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note投稿100本のふりかえり[反響のあった投稿はどれだろ]

前回、投稿した「レポ「桃源郷通行許可証」展」をもって、noteの投稿記事が100本となりました。すごい、えらい!自分で自分を褒めます。

ブログの世界では、まず記事を100本書いてスタートラインに立てる、とか、100本書いてようやく一人前、と言う言葉があります。

まず100本ぐらい書いてみないと何もわからないよね、ということです。
まだ数本しか記事を書いていないのに、「あれーアクセスが集まらないなぁ」とか「全然反応がなくてやる気で無いなぁ」とか悩むのは早すぎるのです。ある程度数をこなすことで、傾向が見えてきたり、狙い所が見えてきたりするので、それからトライアンドエラーを重ねていくのが肝要だってことですね。その数の目安が100本。

noteはダッシュボードでビュー数などがチェックできるのですが、私はとりあえず100本書くまではあまり数字に振り回されないほうがいいと思い、1度もチェックしていませんでした。

でもようやく100本書いたことだし、ここらでいちど振り返ってみても無駄にはならないかなと思い、初めてダッシュボードを見てみました。どんな記事が人気だったのか、傾向ぐらいは押さえておこうかと。

へー、こんなことになってたんだ、という発見があったので人気ランキング形式で紹介したいと思います。

100記事のタイトルずらり一覧

と、その前に、ずらっと100記事のタイトルを並べてみます。
普段私の記事に目を通してくれている人も、こんな風にあらためて一覧で見ることはないと思うので(実際に読んでみたい方はこちらにリンクつきでまとめていますのでよろしければ)。

100 レポ「桃源郷通行許可証」展[コレクション×現代アーティストの可能性]
99 美術館の最前線に立つのが受付スタッフ[頼りにしてます!]
98 スリリングな「誤配」を仕掛ける、そんな美術展はありか?
97 生活には不要なアートを何故かくも人は愛するのか[まじめな話]
96 ミスの許されない学芸員の仕事術
95 美術館のネンポーキヨーを知ってるかい?
94 やってみよう「わいわい美術研究会」!(いや名前もうちょっと…)
93 美術展の準備ってどれぐらい前から始めるの?
92 研究者の生存戦略は、ブログのキーワード選定に近いかも
91 幕の内弁当のようなコレクション展はお得なのか[美をつくし展@サントリー美術館]
90 なぜ日本でマンガ文化がここまで栄えたのか?の美術史的考察
89 日本美術とマンガ [吹き出しのような声の視覚化はいつから?]
88 大学講義のネタのタネ 〜日本美術とマンガ〜★
87 展覧会レポのすすめ [アウトプット最高!]★
86 現代アートの無防備な展示について〜「李禹煥展」で私も考えた〜★
85 李禹煥 Lee Ufan 展レポート[結論:直島に行きたくなる]★
84 「日本美術史」を講義するためのごく個人的な助走★
83 動物園も美術館もやっていることは同じ? 【保存という役割について】
82 夏、学芸員の卵は、美術館の門をたたく
81 美術品の修復をするプロフェッショナルの話★
80 展覧会の企画立案のハウツー [思考のテンプレ]
79 SDGsじゃない大型企画展
78 私は40歳で一度定年をむかえた(学芸員の転職体験)★
77 作品の調書をとる[地味だけど基礎中の基礎]
76 美術館の温湿度管理[学芸員の大事なお仕事]
75 展覧会は刹那的、だから図録を作るのです★
74 学芸員実習は5日間の短期決戦
73 事実、ワークライフバランスではたどりつけない場所がある★
72 さぁ、国宝について話をしよう★
71 美術館・博物館は実は無料が基本なんだってさ
70 キーパーソンは作家の遺族
69 学芸員は狭き門なのか [就職パターンはいろいろ]★
68 中学生による展示損壊事件が突きつける鑑賞体験のジレンマ
67 アーティストは顔出しすべきか?[ルッキズムだけの話ではなく]
66 そもそも何故noteをこんなにせっせと書いてるんだ、私は?
65 モナリザケーキ事件が突きつける美術館の無力さ [それでも展示は続くのだ]★
64 美術館の照明は学芸員からのメッセージ[展覧会の舞台裏]
63 美術館の内覧会ってなんぞや [一般公開のその前に]
62 学芸員、ふたたびムサビへ[修了制作優秀展見学]★
61 学芸員の必需品 [仕事道具を紹介します]
60 学芸員と真贋鑑定[いい仕事してますね、とか言いたいけれど]
59 ヌードの絵画史〜美術の歴史にハダカあり〜
58 学芸員、アーティゾンへ行く [しびれました!柴田敏雄と鈴木理策展]★
57 アートは無駄だし、役に立たない、とあえて言ってみる★
56 名画ってなんだ?完結編 [思いのほか長文です]★
55 名画ってなんだ?序章★
54 学芸員は今夜も眠れない
53 学芸員の男女比、知ってますか?[女性館長が話題になる国で]
52 学芸員とキュレーターは似て非なる者なり
51 五感をとぎすまし、目指せ学芸員マスター
50 美術館のコレクションにまつわる2つの制約とタブー視された解決法
49 美術館のコレクションて、どうやって集めているの?
48 ちいさな美術館ほどコンセプトを死守すべし[弱者の生存戦略]
47 学芸員、ムサビへ行く(後編)
46 学芸員、ムサビへ行く(中編)
45 学芸員、ムサビへ行く(前編)★
44 図録がまだ小冊子だった時代[展覧会図録と著作権のはなし]
43 [徹底解説]展覧会図録のつくりかた
42 事実、展覧会図録は10人に1人も買いません。わざわざ購入しているあなたは相当なツワモノです。★
41 ローカル×ミュージアムの可能性を探して
40 ん?展覧会の広報も学芸員の仕事なの?
39 なんとなく好きだなぁ、の解像度を上げる作業[あなたの好きを誰かに説明できますか?]★
38 展覧会の空間デザインというお仕事[美術館に関わるプロフェッショナルたち]★
37 学芸員が「雑芸員」になる時[避けては通れぬ予算の話]
36 高校生は画家の娘に恋をした[学芸員のむかしがたりvol.2]
35 学芸員は美術館の「中の人」?いやいや、名前を出してなんぼでしょ!★
34 入館者数から逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
33 展覧会に関わる仕事は学芸員だけじゃないよ[真の黒子・新聞社文化事業部]★
32 学芸員の愛がためされる。それが出品交渉!
31 学芸員は今日も全国を飛び回る(わたしをのぞいて)
30 学芸員はこんなデザイナーさんとお仕事したい[ザ・わがまま]
29 学芸員のお仕事[デザイナーを探す日々]★
28 現代アートは難しい、それは学芸員でも同じなのよ★
27 あれ?パブリックアートの著作権てどうなってるの?[サクッと調べてみた]
26 思春期の少年はルネ・マグリットと出会ってしまった[学芸員のむかしがたりvol.1]
25 事務は雑務か?研究は高尚か?小さな美術館だからこそ痛感すること
24 知識・教養がなくたって楽しめる展覧会、それはもちろん理想だけど★
23 チームの仕事がしたいんだ!と今さら思った学芸員が私です
22 展覧会での写真撮影問題の追記[著作権法がちょっと変わっていた!]
21 展覧会での写真撮影問題その2[SNS時代の美術館生存戦略]
20 展覧会での写真撮影問題その1[SNS時代の美術館生存戦略]
19 アーティストと会えるのは学芸員の特権じゃないよ★
18 学芸員実習の受け入れは楽じゃない
17 大切なことはすべてヤマトさんと日通さんが教えてくれた[展示のプロの話]
16 学芸員のただ一つの特殊能力、それは危機察知能力
15 美術館もアートを成り立たせる装置のひとつ
14 そりゃ不要不急の筆頭だよ美術館は。それでも誰かの心を温めてるんだよ。
13 批評・評論は論文とは違う。アートを語る時に「私」は必要か。
12 旅のチカラ〜アイデアは移動距離に比例する〜
11 アートに解説は必要ですか?[学芸員は日々悩む]
10 結論:学芸員はリモートワークができない
9 どっちが優秀?文系卒の学芸員と美大系卒の学芸員★
8 美術鑑賞は私語厳禁?そこにワクワクはあるのかい?
7 美術館をプライシングで考える/入館料はいくらが妥当なんだろう?
6 社会にでる君へ、自分の人的価値を高めることに集中しよう〜権利を主張すると損する話
5 学芸員?あの美術館の端っこに座ってる人?★
4 学芸員の専門分野について考える
3 ミスは起こるべくして起こるので、反省するより仕組みの修正をしよう
2 美術館は金食い虫でいいのか?
1 思考は文章化した上で、忘れよう

いやー我ながら書いた書いた。好き勝手書いてるなぁ。
さすがに100本も書くと、タイトルだけ並べてもどれから読んだらいいのかわからん状態になりますね。一応その時その時で比較的反応が良かったものに★マークをつけているのですが、これもあくまで主観的なもので、そこまでしっかり数字をとっていたわけではありません。

では、データに基づく人気記事ランキングに参りましょう。最もビュー(アクセス)を集めた記事トップ5、最もスキのついた記事トップ5、最もコメントの多かった記事トップ5の3つを紹介します。

最もビュー(アクセス)を集めた記事トップ5

1位 学芸員、ふたたびムサビへ[修了制作優秀展見学]
2位 美術品の修復をするプロフェッショナルの話
3位 名画ってなんだ?完結編 [思いのほか長文です]
4位 大学講義のネタのタネ 〜日本美術とマンガ〜
5位 「日本美術史」を講義するためのごく個人的な助走

なるほど、こうなりますか。
これはですね、振り返るとたしかほとんどnoteの注目記事だかおすすめ記事としてピックアップされたものばかりですね。やはりプラットフォームに推してもらえると、グンとアクセスが増えます。
どれもがっつり長文。noteはユーザーのリテラシーが高いので(個人的感想ですが)、内容があって読み応えのある記事がピックアップされる傾向にあります(中の人がちゃんと読んでる感がある)。

最もスキのついた記事トップ5

1位 美術品の修復をするプロフェッショナルの話
2位 私は40歳で一度定年をむかえた(学芸員の転職体験)
3位 大学講義のネタのタネ 〜日本美術とマンガ〜
4位 名画ってなんだ?完結編 [思いのほか長文です]
5位 アートは無駄だし、役に立たない、とあえて言ってみる

なるほどこうなりますか。書いていて楽しく、感情のこもった記事が多いです。やはり想いは文章で伝わるんだなぁと再認識。
実は、プロフィール設定している自己紹介ページもランクインしていたのですが、これはバックナンバーを兼ねた索引ページなので割愛しました。

最もコメントの多かった記事トップ5

1位 美術館の温湿度管理[学芸員の大事なお仕事]
2位 展覧会の空間デザインというお仕事[美術館に関わるプロフェッショナルたち]
3位 なぜ日本でマンガ文化がここまで栄えたのか?の美術史的考察
4位 [徹底解説]展覧会図録のつくりかた
5位 アートは無駄だし、役に立たない、とあえて言ってみる

なんだか、ほかのランキングとあまりかぶってないですね。読んだ人がちょっと一言コメントしたくなる、そんな記事をこれからも書いていきたいものです。

[まとめ]月並みだけど継続は力なり

ほんと使い古された言葉で締めて恐縮です。でもまぁ、やっぱりコツコツ継続するのが一番ですね。じわじわと定期的に読んでくれたり、スキをしてくれたりする人が増えてきましたし、一歩進んだメンバーシップなんてものにも参加してくれる人が現れたり。

さて、このランキング、聡明な方はお気づきかもしれませんが、1本目の投稿と100本目の投稿はおなじ条件ではありません。後半になるほど、フォロワーが増えているので、当然ながらビュー数ほか伸びやすいのは当然といえば当然ですよね。
でも、noteは投稿ビギナーをアルゴリズムで優遇することもあるようなので(みなさんのトップページにもフォロワー数が多いアカウントばかりが表示されるわけではありませんよね?)そこまで深く考えなくてもいいかなと、単純にビュー数、スキ数、コメント数でランキングを作ってみました。

noteを日々更新している人の参考になれば幸いです。

別に100記事投稿を目標にしていたわけでもないので、これからも変わらず、興味あるテーマだけをせっせと記事にしていきます。よろしければ今後ともよろしくお願いします!


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