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コンサル業の風評被害って大変そう(粉みかん)

マーティン・スコセッシのウルフ・オブ・ウォールストリートを拝見しました。ヘッダ画像をお借りしています。

ところでぼくは自分が摂取しているメディアで何らか「詐欺ってるおっさん」について摂取して無くて、なんかぼくが観ているメディアが偏ってるんじゃないかと思っちゃいそうになるんだけどそれ一切関係なくて、もともとぼく自体が政治国際民族宗教殺人詐欺のニュースを観ないように非常に努力しているから観てないのかも知んないと思った。

だからおそらく、当座のむなくそ事件(多分むなくそなんだろう)の中身についてマジで知らなくて、なんとなくわかることはこれで真面目にやってるコンサル業はものすげー風評被害受けるんだろうなとも思うんだけど、ぼく自身がコンサル業にも縁がないから何とも言えないなという結論になった。

だから冒頭でここまで長々と「世間を賑わせてるニュースに応じてウルフ・オブ・ウォールストリートを観たわけじゃない」ということが示したかった。

ウルフ・オブ・ウォールストリートはなんと言いますか、ぼくはマーティン・スコセッシが好きなので下げる意味で言うんじゃないんだけど簡潔な話である。簡潔な話に3時間使っているあたりがぼくらのマーティン・スコセッシであり、ぼくは3日に分けて観たけど一日で観たような気分だった。

株の話が大半なんだけど、視聴者が株について詳しくなる必要がまったくない。レオデカが劇中劇……といいますか劇中ナレーターを急に始めるから。そこで意味不明な事柄について説明する。

レオデカが口先ひとつで人々を騙し、高額な金を儲けてほころびが生まれ、きちんと破綻する話だ。こうしてみると、あのマーティン・スコセッシにしてはめっちゃくちゃ普通の話書いてないかと思えてしまう。

だけどエンドクレジットが始まって、この話の共同プロデューサとしてスコセッシとレオデカの名前が書いてあった。だから必ずしもスコセッシだけの文脈ってわけじゃないんだろう。このまえレオデカのドキュメントやってて、ウルフ~にも触れてたんだけどウルフは後で観ようと思ってたからきちんと観ないようにしてしまって勿体ないと思う。

劇中ではなんと言いますかレオデカ劇場……と言ってしまうとあまりにもこの映画を観た人の感想として普通になってしまう……スコセッシにしては性行為シーンが異様に多い。となるとこれはレオデカの意向か。見目麗しい主人公の奥さんと性交するシーンを始めとして、乱交から半合意性交までその種類は多彩だ。レイプシーンがないのはアメリカの道徳なんだろうか?

アメリカは不思議なところで道徳心を発揮する。ゲームのキャラクターメイクで異様に不細工なパーツがあったり、ある番組に登場する人々の肌の色の傾向が無理矢理にでも偏らないようにするとか。むしろ無理やり偏らないようにするから余計偏りが目立つ。偏りが目立つって言いますか、「何が『偏り』なのかが否が応でも理解できてしまう」ことのほうが問題だと思うんだけど。

みたいにウルフ・オブ・ウォールストリートは単純な話の割に感想については湯水のように一瞬でこんなに出てくる。ぼくはここまで文を打ち立てるのに10分ぐらいしかかからなかった。だから明日以降も話したい。

ほかにウルフ・オブ・ウォールストリートで嫌でも理解できてしまうネガティブな成分としては麻薬を鼻で吸う行為だ。これはスコセッシかな……と思ったけど、それはそれで風評被害なんだろうか。ぼくらはデニーロがそんな動作をしたところを観たことがない。

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