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時間を長く感じる日

1月最終日。

肌寒いとはいえ、身も心も足取りも軽く「やっと今日がきた!」と心躍らせながら北上。

名護の「やまびこ保育園」の一角にできた「ぴよぴよHOUSE」を訪問しました。

やまびこ保育園の乳児棟。
目の前の広場では、異年齢で遊びが広がっています。
見事なラベンダー。
光の方にのびのびと。
整備・管理されすぎていない自然。
ところどころにみどり。
子どもたちが置いたのかな?という雰囲気に、安心します。
持ち運べる、移動式のコンパクトな靴箱。
子どもたちのポートフォリオ綴りは、保護者の手作り。
負担にならないの?と訊かれそうですが、楽しんで作っているのだろうなーと感じるものばかりでした。
初めてきたのに…
ただいま!と言ってしまいそうなエントランス
廊下もじっくり遊べる空間に。
木目も楽しい。
沐浴室。
プライバシーにも配慮されつつ、空が見える空間です。
沐浴用、おしり洗い用、それぞれテプラで貼れば、おっちょこちょいさんでも安心して、間違わずにできますね!
私なら、何度も見ます。
そして、貼ってあることで、間違えて注意されても、スッと受け取ることができる気がします。
ここにも、生活の工夫。
日中はきっと賑やかなのでしょう。
保健面もしっかりと。
天窓から、柔らかい光が入ります。
屋根の形にまた、にんまりしてしまいます。
天井や木材の梁で、部屋の温かみがプラスされています。
光の入り具合が、まるでおうちのようです。
大人も子どももリラックスしているように感じます。
もちろん、私も同じく。
先生たちの工夫
着脱のスペースもゆったりと。
棚での間仕切りで、空間が有効に作られています。
天井に角度があると、空間が広く感じます。
大掛かりな工事はできなくても、壁紙を変えてみたり、優しい色のロール紙で切り替えを入れてみたら、雰囲気変わるかもしれませんね。
紐まで。
細かいところにもたのしみがあります。
玄関からは、保育園の1歳児クラスが見えます。
子どもたちの目の高さになると、違うものを見つけました。
袋での栽培。
イラストなら、あかちゃんにもイメージが伝わりますね!
園長先生の手作りのお家たち。
こちらのプレートも。
園長先生のお手製。
こちらも。
ちなみに、休憩室です(整備はこれから)
ネーミングもやさしい。
こちらは凸凹しています!
ワイヤーもまた、遊び心満載です。
倉庫や教材室からの改名!
みんなにお部屋があるのですね。

物も人も自然も、時間も空間も。
ここでは、みんな大切にされています。
向かい側には、子育てひろばが。
こちらの取材はまた今度。
ちょうど、ヤホー市の準備中でした。
名護中からものが集まっているのでは?と思うほどのボリュームでした。
物を介して、人が繋がり、言葉が交わる様子が浮かびます。
おもてなしもいただきました。
小瓶に添えられた花は、ひとつひとつセレクトが違います。


やまびこ保育園に来ると、「時間が過ぎる」というよりも「時が刻まれる」「時が流れる」という言葉を使いたくなります。

日々の暮らしで大事にしたいと思うけれど、ついついショートカットしてしまうこと。

例えば、食べること、話すこと、触れ合うこと、笑うこと、作ること、泣くこと、怒ること、休むこと、走ること、こけること、失敗すること、喧嘩すること、おなかが痛いこと、お皿を割ってしまうこと…

そんなあれこれが、どれも"いい"とか"わるい"とかではなく、ただ一つの物事として受け止められているような感じがします。

そして、手作りは、そもそもうまいとか、下手とか、節約とかではなく、そのこと自体が楽しいこと。ついつい手が動き出してしまう!そんな感覚を、思い出す時間でした。

買ってきたモノに一手間加えると、自分のものになっていく。例えば名前を書く、マスキングテープを貼る、キーホルダーをつける。そんなことでも、買ってきた時とは違うものになる。
そんな楽しみを重ねていきたいものです。

話が長くなりましたが、こんなにも居心地のいい場所だと、やりたいことが増えてきます。4月からは、毎月足を運ぶことになりそうです。

沖縄の保育士が、日本一賢い!と言える日まで。
まだまだまだまだ旅を続けます♪

おしまい

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