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社会人学生のための備忘録

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博士を1ミリでも考えている人の学び場の選び方

博士を1ミリでも考えている人の学び場の選び方

こんにちは、朝山絵美です。

ここまで、博士後期課程における振る舞い方や研究活動とは何たるかについてお伝えしてきました。ここまでの話を踏まえると、社会人院生にとって学び場である大学院をどう選ぶべきかがクリアになってきます。
そこで、今回は、最適な大学院の選び方について私見をお伝えします。

ここまでの話はコチラをご覧ください。(こちらを読んで頂いた後に、今回の記事を読んで頂くことをお勧めします)

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私が思い込んでいた博士での研究とその現実

私が思い込んでいた博士での研究とその現実

こんにちは。朝山絵美です。

社会人博士としての日々を過ごし感じたことをご紹介しています。前回は、社会人学生としての博士後期課程の正しい捉え方をお伝えしました。

今回は博士における主要な活動である、研究活動についても私見をご紹介します。
研究という活動にも、私が間違って思い込んでしまっていたことが、これまたたくさんありました。この思い込みを早く払拭できていれば、そこまで遠回りしなくても良かったの

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私が思い込んでいた博士後期課程とその現実

私が思い込んでいた博士後期課程とその現実

こんにちは、朝山絵美です。

先日、文科省が「博士人材活躍プラン」と題して、2040年に人口100万人あたりの博士号取得者数を300人超(20年度比で約3倍)にし、世界トップ級に引き上げる目標を掲げたというニュースを耳にしました。さらに、社会人大学院生を増やすために整備を加速化させることも打ち出されています。主には夜間対応や短期プログラムなどのハード面の対応に言及されていました。

私はイチ社会人

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MFA(美大修士)を修了した私が博士に進学したワケ

MFA(美大修士)を修了した私が博士に進学したワケ

武蔵野美術大学の大学院の修士課程を修了し、博士後期課程に進学しました。現在D3、博士3年目です。

まずは一般的な定義ですが、大学院における「博士課程」の中には、「修士課程(博士前期課程)」と「博士後期課程」があります。
前期、後期とあるように、前期2年と後期3年の計5年を経て、学術研究者の卵として歩み、自立して活動を行える研究者としての一歩を踏み出していくことになります。
ただ、社会人学生として

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学び直しに大学院を選ぶということ

学び直しに大学院を選ぶということ

美大の大学院に通い始め、社会人美大生歴はもう5年になります。昨今注目を浴びているMFA(Master of Fine Arts)、アートのスキルを学べる場所です。
社会人歴15年前後のタイミングで大学院に入学し、修士課程で2年学び、現在博士後期課程の3年目になりました。

ここに来てようやく、アカデミックな領域のイロハがわかってきたように思います。学び直しを考え始めている皆さんや大学院への入学を視

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