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あまねく紡ぐ次代の民藝=「萬画(ミリオンアート)」の世界

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2024年3月の記事一覧

葬送のフリーレンを大人の目線で語る

葬送のフリーレンを大人の目線で語る

アニメ『葬送のフリーレン』のシーズン1(全28話)が終わりました。
大人ゴコロに突き刺さる作品として、最後まで視聴したのですが・・・

フリーレン関連のメディア記事があまりに低次元で頭を抱えています。
ネット民の声を紹介するという、職務を放棄した姿勢にも驚かされますが、記事の内容も「圧巻のバトル」とか「神作画」とか、いったいどこを見てるんだ?と言いたくなる幼稚さです。
ネット民の声というのも「フェ

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「ドラゴンボールテーマパーク」は、サウジアラビアのゲームとeスポーツ専門地区「キディヤシティ」の目玉になる模様。

「ドラゴンボールテーマパーク」は、サウジアラビアのゲームとeスポーツ専門地区「キディヤシティ」の目玉になる模様。

これ、日本人としてはどうしても複雑な気持ちになるニュースですよね。

サウジアラビアの「キディヤ(Qiddiya)」というのが、国が進める巨大なプロジェクトの一つらしく、その一環で「キディヤシティ」という遊びに特化した都市が首都リヤドから車で約40分に位置する地区で開発されてるらしいのですが。

ドラゴンボール・テーマパークはその目玉の一つとしてキディヤと東映が開発をすることになるようです。

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ドラゴンボールを集める過程が好きだった

ドラゴンボールを集める過程が好きだった

漫画家の『鳥山明』先生が、界王様の元へ旅立たれた。
あまりに身近な漫画家の一人だっただけに正直ショックが大きい。びっくりしたなんてものじゃない。

ただ、先生はもう修業はしなくても良いだろう。今の子供だけでなく、昔の子供だった人達にもマンガを通して多くの人に希望を与えた。十分な徳も積んだはずだ。自分でも驚くほど下界で修業をされたはずだ。

当時の週刊ジャンプは人気がありすぎて、僕の地域では一人1冊

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【ニッポンの世界史】#32 少女漫画がひろげた世界史の担い手:『ベルサイユのばら』を中心に

【ニッポンの世界史】#32 少女漫画がひろげた世界史の担い手:『ベルサイユのばら』を中心に

 はじめに結論から。

 少女漫画『ベルサイユのばら』が、世界史をコンテンツとして楽しむことのできる広汎な読み手を育て、歴史の関わり手を男性だけでなく女性にひろげる役割を果たした。

 今回ここで述べるのは、たったそれだけです。

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歴史を物語として楽しむカルチャー
 歴史を物語として楽しむ行為自体には、口伝えの伝承や軍記物語など、それこそ長い長い歴史があるわけですが、日本ではとりわけ近世

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【マンガ】主人公の感情が読者に響かない理由とは?

【マンガ】主人公の感情が読者に響かない理由とは?

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新刊出たのでまたのぞいてみてね!