向き不向きよりも前向き、そして何よりやれる気
がくさんです◎
地方公務員6年・国家公務員2年(出向)・民間企業(IT企業)2年を経て、個人事業主として独立。現在は、ベンチャー企業(クラウドファンディング企業)の社員&プロコーチとして活動している34歳一児のパパです。
文字通り、パラレルワーカーとして働いています。どちらも本業です。やりたくてやっています。
note記事は基本的にプロコーチの立場で文章を書きます。
【元上司の言葉】
公務員として働いていた頃の話です。地方公務員としてキャリアをスタートしましたが、途中2年間ほど経済産業省に出向し、国家公務員として働いていた時期がありました。
出向前は子育て支援部署にいました。そこから180度分野の異なる領域へ、なおかつ組織そのものが変わる転職のようなものです。
子育て支援部長からの打診があった際に、即答で「YES」と回答しました。
経営支援の領域に興味があったこと、また、まだ若かったため「残業月100時間以上でも大丈夫なので行かせてください!」と話をしていました(世の中には上には上がいると思いますが、本当にそれくらい働きました)
入庁となった2014年4月1日。
初登庁した時の緊張感、ドキドキ感は今でも覚えています。国家公務員という肩書で仕事をすること、霞が関という舞台で仕事をすること、働く環境がガラッと変わりました。
産業畑のことなどまるで何もわかっていない状態でのスタートです。当時のチームメンバーは私と同様に全国各地から出向で来ていた方々とプロパーキャリア官僚の方々で構成されていました。
基本的には私よりも年上で、これまでの経営支援の分野で活躍されてきた方、金融機関から出向されてきた方など、その道でキャリアを歩んでこられてきた方々が多くいらっしゃいました。
そんな中でいわゆる下っ端でした。なおかつ業界・領域のことをよく分かっていない。右も左も分からない状況とはまさに僕のことだったと思います。
午前中は部の挨拶など一通りして、なんやかんやであっという間に、昼間になりました。その時だったかと思います。
当時の上司(ボス)が着任したばかりの私達に国家公務員として、そしてこれから担当することになる新規事業のことについて話をしていただく中で、かけてくださった一言。
「これから色々あると思う。向き不向きよりも前向きにいこう」
言葉の受け取り方は人それぞれあると思いますが、私はこの言葉を聞いた時にすごく響いたというか、それから間もなく10年と時が立つにもかかわらず未だにはっきりと覚えています。
何故なのか理由はわかりません。
いざ業務が始まってみると、自分が想定したはるか上をいくほどにチャレンジングな毎日を過ごしました。
あまりにも仕事ができなさすぎて、周りのスピードについていくのに必死で、めまぐるしく日々が過ぎていきました。
恥ずかしながら、うまくいかなくて悔しくて先輩の前で泣いたこともあります。
正直苦手だったことがたくさんありました。
ただ弱気なことを言ってもいられません。人員も十分ではなかったし、やらなければ業務自体が前に進まなかったため、なんとかやりきりました。
先輩方がなんとか私が潰れないようにと色々サポートしてくださっていたところも大きかったと思います。
その上で心折れそうになった時に思っていたのが「向き不向きよりも前向きに」という言葉でした。
最後は自分の意地と、周りの先輩方に引っ張っていただきながら、前に進めました。先輩方が鼓舞してくださり、チーム一丸となって一つの目標に向かって動けたおかげで、最終的には当初チーム目標を大幅に達成しました。
本当に微力ながら国という単位で社会に貢献することができ、2年間の任期を終えました。
【根拠なき自信】
コーチングの概念で「エフィカシー」というものがあります。正確な定義は「ゴール達成を達成する自分の能力に関する自己評価」です。
すごくシンプルな言い方をすると「やれる気=根拠なき自信」です。
人それぞれエフィカシーの高い領域があります。それは自分の強みだったり、才能が発揮されている領域だったりします。
逆に自分の苦手な分野はエフィカシーが低くなる傾向にあります。
前段の「向き不向きより前向き」と後段の「やれる気」という話、一見すると矛盾する話にも見えそうな気がします。
これは個々人の解釈にもよるところと思いますが、認知科学のコーチングの理論でいうと、「have to(~しなければいけない)」や苦手とする領域は基本的に「やらない」ことが一番良いです。
その上で「向き不向きより前向き」という点については、いくつかに分けて考えることができるなと思っています。
1つ目が自分が掴みたいゴールに対して必要なプロセスである場合。向き不向きに拘わらずゴールへ行くための道中というような時、これはゴール達成に必要なことで、前向きに行くことができます。
2つ目が自分自身の可能性を探る時。例えばやったことがない領域で、向いているのか向いていないのかそもそも分からない。
けれどもまずはやってみるということ。やってみることでより自分自身の解像度をあげることができます。
3つ目が最初のうちはできなくてもやっていくうちに段々とできるようになることがあるということ。車の運転なども一例になるかと思います。できない時は楽しいよりも苦しいの感覚のほうが大きいです。でもそれができるようになってくると段々と楽しくなってくることがあります。
他にもパターンがあると思うのですが、
ぱっと思い浮かんだのはこの3つ。
大前提として自分の中で「この領域ならなんだかやれる気がするんだよね」と自分の強みが最も活かせるフィールドを選択することが重要である上で、
「向き不向きよりも前向き」という思考性を持ってトライするということが場面によって未来の自分に活かせることがあると信じています。
一番よくないことは、自分の可能性に蓋をすること。自分への戒めも込めて。
【今後】
正式なリリースは4月に入ってからを想定していますが、現役公務員限定のライフキャリアコーチングサービス『ハムキャリ』を運営していきます。
毎月体験セッション希望の方を募集していきますが、ベンチャー社員としての業務もあるため、受付する人数も毎月数名(2~3名)のみを予定しています。
定期的にnoteなどで発信したいと思います。
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また、もしも身の回りに該当の公務員の友達や知人などいらっしゃれば是非本記事をシェアいただけると嬉しいです。
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それでは、皆さんにとって、
よりよき1日となりますように。
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