見出し画像

給 湯 器 が 壊 れ て 、 新 し い 給 湯 器 が こ な い 話 。

(今回の記事は、自分の子供っぽかったり未熟で嫌な部分を出しています。読んで気分がわるくなる方もいらっしゃるかもしれないので、先にこのメッセージを入れさせて頂きました。この冒頭の文をみて、読むのやめよう、って思って頂いても全然大丈夫です)

* * *

コロナの関係で、世界的に給湯器が不足しているらしい。
新型コロナウイルスの関係で、海外からの部品の供給が滞っているのが原因だそう。

そんなことを全く知らなかったわたし。
節約のため、夏~秋のあいだはガスを止め、「沸かし太郎」でお湯を沸かし、なかなか冷めないお湯でお風呂をたのしんでいた。

冬になったらさすがに寒いから、シャワーのお湯で頭を洗いたいなあ・・
と思い、予定通り10月から休止していたガスを開栓してもらい、数か月ぶりにあたたかいシャワーで頭を洗い、はあ・・やっぱりいいなあ・・と朝からほっとした気持ちになっていた。

ちなみに夏は「沸かし太郎」を使用して3時間で水→40度の湯が完成するものの、冬になると7,8時間は温めないといけなくなるため、夏より電気代がかかる。なので冬はガスでお湯を入れようとも思っていたんだよね。

んがしかし・・
10月からガスを使っていたのに、ある日、朝シャワーを使っていたらお湯が出ない。「つめたっ!」となりながら頭を洗うわたし。
ん?これはもしや・・・

とりあえず「水しか出ないんです」とプロパンガス会社に電話して、来てもらうことに。確かめてもらったら「給湯器が故障しています」とのこと。「えっ」とびっくりしたけれど、その日中に仮の給湯器なるものをつけてもらった。(風の谷のナウシカに出てきそうなごつい機械)温度が設定できる装置は使えなく、チョクで繋がっているのか、最初から60度のお湯が出る。といった説明を受けた。めっちゃ使いづらいやん、それ。
その際に「今給湯器が不足してまして、、でも今ならまだ1ヶ月もすれば新しい給湯器が入ってくると思います。もっと先だとなかなか入ってこないと思うんで、今でまだ良かったですね」とガス会社の方に言われた。
そっか、一ヶ月で入ってくるのか・・それなら、それまでの我慢だな。
使いづらいけど、使おう。そう、思った。

その日から、朝頭を洗う際はまず蛇口のお湯の方をひねり、最初は水だから熱くなってきたらすぐに水の方をひねって調整してぬるくして使うようにした。水をひねるのが遅いとすぐアチチなお湯(60度)になるのでやや危険。でも気をつければ全然大丈夫。だけどその調整が案外難しくて、いいくらいの温かさで使えないのは気になった。
あとは、キッチンで食器などを洗う際。お湯と水と分かれてないので、うっかりお湯の方にひねっちゃってて、別に水でいいのにお湯を出してしまう事があった。洗面所も同じく。
てかこれ・・いきなり60度のお湯が出る、ってさ、ガス代高くつくんじゃないのかな?
その頃働いてた住宅メーカーの子にも「こんなことがあって」と話してみたら「え、それ絶対ガス代上がりますよね?」とソク返された。だよね。

で、仮の給湯器になってから最初の月・・・
予想通り、ガス代が上がってた。
この頃はまだそんな寒くなくて。朝のシャワーの時にしか使ってなかったのに。なんだか、納得いかないなあ・・・

で、一ヶ月経っても、新しい給湯器はこなかった。
ので、ガス会社に電話した。ら「いつ入るか分からない」といった返答。
それなら、最初からそう言って欲しかったな・・
さらに「電気も当社にして頂けましたら、ガス代が300円安くなります」と、このところ多くなってる「電気とガスのセット割」をすすめられた。
たしかに安いと思うんだけど、ここで勧められても。
でも、給湯器不足は世界的なことらしいので、どうにもならないみたい。

なので、新しい給湯器が来るまでガスを止めることにした。
こんな寒い時期にこの選択はしたくなかったんだけど・・
なんだか今のガス会社に嫌気がさして(前から対応があんまり良くないって思ってた)、そうしたのだ。
もしアパート住まいじゃなかったら電気の会社の方でガスを契約しなおしたかった。でもアパートだとガス会社は固定となっている。変えることは出来ない。
うちのアパートは空いてる部屋が2つあって。そこの給湯器を付け替えてもらう、という話を不動産の方が提案してくれガス会社に取り合ってくれたんだけど、ガス会社に断られちゃったみたい。その給湯器も古いから、って。でもなんとか使えるなら、一度やってみて欲しかったな。
わたしの気持ちはスネてしまった。
全然お客さんの立場に立ってくれてないじゃん。
でも、今回の出来事に対して別の捉え方をする方もいるかもと思ったりした。「危うく銭湯生活になるとこだった。すこしガス代は高くなるかもしれないけど仮の給湯器をつけてもらえるだけ有難いなあ。これがきっかけになって電気とガスのセット割にもした。給湯器が壊れなかった時よりお得になった」みたいにプラスに考える人。わたしも、そうなりたかったよ。
素直じゃないんだ。そんな自分を面倒だと感じることもある。

ガスを止めたら朝のシャワーはケトルで沸かしたお湯+水になるけれど、ガスの基本料金2000円くらいの高いのがゼロになるから、その分暖房つかったり長めにお湯をあたためたりして、そっちにまわそう。それで自分の心を落ち着かせた。

はやく新しい給湯器来てくれたらいいな・・・

と、思っていたさなか。
今日の朝、ピンポーン、と玄関のチャイムが鳴った。
「なんだろ、宅急便かな」
今頼んでるものないはずだけどな・・・
寝てたので起き上がるわたし。
「はい、どなたですか?」
ガス会社の方だった。
「あの、ご相談があるんですけど・・・」
「はい、なんですか?」
寝起きを見られたくないのでドアごしに会話する。
「新しい給湯器が来るまでガスを止められるって聞いたんですけど、今他のところでも給湯器が壊れたりとかが多くなってまして、ガスを使われていないなら、この給湯器を外させてもらってもいいでしょうか。◎◎(不動産会社さんの名前)には確認を取ってあります」
ええっ?!
びっくりするわたし。
この部屋の給湯器を無くすってことですか?
実は今日の朝、ぼんやり目覚めてるときに「やっぱガス止めるとか無理しなくていいかなぁ・・・まだガスと電気のセット割には間に合うし、ガス開始しようかな」なんて思ってたのだ。
でもそれは考え中だったので言わず、
「今電気で湯を沸かしてるんですけど、その機械が壊れたらガスを始めないといけないので無理です・・」
と、返事をした。
「それって何で沸かしてるんですか?ケトルとか・・」
いやもう、話したくないんですけど・・
沸かし太郎が壊れる可能性はあるし、もし壊れたらお風呂にも入れない。その時にガスも使えなかったら水オンリーになるので地獄だ。
ガス休止したらもうお客さんとして見てもらえないの?「用なしです」って言われてる気がして悲しかった。
てか、部屋の給湯器を全く無しにするとかっていう考えが、自分としては考えられなかった。同じアパートの空いてる給湯器の付け替えにも頑張ろうという姿勢を見せてくれなかったのに、こんな対応しかしてくれなくて「給湯器持ってっていいですよ」なんて言えないよ。
という訳で、断った。
怒りそうになったけど「そんな風に言われたらショックです」で止めておいた。(これも言った後に子供っぽかったかなって後悔したよ)

ガス会社さんが帰ってから、もんもんとした気持ちになった。
他のとこでも壊れてる、って、ほんとかな?予備として取っておきたかっただけなんじゃないかな?疑いの気持ちも生まれた。
でも、実際給湯器壊れて困っている家庭があるとしたら、私がとった行動ってひどいのかな。でもな、沸かし太郎が壊れたら今度困るのは自分になる訳だし。間違っていないはず。

今回起きた出来事に対してはちょっと悲しい気持ちになったけれど、この出来事のおかげで内観も出来た。
私はガス会社に対して「こちらの立場に立って考えてくれていない」という気持ちになったんだよね。自分とこの都合しか考えてないじゃん、って。

その時、最近読んでた並木さん(ちょっとスピな方)の本の中でぴんときた内容を思い出した。ふむふむって思ったんだよね、そのとき。(※スピ苦手な方は飛ばしてもらって大丈夫です)

相手に対して、「どうして、こんなことができないんだ」という不満を感じるのは、「自分はできているのに」という前提がありますが、すでにお話した通り、相手のダメな部分は、自分の中にもあるからこそ、気づけるのです。目の前の相手は、自分自身の投影であり、鏡です。相手に対しての苛立ちは、他でもない、自分に対しての苛立ちです。

では、どうすれば問題を解消できるのでしょうか?
難しいことではありません。いちばん効果的な方法は、「自分はできている」と思っていることに、徹底的に取り組んでみることです。相手に対して、「こうしてほしい」「こうしたらいいのに」というやり方があるなら、まず、それを徹底して、自分でやってみるのです。

多くの人は「自分はできている」と思っているので、それ以上やらないのです。だから、たとえば相手に対して、「すぐに連絡してほしい」「すぐに言われたことに取り組めばいいのに」と思ったとしたら、自分がそれをするのです。「自分から連絡しておこう」「自分のほうで先に取り組んでみよう」として、行動を起こすのです。

そのときに、「自分はいつもそうしている」というのは、ちょっと脇に置くことです。そうしているつもりでも、実際には、やっていない、やれていないこともあるからです。やればできることは、やらないのが人間だと言ってもいいほどです。繰り返しますが、目の前の相手は、自分の投影です。逆に言えば、自分が相手に投影される、とも言えます。自分が徹底して、「してほしいこと」をすると、いつのまにか、相手もそれをするようになります。「なんで連絡しないんだ」と腹を立てていた相手に対して、徹底的に、自分が連絡するようにすると、相手にも、「最近、連絡してくれるようになった」と思えるような変化が見えるのです。現実の仕組みというのは、鏡のように反映されている世界なので、こちらが変わらないと、相手も変わりません。「私からやってみたけれど、相手はまったく変わりません」ということもあるかもしれませんが、そうだとしたら、まだ、徹底してそれができていないのです。もっと徹底することで、必ず変わっていきます。なにか問題が起きたときに、人は、原因を自分以外の、外に求めたくなるのですが、「目覚めの世界」にあるのは、徹底した自己責任です。

「だいじょうぶちゃんと乗り越えていける」並木良和

この文章の中の、相手に「こうしてほしい」と思うことを、自分にもあてはめて考えてみて、それを自分からやる。っていう箇所が気になって。
たとえば今回だと「相手の立場に立って考えて欲しい」だけど、自分でもガス会社の立場に立ってみたら「そっか、なるほど、そういう対応にもなるのかなぁ」と少しは思えたんだよね。それと、ガス会社にかぎらず、全てにおいてこれは言えるなって。
彼に対して思うことだったり。
そういうのに気づけたら、今回の出来事はでっかいギフトにも思えてきたんだよね。そっか、気づくためにやってきた出来事だったのか。

今回のことで、ゴミを出す時はゴミ回収の業者さんが嫌な気持ちにならないよう、もう少し丁寧につめよう、とか、他にもいろいろ考えたよね。
何かあったら自分のことも振り返ってみる。これって大事だし、これによって成長できるような。

新しい給湯器はまだ当分来なさそうだけど(今回のことをプラスの捉えることができたらすぐ来たりして?なんてね)、内観はできた今日でした。

どんな出来事も起こるべくして起こってるのかな。

長い文章、読んでいただきありがとうございました◎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?