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弱くあれ!バカであれ! 2023年のキーワード 【 無為自然 】 老荘の思想 〜 マンガ老荘の思想 〜

「 強くなりなさい。」

「 馬鹿にされないようにしなさい。」


そう言われて育てられてきました。

学校でも、会社でも

弱く見られないように

馬鹿にされないように


そうやってずっとまわりとつきあってきました。

そんな私はいま

弱く見られたい!

馬鹿にされながら生きていきたい!


そんな風に思っています。

自然に逆らわず、誰よりも下にいて

そして誰よりもでかい。

そんな雑草のようで、海のような
へんてこな人間でありたい
と思っているのです。


あけましておめでとうございます!
ボランティアYouTuberのイタチです(^^)
本年もよろしくお願いいたします✨

2023年がみなさまにとって素敵な1年となるようお祈りしております!

このブロクでは人生の考え方、悩みなどについて
本や私の経験から書かせてもらっております。
少しでも楽しんでいただけたら幸せです(^^)


さて、みなさんは

強い人間に見られたいですか?
弱い人間に見られたいですか?


「はぁ?強いほうがいいに決まってるじゃない!なに言ってんの?」


と言われる方もいらっしゃると思いますが
私は断然

弱い人間


に見られたいです。

ですが、
少し前までは私も強い人間に見られたいと思っていました。

しかし、そうやって生きていっても

うまくはいかないな…


むしろ
そんな生き方をしてたら
そりゃあ、

うまくいくわけないわな!


ということに気づくことができました。

それに気づかせてくれた本が
コチラ

『 マンガ 老荘の思想 』 蔡 志忠 著


これは中国の思想家、老子・荘子の思想をもととした道教
の教えをマンガでわかりやすく解説した本になります。

私は道教のことをコチラの動画ではじめて知りました。

https://www.youtube.com/watch?v=AgYe1cj1gSE

道教のことを人気YouTuberオリエンタルラジオの中田敦彦さんが
わかりやすく解説しています。

このタイトルからもわかるように
道教とは

「 徳を積んで立派な人間になりなさい」


という儒教の教えに対して

「 立派な人間になんかなるな!

何もしなくていい!そのままでいろ!」


と儒教の教えを無効化する教えになります。

まさに愚者
タロットカードで言うところの『 THE FOOL 』です。

いいですね〜♫
私はタロットカードの中でこのTHE FOOLが1番好きです!

何も持たず何にも縛られない
自由な生き方 素晴らしい!


でも

「立派な人間になることはそれはそれで幸せなのでは?
本当に何もしなくていいの?そんなのただの怠け者じゃん。
そんな生活って不安じゃないの?そんなんで本当に幸せって言えるの??」


そう思われる方も多いと思います。

しかし、この本を読み進めていくうちに

「 立派な人になんてならなくていいんだ!
むしろ、バカにされて生きよう!それが正解だ!」


と思うようになります。

そんなちょっと不思議な愚者の哲学
【 道教 】の教えから
人生のヒントを得たいと思います。

どうか最後までよろしくお願いします(^^)♫

それでは今回の目次です。

目次
1.道教とはつまり【 無為自然 】
2.役に立つな!【無用の用】
3.道教的【リーダー論】- いいリーダーはみんなこうしてる! -
4.恐い人にはこう接しろ!
5.道教はミニマリスト⁉
まとめ
柔よく剛を制す


それでは早速、

1.道教とはつまり【 無為自然 】


道教で一貫して言っているのがこの【 無為自然 】
つまり、「何もすんな。自然でいろ。」
ということです。

自然に抗おうとするから失敗する。
そんなことしなくても
生き残れるし、なんなら立派な統治者になることだってできる。

この自然というのがキーワードです。
老子、荘子は自然の中からインスピレーションを得て
道教の教えを導き出しました。

とはいっても、

「本当に??」

と思ってしまいますよね?

でも、確かにこの自然の摂理というのは
とても大きな意味、力を持っているのです。

それをこれから先の項目でお伝えしていきます。

それでは次、

2.役に立つな!【無用の用】


さて、あなたは人から
「使える人間だ。」と思われたいですか?
それとも
「使えない人間だ。」と思われたいですか?

もちろんみなさん前者でしょう。

しかし、
老荘の思想ではこれが間違いなのです。

「役に立つな!」


それが老荘の教えです。

ファンキーすぎますよね^^;

荘子さんはこんな話をします。

「木の寿命の話をしましょう。
太くて立派な木は机や椅子にするためにすぐ切り倒されてしまいます。
しかし、ここに曲がりくねってどうにも使いづらい木があったとしましょう。
この木はなんの役に立つかわからないので切り倒される心配はないのです。
有用な者は立場の高い人や役人にこき使われ、
無用な者のみ生き残るのです。」

この話を聞いたとき私は目からうろこでした。

たしかに
私の経験上、仕事ができて周りや上司から頼られる人は
いつも忙しくしていて疲弊している印象です。

仕事が忙しすぎたり、上司からのプレッシャーによるストレスで
若くして亡くなられた方も見てきました。

しかし、「あの人は仕事ができないから…」と半ばあきらめられている人は
のうのうと仕事を続けているイメージがあります。

私が会社で働いていたときは、
できる人ほどやめていった印象があります。

これを【無用の用】と言います。

しかし、それでいいんでしょうか??

私は会社にいた頃、そんな人たちを見て

「この人たちは何が楽しくて仕事をしているんだろうか?」

と思っていたことがあります。

私はそんな人たちを有用にしようと、
様々なアドバイスや勉強会を行ったこともありました。

しかし、いまとなってはそれが
よけいなお世話だったことに気づきました。

それに気づいたのが、次!

3.道教的【リーダー論】- いいリーダーはみんなこうしてる! -


前の項目で、無用の用という話をしましたが
リーダー論に関しても同じことが言えるようです。

荘子さんはこう言います。

「いい政治とはすべてを人民にまかせきりにしていることだ。
そうすれば最大の利益がもたらされる。
そして、人民はその業績に気づかず自然にそうなったと思っている。
人民は統治者の顔も知らない。」

これも目からウロコ、っていうか
信じられない教えですよね。

理想のリーダーというと、
「一番尊敬できて、一番働いている。強いリーダー!」
というイメージですが
荘子さんは

「それじゃダメだ。」


と一蹴してしまうのです。

驚きですよね^^;

でも、私ははじめてこれを聞いたとき
ちょっとわかるような気もしました。

「どうにかしないと。。。」と焦ってあれこれやっているときほど
トラブルが起きてしまったりするもんです。
逆に「どうにかなる」
と楽観的に考えていると、誰かが解決してくれて
どうにかなったりするものです。

荘子さんはこうも言います。

「世の中に金が多くなるほど人民の暮らしは貧困に陥る。
政府の権謀が多くなるほど国が混乱に陥り、統治者の技巧が多くなるほど
邪悪なことがどんどん発生する。
法令が厳しくなるほどかえって盗賊が増加する。
無為であれば、人民は自ら育ち、動かずにいれば、人民は自然に軌道にのる。

かきまわさなければ、人民はひとりでに富んでくるし、貪欲でなければ、
人民もおのずと素朴になる。

これは自然の摂理のようです。

そんなリーダーの姿勢を自然に例えたこんな話もあります。

【川の王者】
海が幾千もの川の王者となり得るのは川よりも低い所にいるからである。
聖人は人民の導き手になるとき、彼らに対して低い姿勢を保ち、
自己の利益を人民のあとに置く。
統治者が権力を握り、それを振りかざすと人民はその負担に耐えられなくなる。
だからなるべく人民に負担をかけないよう統治しなければならない。


この話はちょっと「なるほど」と思いますよね!

リーダーのあるべき姿を自然から見出したすばらしいお話だと思います。

リーダーに置いても " 無為自然 ” があるべき姿のようですね。

では、リーダー以外の人はどうしたらいいのでしょうか??

それでは、次!

4.恐い人にはこう接しろ!


会社や職場にいると苦手な人っていますよね^^;

怒りっぽい人だったり、嫌味ばっかり言う人だったり…

そんな人にみなさんはどう接してますか??

私は

逃げます笑


昔は「わかりあえるはず!」と戦っていたりしたのですが、
お互いに体力を消耗するだけなのでやめました^^;

今はただ相手に合わせて
調子よく笑ってやり過ごします^^;

結局、他人を変えることはできないんですよね。。。

でも、道教的に言うとこれは

半分正解


のようです。

こんなエピソードがあります。

【蟷螂(かまきり)の斧】
かまきりは誰かれ構わず威嚇する。それが自分より大きな車であっても。
身の程をわきまえていないのだ。
しかし、そんなことをしても勝てない敵には勝てない。

相手をどうにかしたいと思ったら、相手にうまく調子を合わせる。
相手がいいかげんならいいかげんに振る舞う。
自分の長所でもって相手を圧倒するのは危険なのである。

本当にその通りだなと思います。

昔、職場で問題のある人がいたら
「自分の方が正しい!みんなそう言ってるし!」
と正当性を主張して相手をどうにかしようとしていましたが、
そんなことをやっても仕方ないんですよね。

自然に身を任せ、相手に合わせていくことが大事のようです。

それでは次!

5.道教はミニマリスト⁉


このタイトルにびっくりされた方もいらっしゃるかもしれません。

道教は実は今流行りの【ミニマリスト】の先駆けだったのです⁉

老荘にはこんな言葉があります。

【 「学」を求める者は日一日と増やしていく。
「道」を求める者は、日一日と減らしていく。 】


まさにミニマリスト!
ミニマリストの真髄は物を捨てることではありません。
欲望や執着、無駄な反応などを減らしていくことにあります!!

私のブログに反応や執着について書いた記事があります!
コチラも読んでいただけると幸せです(^^)

今流行りの考え方をずっと昔の思想家がしていたなんて…
なんか感慨深いですよね。

それでは最後!

まとめ
柔よく剛を制す


ここまで道教の教えについて書かせてもらってきましたが
結局のところ
「柔よく剛を制す」
という言葉が道教を語る上で一番イメージしやすいかな
と思いました。

無理に相手をどうこうしようとするんじゃなく、
相手の力を利用しながら無理のない解決策を導く。

道教はいまの時代の価値観とは真逆の教えが多いので
「本当に?」と疑いたくなってしまいますが、

実はとってもやさしくて真実に近い教えなんじゃないかな

と私は思っています。

2023年は真実が露呈しはじめる年です。
いままで隠されていたものが明らかになり、
新しい価値観がどんどん生まれていきます。

そんなとき、
強がって慣れた場所から動かないでいるよりも
弱く見られることで流れのままにどんなところにでも行ける方が
これからの時代には合っているんじゃないかな
と私は感じています。

みなさんも
道教の考え方を少しだけでも生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

いかがでしたでしょうか?

このブログではこのような人生の考え方や悩みについて
本や私の経験から書かせてもらっております。
少しでもお楽しみいただけたら幸せです(^^)

他にも、
ボランティア・募金を広めるYou Tubeや絵本の紹介動画、
エッセイなどがございますので
ご覧いただけると幸いです。

【 ボランティYouTuberイタチのコンテンツ 】


また、最近新曲がリリースされました!
HIPHOPですがとてもゆったりしていてChillな曲となっております。
聴いていただけたら幸せです(^^)

Apple musicでも視聴できます!


最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)

それでは!

『 いつだって答えはSimple!! 』


ばいばい(^^)♬


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