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蜘蛛と対話しよう(対話篇)

ぼくには森林を歩く趣味があるためいつも歩いている。ヘッダ画像をお借りしています。

森林とはこの季節に異様に蜘蛛が発生します。ということは10月~蜘蛛にとって繁殖期なのだろうと思われる。ちなみにヘッダにお借りしたような家蜘蛛のことではない。そっちの画像を借りると、人によってはガチホラーになるからやめておきました……

普段はあの糸でできたわかりやすい住まいを露見させない。ということは……普段はどっかに隠れているのではないでしょうか。こと1月~9月なんてどこにいるのだろうかという具合だ。

外に飛び出す行為とは危険と隣り合わせである。そこまでして命を顧みず外に出なければならない理由とは種の保存のためだろうと考える。となると他の動物が異様に外に出てくるのは繁殖が理由ということになるのだろうか。夏の虫、ハロウィンの人間、春の猫……

言うまでもなく人間のそれは地上最強の生物だからでしかないだろう。つまりはただの奢りである。

2020年と2022年にもこの行事について書いている。なぜか2021はガン無視しているが、アレだったからでしょう。

こと2020年はゲーム内でバーチャルハロウィンを感じていた。仮想存在でしかないぼくが仮想のハロウィンに興じていたのだ。

また2022年に感じたそれは海外の文化だったので実際の渋谷がどうなっていたとかそちらには微塵の興味も持てなかった。2023に初めて興味が持てたのは、いろいろと解放された時期だからなのでしょう。

このようにぼくにとってこの秋とはすごい余計なことについて考えられる余裕が出来てしまう季節なのだろうか。ぼくが蜘蛛について考えるのはこの時期オンリーでしかないのだろうか。

蜘蛛が繁茂すると同時に植生も相変わらず繁茂しているのだが、これはどちらかというと自治体のアホな施策の結果によるものでしかなかった。

森林には広葉樹があり、地面に映える草の量を抑制していた。広葉樹同士が生え揃った場所とは、それぞれの枝葉が地面に刺さる日光量を抑制しますよね。

その場合空を飛ばない動物が歩き回る地面には草が繁茂しないから畢竟歩きやすいわけです。しかしながら自治体が余計な世話で広葉樹をカットしてしまう場合どうか。

つまりはわざわざ森林の中に敷かれたコンクリートの路面、その左右から雑草が来まくるだけ来まくって路面を覆ってしまうのである。

草に覆われた路面とはもはや歩けない。歩こうとすればハーフパンツの民は足を切り刻んでしまい、普通の靴を履いてたのであれば滑って倒れてしまうだろう。

このように広葉樹の庇護から脱してしまった道とは再建築不可物件のように手に負えない物体と化してしまうのだが、そこへ蜘蛛の繁殖が重なって相当自然が大好きな人でもなければ地獄絵図のようになっている。湿地帯か何かかと思わされる。

自治体の余計な選択とは、舗装された道を通行止めにしてしまうというクソワロタ効果しか及ぼさないのだった(バタフライ効果みたいな)。しかも通行止めの道を開梱するために、定期定期的に雑草排除の儀を執り行わなければならないのだ。広葉樹を好き放題はやしっぱなしにするだけで、このカスみたいな人件費の高騰とおさらばできるのに、だ。インフラ事業……土木技術……?だか知らないけど、こんなことのために生まれてきたわけがない。

このように広葉樹の切り倒しとは地上生物にとって悪しき効果しか及ぼさない。そこで地上生物と空中生物のちょうど間にいるような蜘蛛はより繁殖し、ぼくはその道を歩くために今日も蜘蛛の横糸を切り崩しながら進む。

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