「いしや~~き~いも~~~おいも~~~~」 黄昏の集合団地の中に、初老の男性の声が響く。 ノスタルジックと言えば聞こえは良いが、時代に取り残され、コンビニは車で…
一体、どこで選択を誤ってしまったのだろうか。 それまでも、そしてこの先も、未来永劫続くものと勝手に思っていた幸せな人生は、 彼女の一言によって脆くも崩れ去ってしま…
初めまして。山海華映です。(名前変えたので2024/1/9再編集) 写真を撮りながら、その写真に沿った小説を書きたい人間です。 今日は忘年会終わりで頭が働かないのでこんな…
山海華映
2019年12月22日 18:03
「いしや~~き~いも~~~おいも~~~~」黄昏の集合団地の中に、初老の男性の声が響く。ノスタルジックと言えば聞こえは良いが、時代に取り残され、コンビニは車で行けば何分、などという具合の田舎である。夕方の時間帯でも公園に子供達の姿はない。建ち並ぶ五階建ての公営アパートには、スーパーと病院に通うのが趣味の、定年を過ぎた老夫婦ばかりが住んでいるらしい。そんな彼らが石焼き芋の声に反応するはずもな
2019年12月21日 14:04
一体、どこで選択を誤ってしまったのだろうか。それまでも、そしてこの先も、未来永劫続くものと勝手に思っていた幸せな人生は、彼女の一言によって脆くも崩れ去ってしまった。「貴方、自分にも私にも甘すぎるのよ」自覚はあったが、改めて言われると言葉を失う。返すべき言葉を探しているうちに「別れましょう」の追い討ちに遭う。引き留めたところで変わらないだろうと「そうですか、分かりました」の言葉を聞き届
2019年12月20日 01:17
初めまして。山海華映です。(名前変えたので2024/1/9再編集)写真を撮りながら、その写真に沿った小説を書きたい人間です。今日は忘年会終わりで頭が働かないのでこんな感じで。