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サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

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科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
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#1000日チャレンジ

0084 AR/VRも軍事で進化する

0084 AR/VRも軍事で進化する

通信やテクノロジー、医療や食料などさまざまな領域は、軍事利用で進化してきたという一面もあります。

AR/VR/MR領域もまた、こういった軍事活用が進んでいるようです。

契約が結ばれた新システムは「Integrated Visual Augmentation System (IVAS)」と呼称されており、先進機材を使用した「致死性の攻撃に対する防御力の向上」「攻撃能力の向上」が目的です。マイクロ

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0079 同時翻訳しながら、ホログラムでプレゼンしてくれる世界

0079 同時翻訳しながら、ホログラムでプレゼンしてくれる世界

これはなかなかシビれるテクノロジーですね。

この技術は話者の実物大のホログラムを投影するだけでなく、ホログラムが話者の言葉を外国語に自動翻訳してスピーチすることができる。さらにホログラム音声も話者の声と同じであるため、いかにも本人が話しているかのような感覚を与えるのだ。

英語を日本語に自動翻訳して、自分のホログラムでプレゼンしている様子がこちら。

これは、全く新しいテクノロジーということでは

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0078 心臓音から個人を特定できる時代に

0078 心臓音から個人を特定できる時代に

以前、顔や静脈認証だけでなく、その人の「服装の特徴」や「足元」などの情報を総合して個人認証の精度を高めているということについてnoteに書きました。

今回は、さらにスマホの行動履歴や心臓音でも個人が特定できるという記事を見つけました。

ライフスタイル認証とは、個人を識別するための知識・所持・身体的特徴に続く第4の手法として、個人の行動データを活用した新しい個人認証技術。2018年8月に、東大と

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0075 くだらなさが世界を変える

0075 くだらなさが世界を変える

これ、ちょっと見てもらえますか。

モバイルコマースでシューズを買うのに、自分にフィットするかバーチャルでフィッティングしてみる。というと聞こえはいいですが、要は切り抜きを当ててみているだけです。

くだらないですね。

でも、このくだらなさこそが技術を普及するポイントなのかなとも思います。

中国ではどんな屋台もQRコードを使っているという話はよく聞きます。

ここで大事なのは、テクノロジーを特

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0071 テクノロジーでカルチャーの解像度が上がる

0071 テクノロジーでカルチャーの解像度が上がる

自分はYouTubeで料理を作る動画を見るのが好きなんですが、最近好きなのがこの人の動画シリーズです。

中国雲南省のYouTuber「滇西小哥」さんです。

詳しくはこの辺りをご参照ください。

他にも同様なジャンルで人気のこんな方も

共通しているのは、自然の中で身近にある素材を使って、シンプルだけどどう見てもこれは美味しそうだよねという料理を作り、家族やまわりの人と楽しそうに食べているところ

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0069 ディープフェイクは不気味の谷を完全に超えた

0069 ディープフェイクは不気味の谷を完全に超えた

これまでもこのnoteで、AIが生み出すフェイク画像や映像、音声などを紹介してきましたが、これはちょっと一線を越えている感じがします。

スタンリー・キューブリックが監督した、ホラー映画の金字塔「シャイニング」。ジャック・ニコルソンの怪演で有名ですが、この狂気に満ちたジャック・ニコルソンの表情をAIがジム・キャリーに置き換えてなお、その迫力を保っています。

若干違うシーンですが、元素材との比較映

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0032 ディープフェイクが不気味の谷を超えた

0032 ディープフェイクが不気味の谷を超えた

「ディープフェイク」とは、AIによるディープラーニングと、フェイクニュースを足して作られた造語なんですが、こちらの進化もかなりなステージに来ているようです。

昨年発表された、このオバマのスピーチのビデオで「ディープフェイク」という言葉が語られるようになってきました。

この手のディープフェイクを世に知らしめたのが、コメディアンであり映画監督でもあるJordan Peele氏だ。1年ほど前、Bar

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0041 未来はデジタルツインだったんだ

0041 未来はデジタルツインだったんだ

WIREDの最新号を読んでいて、最近もやもやと考えていたことは「デジタルツイン」というコンセプトのことなんだと理解できました。

ケヴィン・ケリーが構想するミラーワールドは、まさにポストモビリティを鏡の反対側から眺めた世界だ(そういえば昨夏に彼が、「いま、大きなテーマでひとつ書いてる」と言っていたっけ)。未来のポストモビリティ社会とは一方で、クルマやロボットに搭載されたカメラやセンサーによって現実

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0034 電動アシストの気持ちよさは、体感しないと分からない

0034 電動アシストの気持ちよさは、体感しないと分からない

最近、よく電動アシスト付きの自転車を街で見かけるようになってきました。朝、子供を学校に連れて行ったり、通勤したりするだけでなく、Uber Eatsなどのデリバリーで使っていたりする姿をよく見ます。

確かにデータを見ていくと、電動アシスト自転車の販売台数は増加しているようです。

Gfkジャパン調べ

ちなみに、自転車全体で見てみると、実際には電動アシスト車よりスポーツ車の方が伸びているんですね。

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0010 人間からCGへの逆襲が始まる

0010 人間からCGへの逆襲が始まる

最近のハリウッドムービーを見ていると、「え、ここもCGなんだ。。」と驚くことが多いですね。例えばこんな感じです。

そして、割と何でもCGで表現できる今だからこそ、逆に人間の肉体の持つ「凄み」みたいなものが注目されてきているのではないでしょうか。

こちらをご覧ください。

これは、セネガルでクンポ(?)を祝うために踊っているらしいです。最初このビデオを見た時には「え、CG!?」と思ったのですが、

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0007 IoT、すべてがスクリーンになる時代へ

0007 IoT、すべてがスクリーンになる時代へ

IoT(Internet of Things)はすべてのものがインターネットにつながる、そんな時代のことですが、あわせていろんなものがスクリーンになる時代も来ています。

これなんて、綺麗ですよね。水蒸気にLEDライトを当てているだけないんですが、表現力が素晴らしいです。

昔から「霧」をスクリーンにする手法は「ミストスクリーン」「フォグスクリーン」などと呼ばれ、イベントなどでは一般化してきていま

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0002 遅いインターネット、遅い映画、遅い都市

0002 遅いインターネット、遅い映画、遅い都市

最近、「遅い」がキーワードとなっているようです。

背景としては、情報が爆発するようなペースで増えていく毎日の中で、少しスローダウンしてゆっくりとそしてしっかりと生活を見直していこうという流れがあります。

思い起こせば、かつて「スローフード」の大きなムーブメントがありました。

スローフード(英: slow food)は、1986年にイタリアのカルロ・ペトリーニ(イタリア語版)によって提唱された

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0006 IoTもプラットフォームをめぐる争いへ

0006 IoTもプラットフォームをめぐる争いへ

今年のGoogle I/Oもさまざまなニュースがありました。ダイジェストはこちらが見やすいですね。

この中で僕が一番興味があったのが、これまで「Home Hub」と呼ばれていた「Nest Hub」です。

Nest Cam同様にホームカメラとして機能する他、「Google Duo」でのビデオチャットもできる(相手はGoogle DuoをインストールしたスマートフォンでもPCでも可)。
また、声を

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