人でも1つも当たらない人もいれば、5つの的すべてに当ててしまうスーパーキッズもいたり。ちなみに私は何回もやらせてもらって最高記録は(5点中)4点でした(笑)

③片付け

ここからは閉店して手元の領収書と売り上げたお金から利益を清算します。

この作業がとにかく大変!!!領収書とにらめっこしながら、手元のお金を何度も確認。

足りない!?多い!?このお金はどこの!?どの領収書かわからない!!

1つずつ丁寧に確認しなおしてクリアしていきます...。この大変さも他では味わえない醍醐味ですね(笑)子どもたちにとっては、学校で学んだ計算を直接活かせる実践の機会だったかもしれません。みんな頭を振り絞って考えていたのが印象的でした。

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さて...ここで、起業準備金を返します。はたして無事返すことができたのでしょうか...

なんと、すべての企業が起業準備金を返し、利益を出すことができました!!すごい!おめでとう!!

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そして、お待ちかねの利益を山分けする時間。このお金、Tekは今後の講座やお店でも使えるので家に持ち帰って各自好きなことに使えます。

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札束を手にすると、つい扇ぎたくなってしまうのは人の性ですね(笑)この後、ひと言。「利益のお金を数えるのは楽しい」。うんうん、自分で稼いだお金は格別だよね。

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2日目の最後には、イベント中に撮影していた助監督の方が制作した映像を見ました。その挿入歌は、「BABY BABY BABY / 真心ブラザーズ」で、歌詞をもとに選んだそうです。

時間と金を楽しく使おう
そうさBABY たっぷり味わうのさ

時間と金を楽しく使う。まさにこのイベントにピッタリですね!
曲調も暑い夏に合う感じで、素敵でした。もともと、個人的にこの曲は好きだったので、これからは聞くときにこの日を思い出しそうです!

編集後記

普段小学生と話す機会もなく、経営も学んだことがない、というないない尽くしで行く前は緊張していたのですが、スタッフさんも、子どもたちも温かく迎え入れてくださって私も楽しく参加することができました!

特に、この取り組みは地域通貨Tekを使った実践的な起業体験ということで、それを実行している現場に立ち会わせていただいたことが貴重ですごいことだなあとしみじみ感じさせていただきました。今後も、いろいろな形で関わっていけたら最高ですね!

最後に、野菜の出荷とイベントの見学・お手伝いを快くさせていただいたNPO法人SLC nobitek 代表 幅野さんはじめ、皆さまに心から感謝申し上げます!

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