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メルマガ、再開しました

雨が、どこかに当たる音が、色々な想像を掻き立ててくれる時間。
「嫌な天気」「濡れてしまう」と思わないわけではないのですが、降らないと降らないで困ってしまう、雨。
梅雨入りともなると、一定期間のお付き合いが保障されていますね。

自分の手で変えることのできないお天気や社会情勢、他人の感情などは、こちら側の解釈を変えて、なるべく心穏やかにいることを大事にしたいものです。

さて、この度、メールマガジンを再開する事にいたしました。

ご登録はこちらから(https://39auto.biz/gajyumaru-hoiku/registp/entryform1.htm)週3〜4回配信。

コロナ禍以降、研修や動画でのお知らせが中心となっておりましたが、今後は日常の保育に役立つことをこまめにお届けしていきます。


第1回目は、「園長の仕事」について。

16年前、私は祖父母の跡を継ぐ形で、人口16万人の市内にある保育園の園長に就任しました。

「園長の仕事」はおろか、保育とは?そもそも事業とは?
わからないことが、わからないというのは、このこと。

行事もやってくるし、職員も採用しなければならない。
保護者からのクレームに、地域活動への参加。
支払いに書類の作成、社会保険に理事会等々。

思い出すだけでも、目がまわるような日々。
とにかく毎日の事務に追われていて、最初の2年ほどの記憶がほとんどありません。

そして、園長就任と同じタイミングで、保育所保育指針が改定となりました。

局長通知だった保育所保育指針が、厚生労働省大臣告示となり、遵守すべき法令として示されたことは記憶に新しいことでしょう。
「遵守と創意・工夫」の両面の性格を持った「大綱化」についても、注目が集まっていました。

「施設長の責務」が明記されたことについて、ベテランの園長先生方の反応はさまざまだったことは覚えておりますが、園長になりたての私は、その重みを感じることもなく、当然のこととして仕事にあたっておりました。

とにかく残ってくれた職員と、保育を続けることだけで精一杯、という状況の中で、日に日に、自分が園長であることの責任の重さに気が付いていく。
職員や保護者、行政の振る舞いによって、園長であることを自覚させられていった、という感覚です。

24歳という年齢は、体力面では随分プラスに働きましたが、経験値や判断力、認知面においてはあまりにも未熟でした。


そこから8年園長を経験し、今の仕事に就いて9年。
改めて振り返ると、園長時代の私には「施設長の責務」といえるほどの経験値はありませんでしたが、全力で「園長の仕事」として

  1. 目指す保育の確立

  2. 職員の育成

  3. 地域との協働 の3点を、実践したように思います。


園長の仕事として、まずは、保育とは何か?を問い続けました。

目の前で行われている「我が園の保育」は、当時多くの保育園がやっていることではありましたが、私の信念として正しいのか?という事にぶつかり、現状への批判がどんどんと湧き上がってきます。

保育方法の未熟さを指導できない自分の情けなさを、職員に対する感謝で曖昧にし、自分の信念を無かった事にした時期でもあります。

保育士の決めた遊びを、子どもたちに与える。
大人(保育士)が大人(保護者)の評価を求めて、子どもの出来栄えを気にした保育をする。
子どもの姿よりも、大人の都合が優先される。
できる・できないで、子どもが評価され、優劣がついてしまう。
保育方針が、担任のキャリアやキャラクターで左右される。

自分が子どもだったら「絶対に嫌だ」と感じることが、当たり前になされていることに腹が立っても、そのことを指導するだけの言葉も知識も、信頼もない。

保育とは
子どもを預かるだけのことなのか?
職員の給与を保障するためのものなのか?
養護と教育、どっちもないじゃないか?

こんな私は、園長と言えるのか?

そんな自問自答の先に、「目指す保育の確立」がありました。


続きはまた、明日。


ご案内・・・・・・・・・・・・・・・

マネジメント塾(園長向け)  第3火曜日10:30~12:00

  • 6月18日(火)10の姿の具体的理解と、職員への指導

  • 7月16日(火) 人材育成のステップと適性の見つけ方

  • 8月20日(火) 保育所保育指針 第5章 職員の資質向上「施設長の責務」を読み込む

お申し込み: https://forms.gle/91WgSkvcdVUSQEC46


<年度初めに必須!>
保育所保育指針解説 教材  1時間×3部構成 


1・時間がない!
2・園内の共通語にならない!
3・すぐに忘れてしまう! の、3つの問題をクリアしました。

保育所保育指針は、保育所保育を運営していく上で大変重要な事柄がしっかりと明文化されたものです。
しかしながら、一つ一つの言葉の理解や、実際の保育への落とし込みがうまくいかず、職員間の理解力の差や信頼関係構築の難しさを生んでいる園が多いことも事実です。
何度も繰り返し学ぶことは、園全体の共通認識や、人間関係の構築にも繋がります。
それぞれの時間で、しかも短時間で凝縮して学んでいただけるように工夫致しました。ぜひ、園内でご活用ください。
内容  5/24(金)より毎月1部ずつリリース。
 1部:指針の全体像・役割と目的
    2部:保育の内容・健康及び安全
 3部:子育て支援・職員の資質向上

お申し込み: https://forms.gle/md7JtNVPapTHSvaS9

参考動画のお届け・・・・・・・・・・・・・・・
https://youtu.be/8tRTNlv5vQU?si=7vvw3vHY98SCgmt4
https://youtu.be/04vRpg4cx94

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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