gajyumaru2016

保育士向けの、オンラインコンテンツを制作しています。

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最近の記事

保育士たちの「暴行事件」から、見なければならないこと #3

あっという間に5月も終わり。 本年度に入り、暴行・虐待、さらには事故の報道が相次いでおり、ますます保育士の仕事のやり辛さが浮き彫りになっているように感じています。 さてさて。 3回目の今回は、子どもの発達の変化について、言葉を重ねていきます。 そもそも。発達とは 発達とは、心理学や教育学の言葉として「時間の経過とともに、身体的・精神的に機能が変化していく過程」とされています。成長と学習によって、展開されるものでもあります。 保育の中では「子ども」に対して使われることが多

    • かつての仕事を振り返ってみた

      保育の世界に関わって、今年で18年目を迎える。 さらに、福祉の世界に広げてみると、プラス1年。60歳が定年だった時代であれば、半分が過ぎようとしている。ということもできる。 なんと恐ろしや。 若手だと思って甘えてきたことも、今では常識の範囲とされて当然であるし、勢いや発想、長期計画などといっても「20代と比べるとな〜」とか「本当にこれに時間を使って大丈夫か?」と、我に問うことも増えてきた。 つい先日、社長に「経験としてやってみたい」と、とある業務委託の仕事の情報を送った

      • 備忘録・巡回の巡回

        かれこれ10年以上前に遡るが、かつて現場にいた頃。 保育所等訪問、つまりは巡回指導に手がかりを求め、助けられ、励まされ、時には腹を立てていた。 当時関わった心理士の方達が不親切なわけでも、専門性が低いわけでももちろんないのだが、保育という集団の中での個別対応と、個別支援が前提の療育での条件の違いをより考慮する必要があったし、保育士の受けてきた教育、時間的な課題を考えると、現実的ではない提案も少なくなかった。 その頃を振り返りつつ、さまざまな研修を企画・運営する中でたどり着

        • 研究会の話

          ここ数年、自分の食費が上がっているのは物価高の影響というよりも、Uber eatsの手軽さや、食材宅配サービスのこだわりへの共感が大きい。 ジャンクとオーガニックの両極端を行き来しながら、自浄作用を期待している。 私たちの会社は、やらされる仕事がほぼないため、ノッている時はとにかく衣食住が疎かになる。それでいて「健康管理」や「有機栽培」などへの著しい興味があるため、自分で自分が面倒くさいと思うこともしょっちゅうだ。 背脂豚骨ラーメンを食べながら、鍼治療の予約を入れ、食後に

        保育士たちの「暴行事件」から、見なければならないこと #3

          時間を長く感じる日

          1月最終日。 肌寒いとはいえ、身も心も足取りも軽く「やっと今日がきた!」と心躍らせながら北上。 名護の「やまびこ保育園」の一角にできた「ぴよぴよHOUSE」を訪問しました。 やまびこ保育園に来ると、「時間が過ぎる」というよりも「時が刻まれる」「時が流れる」という言葉を使いたくなります。 日々の暮らしで大事にしたいと思うけれど、ついついショートカットしてしまうこと。 例えば、食べること、話すこと、触れ合うこと、笑うこと、作ること、泣くこと、怒ること、休むこと、走ること

          時間を長く感じる日

          手作りと既製品の間

          そういえば、以前このタイトルで記事を書いたことがあった。 お惣菜をアレンジして、コロッケを作ったように記憶しているが、工程の手軽さはもちろんのこと、誰かと合作しているような感覚もあり、出来上がるまでに一味ちがう楽しみがあったと記憶している。 それはさておき、今回は、オーガニックにオートファジー、ヴィーガンと、健康に良さそうであれば、ほぼ反射的に飛びつく私が、コンビニ商品を食する際の一手間を記録することにした。 塩分補完と言い訳できる漬物を買う時ですら、罪悪感が残る。 月

          手作りと既製品の間

          世界は一つ"瀬長瞳の人形コレクション"

          名護の園長先生からご案内いただき、2日と開けずに名護にやってきました。 今日のお目当ては「世界の人形展」 https://www.city.nago.okinawa.jp/articles/2023021200011/file_contents/kodomoninngyoutirasi.pdf ネーミングから、すでに落ち着かなるほどのワクワク感。 この人形展は、瀬長さんの40年のコレクションの中から、セレクトされています。カナダで暮らしていた頃に、お隣の方から世界の人形

          世界は一つ"瀬長瞳の人形コレクション"

          くりすますさんぽ。会いたかった人に、会える日。

          22日の夜。仕事終わりの食事の時間。 「家族って何なのか?」という話題になった。 一緒に暮らしている人?夫婦?兄弟?子ども?親? 日本においては、戸籍や社会通念で括れられるものだという認識が強そうだが、人との感覚的なものもある。ということで、話題は小休止となり、箸をすすめた。 話題はそれで流れたのだが、2日経ってもまだ、私の中でぐるぐるしている。 そしてクリスマスイブがやってきた。 クリスマス〜年末にかけて、空港も田舎も人が増え、今の家族が昔の家族と集う。 そして、血

          くりすますさんぽ。会いたかった人に、会える日。

          嵐っぽい夜の、ひとりごと

          新しく買ったフライパン。 一生を共にできるのか?と問いかけながら、油をなじませる。 新しい一生の友のおかげで、今週は「焼くこと」と「今までのフライパンとの違い」を追いかけている。そして今夜は、上出来のチャーハンを食べ過ぎてしまった。 左は風の音、右からは換気扇の音が響く中(フライパンの影響)、ちょっとひとりごとを綴ってみることにする。 ここ半年、職業訓練校のキャリア相談の仕事をしている。 年齢・性別・キャリアは当然ながらそれぞれで、時には普段使っている言語か違う方と話す

          嵐っぽい夜の、ひとりごと

          保育士たちの「暴行事件」から、見なければならないこと #2

          なかなか文字が連ならないままに、週末を迎える中。 12月10日(土)〜11日で、子どもの権利条約フォーラムに参加しました。 参加した分科会のテーマは 「保育事故」と「医療的ケアの必要な子どもの保育」そして「不登校の子どものたちの声をきく」の3つ。 どれも一方から見ると、重たくて触れることに勇気がいるテーマ。 しかし、違う方から見てみると、誰しもが思い出すエピソードをもっていたり、何かしら自分ができることを見つけたくなるテーマでもあることに気がつきました。 保育の中で起

          保育士たちの「暴行事件」から、見なければならないこと #2

          保育士たちの「暴行事件」から、見なければならないこと #1

          最近まで「バスの置き去り事故」の報道であふれていたと思っていたところでのこちらの事件。保育士の実名が出て、ネットの中には保育士の家族を詮索するような記事も見受けるようになりました。 内部告発された同僚の保育士さん。 相当な勇気を持って行動に移されたことだと思います。 警察に相手にされなかったら、証拠不十分だったら、自分も職を失うことになったら、暴行した保育士から逆恨みにあったら等々、考えればキリがないほどの心配事の中で「保育士」という資格に責任を持ち、子どもの最善の利益を考

          保育士たちの「暴行事件」から、見なければならないこと #1

          カタブイ、1972

          ひめゆりピースホールに、初めて芝居を観に行った。 時々見かける劇場の名前を、気にかけてはいたのだが、ようやくの機会が巡ってきた。 ひめゆり通りにあるからだと思っていたのだが… 実はこの場所は、ひめゆり平和祈念財団が1967年にひめゆり同窓会館を建て、ひめゆり平和祈念資料館建設活動の拠点となったそうだ。   その建物の2階が、現在『ひめゆりピースホール』となっており、ひめゆり学徒隊の同窓生たちが今でも定期的に集まりコーラスを楽しんでいるという。 平和そして文化の拠点とも言

          カタブイ、1972

          サウナの効果を上げた戦い

          日曜の午前中。 海を望むテラス席。 信号が変わるたびに、アスファルトから響いてくる音の種類が変わる。 人の歩く姿と車が進む様子を見ていると、昨日サウナで見た重機の障害物競争を思い出した。 スパイダーVSガジラ 山で切り出した木を運ぶために開発された4輪多関節型作業機械スパイダーと、2メートルもの強靭な刃を持った機械式木材・廃プラカッターガジラ。 重なった岩と、20本ほど積まれた丸太を障害物としたレースで、全長50mの速さを競う。 障害物競走の前に、人間(解体のプロ1

          サウナの効果を上げた戦い

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          小雨の銀座から。

          小雨の銀座から。

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          あそびごころ

          あそぶことは 子どもの行動だと思いがちなのは 私だけではないはず… そう思いながら過ごしてみると 遊びと仕事を 明確に分けてはいない 楽しそうな大人もいることに 気がつきました。 その場合 側から見ると 仕事のように見えるけれど その人の持っている 温かな気持ちや 好きなことや 表現したいことがあって 仕事だからでは 説明がつかない いろいろな行動があります。 乳幼児や学童の保育は まさにそうです。 仕事だから 優しい言葉をかけるとか 保護者のことを心配するとか

          あそびごころ

          今日の映画#1

          狂気と幼さ 役所広司の 見事な演技 すばらしき世界 強がっているあの人に 電話をかけたくなるような 作品だった 保育に関わっていて思うこと喧嘩にもいやがらせにも 必ず理由があるということ 子どもの理由を無視して その子の 小さな心のせいにして 問題を有耶無耶にしてはいないか。 小さなわだかまりや 誤解であれば 身近な大人の手で 解くことができたはずなのに 保育者の想像力の 足りなさで 子どもの性分や 家庭のせいにしているのであれば それはもはや 保育の専門家

          今日の映画#1