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Slackの「スレッド」欄は絶対に開かないようにしよう

Slackの「スレッド」って左上つまりサイドバー最上段にありますよね。これを開くと、「自分への返信・自分がやるべき義務・タスクが一元的に捉えられそうだ」という錯覚が起こります。だからといって、

自分への返信・義務・タスクを「一元的に管理できる」などありえない

と知っておかねばならない。ヘッダ画像をお借りしています。


#仕事の心がけ  #仕事のポリシー

Slackの「スレッド」および「真っ先にスレッド欄を開く行為」が他者への害的行為である理由

もうちょっと言葉を選ばずはっきりうざったい言い方をすると、すべての連絡を管理するメッセージアプリ、ツールなんかで「自分への返信ボックス」的な窓を開くだけで、自分の「ターン」=返信義務、成果報告、勤怠管理……が終えられるなどと思うなんて烏滸がましいということです。

残念ながら、知的生命体ごときにそのような処理能力など存在しないことは肝に銘じなければならない。

知的生命体という単語はもともとなんかくそ偉そうに響きますが、こと連絡のターンという概念について考える際であれば、メカ(機械、プログラム、PCなんでもいい)に対して圧倒的劣等種であるといえます。感情という余計なものをもっているので、絶対にどこかの場面で慢心というミスが発生する

もちろんこれは皮肉的表現だ。感情はあるべきだ。感情がない生き物なんてくだらない。感情のない従業員をベルトコンベアに乗せて機械に劣る無為な点検作業をさせるような経営者こそが裁断室行きのベルトコンベアに乗るべきだし、感情のない兵士を造り軍事利用する統治者こそ今すぐ電気椅子に座らなければならない。ぼくは一生、感情のない生き物を礼賛することなんてない。

知的生命体であるということは「どこかで慢心を発生させる器官」を持ち合わせているということをお伝えしたいわけです。例えばSlackのスレッドを開いてしまい、上から順に見ていけば連絡やタスクなんて全部終わりだろ、と思う者がいるかも知れない。それが慢心です。

帰る前にスレッドをかっぴらいて、上から返信すべきものはした、返信および答えがすぐ出せないものについてはサスペンドである旨を送った。

リアクションだけでいいものに全部リアクションした、さあ帰るか。退勤報告は?

Slackが連絡ツールでしかない以上、退勤報告は別アプリかなんかでしているはず。これは例ですけど、早速、慢心を原因とする「漏れ」が起きました。次の日に言われることは「◯◯くん、昨日何時までオフィスにいたの?」。

仮にSlack上で退勤管理してたんだとしても、スレッド開いてるだけじゃできないはず。新規投稿により、「定時成ったんでかえりゃす~ww」とか言わないといけないみたいな規定があるはずだ。

「あるひとつの行動をするだけで、自分のターンが全部終わった」、みたいに短絡的に考える行為が悪辣に他責的であり他者にとって迷惑なわけです。だってお前のターン終わってねえんだもん。勝手にターン終えた気になって周りがどんだけ迷惑してると思ってる?

Slackのスレッド以外のチャンネルが優れている理由

ここでスレッド機能がいかに不要物であるかの証明をするため、Slackの他の機能について説明します。

Slackの全容を理解して利用している人にとってはあまりにも当たり前すぎて、説明されるのもバカバカしいと思います。でもそんな人はこんなページ読んでいないだろうことを期待する。

なんとSlackでは自分が参加しているチャンネルのすべてが、「新しい投稿があった場合に外観が変化する」という特性を持ち合わせているんです!!!!!!!

※「スレッド」欄は、下手にこの特性をも有しておりさらにデフォで最上段にあるためすべての害悪を担っている。

その特性について詳説すると、

「自分宛て返信(@everyだのなんだの含む)の新規投稿がある場合にチャンネル名の右にその返信個数の数字を表示する」

「自分宛てじゃなくてもチャンネル内(ややこしいけどチャンネル内投稿に対する自分宛てではないスレッド内返信除く)に新規投稿があった場合、チャンネル名を強調表示する」

というもの。

これだけ説明すれば理解いただけると思いますが、これだけ知ってりゃいい。気にすべきは最上段のスレッドをガン無視した上での、各チャンネル投稿=チャンネル名の外観変化だけです。

各チャンネル投稿に気を配るためには、「チャンネルの名前に変化があるかどうか」を伺うだけ。

細かく説明すると、Slackのサイドバーは上から

[ワークスペース題名]
-
スレッド
下書き
ブックマーク
その他
-
スター付き
チャンネル
ダイレクトメッセージ
App
……

になっているはず。いま意図的にチャンネルを太く書きました。投稿があると表記がこうなるんです。だったら「スター付き」以下だけ見てればよくないですか?「その他」より上には機能的価値がない。せいぜい下書き書いてる途中でPC落としたくなった時ぐらい。

連絡ツールとは、自分じゃない誰かからの連絡に「気付けるか」だけが大事です。

Slackを開く習慣自体を持っていない場合は論外ですが、Slackを開く習慣ぐらい持ち合わせているなら、「短絡的にスレッドだけ開いてしまう行為」なんて、あらゆる機会損失を招くことがおわかりいただけたことと思います。

Slackはこのような機能的欠陥を内包してリリースされている。これも造ってる人々が単なる知的生命体であり、どこかで慢心しまくってるから起きるんでしょう。ここnoteにも言えるんだけど、一方的に「使う価値がない」新機能を押し付けてきてユーザ側に一切カスタマイズできるようにさせないのはなぜなのか……

就労者たちが今、かつてない世界的危機により運良く怪我の功名的に手にしたリモートワークという権利を手放したくはないですよね?経営者たちは現在その権利を必死に奪い返そうとしています。奪わせない、連絡ぐらいどこからだってスムーズにできるんだって証明したいんなら、連絡チャットの「スレッド」に類するものは絶対に開かないべきです。

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