辻田 寛明 / 夢中教室

社会問題をビジネスで解決するボーダレス・ジャパン:グループ36社目ワオフル株式会社代表…

辻田 寛明 / 夢中教室

社会問題をビジネスで解決するボーダレス・ジャパン:グループ36社目ワオフル株式会社代表 。不登校専門の「やりたい」を引き出すオンライン家庭教師『夢中教室WOW!』を展開中。全ての子どもたちに、#自分の人生にワクワクしよう って伝えたい。

マガジン

  • 社会起業家の学び

    ソーシャルビジネスしかやらないボーダレス・ジャパンで教育事業『夢中教室WOW!』を立ち上げた辻田が、色んな失敗や挑戦をしながら学んだことシリーズです。 起業・経営哲学・マネジメント・マーケティング的なところの話が多いです。

最近の記事

有り難い、大切な人たち| 2023年の振り返り

気づけば2023年も最後となるので、この1年の振り返りをしておきたいと思う。 仕事のこと、そして自分の身の周りの人たちのこと。 夢中教室が広がりつつも、足りなさも痛感した1年入会生徒数200人突破!伴走先生も50人以上に この1年は100人近くの入会生徒が増え、累計の入会生徒数が200人を突破した1年だった。 この拡大を支えてくれたのは、日々子どもとご家庭さんに真っ直ぐ向きあってくれる伴走先生たちのおかげ。 その伴走先生も50人をこえ、去年の年末の倍ほどの人数になった。

    • 「普通」を「フツー」へ、アップデートするために。

      先日、とあるオンラインイベントに登壇させてもらいました。 ボーダレス・ジャパングループのUNROOF主催の、「フツー」って何だろう?というイベントです。 何らかの生きづらさに対して、ビジネス、ものづくり、デザインでアプローチする登壇者の方々とのトークセッションは、とても面白く、学びある時間となりました。 UNROOFは発達障害や精神疾患を抱えた人もそうでない人も輝ける働く環境を作ることを目指す、革製品ブランドです。 ▶︎詳細はコチラ 他の登壇者はこんな方々。 ●障害福

      • 恐竜も、坂本龍馬も、世界遺産も、授業のテーマにできる理由

        「夢中教室の授業ってじーつーしかできなそうだよね」 ※じーつーはぼくのあだ名です。 最近時々こんなことを言われます。 昨年から立ち上げた夢中教室WOW!では、「学校が合わなくても人生は面白いじゃん!」って思えるように、テスト勉強ではなく、子どもの「本当に好きなこと」を学ぶオーダメイドオンライン授業を届けています。 授業内容は、新種の生き物や恐竜から世界遺産、世界の街並み、坂本龍馬やアレクサンドロス大王など、本当になんでもやってます笑 だからよく友人から「めちゃ良いけど

        • 世界一受けたい授業の"不登校"の回を見て思ったこと

          3/17の世界一受けたい授業で取り上げられた「不登校」。 不登校新聞の編集長の方が不登校についてお話をしてくれるものでした。 不登校に関わりはじめてまだ短いですが、自分なりの観点で今回の番組を見て思ったことについて書いてみようと思います。 ▼今ならTVerで見れるのでよかったら見てみてください▼ 番組の内容と感じたこと今回の番組の内容をざっくりとまとめるとこんな感じだったかと思います。 ・いじめが原因で学校に行けなくなっても甘えじゃない ・学校に行きたくない子にはどう

        有り難い、大切な人たち| 2023年の振り返り

        マガジン

        • 社会起業家の学び
          6本
        • 教育Tips
          1本

        記事

          被災者でも部外者でもなく、震災と向き合いきれなかった自分が、今だから言えること。

          2011年3月11日、14時46分。 当時高校2年のぼくは、茨城南部にある校舎の4階で古典の授業を受けていた。 確か右から2列目、前から2列目の席に座っていた、と思う。 今日2021年3月11日。あの大震災から10年がたちました。 被災地とまでは言えないけど、確かに影響を受けた茨城県南部で東日本大震災をぼくは体験しました。 被災者ではないけど部外者でもないというある種あいまいな立場であったから、震災の捉え方が分からずちゃんと向き合えていないところもありました。 だから今

          被災者でも部外者でもなく、震災と向き合いきれなかった自分が、今だから言えること。

          ものすごく知らなくて、ありえないほど近い

          「世界は広い。だからもっと色んな世界を見に行こう」 よくこんな台詞を耳にすることがあると思いますが、こういう話をすると次に出てくるのは、 「留学に行こう」 「旅に出よう」 といった、物理的に遠い世界を前提とした話であることが多い気がします。 もちろん、まだ足を運んだことのない遠い世界に行くことは、新しい価値観などに出会える素晴らしいチャンスです。 僕も何度も身を以て体験しています。 ただ、今日お話ししたいのは、知らない世界は実はびっくりするくらい近いところにも隠れてるよ

          ものすごく知らなくて、ありえないほど近い

          一人の人として向き合い、可能性を信じるために心がけたいこと。

          突然ですが、僕が大好きな歴史上の人物で吉田松陰がいます。 彼は、当時の偉い人の暗殺企てるような過激な一面もあれば、黒船に乗り込んじゃうようなクレイジーとも言える行動力を見せる一面もありますが、僕が大好きなのは教育者としての一面です。 ※当時は武家社会だから現代の価値観とは違うので一概に過激と言っていいかは一旦置いておます 彼がすごいのは、立場年齢関係なくどんな人にも一人の人として向き合い、その人の可能性を信じ抜けるところ。 もともと意識高くない囚人と牢獄の中で人生や国家

          一人の人として向き合い、可能性を信じるために心がけたいこと。

          本物のソーシャルビジネスであるために、誠実にソーシャルインパクトと向き合うことの大切さ

          僕がいま立ち上げているワオフル株式会社はボーダレス・ジャパンという会社のグループ会社です。 ボーダレス・ジャパンは、社会問題をビジネスで解決するシーシャルビジネスだけをする会社で、貧困や環境問題など様々な社会問題に取り組む計38社(2021年2月はじめ段階)のグループ会社が集まる社会起業家のプラットフォームのような会社になります。 今日は先日の月次経営会議(※1)でハッとさせられて反省したことがあったので、今日はそのことについて書いてみようと思います。 ソーシャルビジネ

          本物のソーシャルビジネスであるために、誠実にソーシャルインパクトと向き合うことの大切さ

          障害という名前に隠れた、多数派の傲慢な価値感覚 【発達障害と社会について】

          誤解を招く表現かもしれないけれど、あえて言わせてもらうと、発達障害とは現代社会が生み出した「概念」に過ぎない、と僕は捉えています。 その理由を自分の中でうまく言語化できていなかったんですが、最近読んだ本がそのヒントを教えてくれました。 正高信生著「いじめとひきこもりの人類史」という2020年10月に出版された本です。 人類史学・社会学的観点から「逃げ場のない社会」について考えていくこの本を読んで、発達障害は現代社会が生み出した概念だ、と改めて思えたので、その話をまとめてみ

          障害という名前に隠れた、多数派の傲慢な価値感覚 【発達障害と社会について】

          正解が無い時代に、「覚悟」を決め、「夢中」になる。

          気づけば大晦日となり、2020年も最後の1日。 今、2020年の元旦に放送された「芸能人格付けチェック」の再放送をテレビで見ながらこのnoteを書いているのですが、約1年前に収録されたであろうこの番組には元気な志村けんさんが出演されていて、短いようで長い、色んなことがあった1年だったんだな、と改めて感じています。 年の瀬ということで、振り返りも兼ねて、この1年で生まれてきた自分の考えをまとめてみようかなと思います。 めちゃくちゃ抽象的な話に仕上がっていますが、よかったら

          正解が無い時代に、「覚悟」を決め、「夢中」になる。

          不登校専門の家庭教師から始めることにしました。でもいわゆる勉強は教えません。

          「テストの勉強を教えない家庭教師?」 「それって何をするの?」 「不登校の子ども専門?」 そんな声をいただくので、一度この場を借りて「今やろうとしていること」を説明したいと思います。 その前に:辻田は何をしてる人?本題に入る前に改めて僕の自己紹介をさせてください(知ってるよ!って人は飛ばしてください!) 僕は『ボーダレス・ジャパン』という社会問題をビジネスで解決するソーシャルビジネスに取り組む会社に2019年に新卒で入社しました。 貧困や環境問題など、自分が解決し

          不登校専門の家庭教師から始めることにしました。でもいわゆる勉強は教えません。

          「教育の選択肢をつくる、ということ」〜何が問題なのか

          「日本は教育が遅れている」 こんなフレーズを聞いたことがある人もいるかもしれません。 でも実際、教育が遅れているってどういうことなのか。 僕がやろうとしている事業と絡めて、今日はこの話をしてみようと思います。 製造業工場モデルを前提とした教育日本の教育は、皆に同じ事をさせ、同じように枠に当てはめ、同じようなレールの先を目指すことを良しとします。 いわゆる画一的な教育です。 こうなったのにはもちろん理由があります。 さかのぼれば、第二次世界対戦で敗戦した日本は(もっと言

          「教育の選択肢をつくる、ということ」〜何が問題なのか

          「早く行きたいなら一人でいけ。遠くへ行きたいならみんなでいけ。」社会起業家奮闘記

          7月16日。 僕にとって忘れらない日になるだろう。 この日、ボーダレス・ジャパンの社長会で、僕の事業が承認されました。社会起業家奮闘記のvol.1として、このボーダレス・ジャパンで起業をしようと思い、起業のスタートラインまで立てた話を。 僕が実際にやりたいと思っている事業内容についてはまた次回! 社会起業家版ジャニーズ事務所?僕がボーダレス・ジャパンと出会ったのは、奇遇にもこのnoteを書いたちょうど2年前の7月18日。 大学の講演に、ボーダレス・ジャパンの代表田口、通

          「早く行きたいなら一人でいけ。遠くへ行きたいならみんなでいけ。」社会起業家奮闘記

          社会起業家を目指すぼくがnoteをはじめる理由

          ボーダレスジャパンというソーシャルビジネスしかやらない会社で教育事業を立ち上げようとしてる辻田寛明と言います。 はじめしての方ははじめまして。友達からは「じーつー」と呼ばれてます。 新卒の社会起業家コースでボーダレスに入り、1年間の修行をへて起業準備に入っています。 ざっくりとしたプロフィールはこんな感じです。 ・茨城県に生まれ、高校まで茨城県の学校に通う ・3点差で落ちた東大に一浪してリベンジ ・大学前半は朝から晩までテニスに打ち込む ・学部3年でITベンチャーに内定

          社会起業家を目指すぼくがnoteをはじめる理由